CAST相関図・キャスト
仲井戸豪太(なかいど・ごうた)/ 36
桐谷健太
神奈川県警横浜桜木警察署刑事課の刑事。大阪出身。私立高校の体育教師として8年勤めた後、警察官に転職。36歳にして、交番勤務から念願の刑事に昇格した。情に厚く、一度走り出したら止まらない男。もともと“ええかっこしい”なのだが、刑事になってやたら張り切っている。「悪い犯人を逮捕して被害者に感謝されること」が何よりの喜び。腕っぷしや運動神経には自信があるが、勉強は苦手で、今の時代に重視されるコンプライアンス意識も薄い。正義に対する考え方も市民感覚の方が強く、警察組織の矛盾にも物申してしまうことが多い。刑事としても組織人としても青二才。妹の仲井戸みなみが立会事務官としてサポートする検事・真島修平の“上から目線”にもついカチンと来てしまう。
真島修平(ましま・しゅうへい)/ 32
東出昌大
横浜地方検察庁みなと支部の検事。東京大学法学部・法科大学院を卒業し、司法試験に合格した超エリートで、選民意識が強く、プライドも高い。だが、頭が良すぎて逆にズレている部分があり、検事としてもまだまだ半人前…。検事の職に就いて5年になるが、未だ大きな事件を担当させてもらえず、内心焦っている。「犯罪者を裁くための一番の社会正義は、起訴すること。そのために証拠を集める刑事は、検事の“駒”である」というのが持論。ゆえに、手ぬるい証拠集めをした刑事には徹底的にやり直しをさせ、公判では被疑者を完膚なきまでに追い詰める。だが、自らが好意を寄せる立会事務官・仲井戸みなみの兄でもある刑事・仲井戸豪太と関わることで、ペースがどんどん乱され…!?
仲井戸みなみ(なかいど・みなみ)/ 33
比嘉愛未
横浜地方検察庁みなと支部の立会事務官。真島修平検事をサポートしている。事件関係者の心情や立場を的確に把握しており、時には修平にも対等に意見を唱える勝気な一面もある。修平のことを優秀な検事だとは思っているが、融通の利かなさや、クールを気取っているところなどには内心苦笑している。兄・仲井戸豪太と上司の修平という正反対な二人に挟まれ、気の休まることがない。独身で、恋人とは別れたばかり。修平が自分を好きなのは分かっているが、男として意識することは今のところ、ない。部屋に転がり込んで同居し始めた豪太の、無神経なふるまいに閉口している。
目黒元気(めぐろ・げんき)/ 28
磯村勇斗
神奈川県警横浜桜木警察署刑事課の刑事。仲井戸豪太とバディを組むことが多い。大学を卒業して警察官になり、3年目には昇進試験に合格して刑事になった。人当たりと要領、さらにノリもよく、上司にかわいがられるキャラ。安定した将来を手に入れるため、出世を第一に考えており、「ミスをせず堅実に職務をまっとうする」が信条。だが、体育会系で何かと暴走しがちな豪太に振り回され…!?
毛利ひかる(もうり・ひかる)/ 26
今田美桜
神奈川県警横浜桜木警察署刑事課の刑事。高校卒業後、警察官になる。サバサバしていて、刑事らしからぬ愛嬌もある性格だが、犯罪者に対しては人が変わったように強面になる。周囲のちょっとおバカなやりとりに対して絶妙にツッコむ一方、ベテラン刑事の愚痴の聞き役にもなれる、貴重な紅一点。いわゆる枯れ専で、仲井戸豪太たちには“男の魅力”をあまり感じていない。
日下直樹(くさか・なおき)/ 31
渋谷謙人
横浜地方検察庁みなと支部の検事。東大在学中に司法試験に合格したエリート。警察を検察より下に見ているのは真島修平と同じだが、自分の方が優秀だと自負。修平にライバル心をむき出しにする。支部長・樫村武男の評価にいつもおびえている。
森岡奈緒子(もりおか・なおこ)/ 26
奥山かずさ
横浜地方検察庁みなと支部、日下直樹検事の立会事務官。仲井戸みなみの後輩事務官で、女子トークが大好き。エリート意識満載の滑稽な検事たちを観察しては、みなみに検事たちの噂を報告する。屈託のない明るい女性。
大野純(おおの・じゅん)/ 26
ぎぃ子
「OKAZU-YA」で働く看板娘。しっかり者でときに修平やみなみと恋バナをしたり相談事にのったりすることも。
多胡永吉(たご・えいきち)/ 48
矢柴俊博
神奈川県警横浜桜木警察署刑事課の係長。中間管理職としてコンプライアンスの徹底を、常に気にしている。検事にもことさら気を使うため、仲井戸豪太が暴走しないか…と、いつもヒヤヒヤしている。
桂二郎(かつら・じろう)/ 55
菅原大吉
神奈川県警横浜桜木警察署刑事課の刑事。出世は望まない現場主義のベテラン。泰然自若としていて、後輩たちの成長を願っている。普段は優しく、仲井戸豪太のことも温かく見守るが、時には厳しく叱ることもある。
持丸栄(もちまる・さかえ)/ 55
峯村リエ
横浜地方検察庁みなと支部のベテラン女性検事。非常に優秀かつ厳しい検事。若手の育て方にも精通している。樫村武男支部長も彼女には本音を語ることも多い。
亀ヶ谷徹(かめがや・とおる)/ 30
西村元貴
横浜地方検察庁みなと支部、持丸栄検事の立会事務官。厳しい持丸をアシストするプレッシャーとストレスで疲弊しつつも、持ち前の粘り強さで乗り切っている。
宮沢かほり(みやざわ・かほり)/ 50
奥貫薫
真島修平や仲井戸みなみがよく通う飲食店「OKAZU-YA」の女将。みなみの紹介で、仲井戸豪太も彼女の店の常連になる。実は元裁判官で、彼らにとっては良き相談相手。冷静さと人情味を併せ持つ素敵な女性。
樫村武男(かしむら・たけお)/ 53
柳葉敏郎
横浜地方検察庁みなと支部の部長検事。真島修平の上司。かつて東京地検特捜部の鬼検事と呼ばれた男。強面で厳しく、未熟な修平にはなかなか重犯罪を任せない。「検事は被疑者の心を開かせるのが仕事なのだから、人間的な魅力がなくてはならない」というのが持論。修平はまだまだ青いと思う一方、潜在能力は密かに感じている。桜木署署長・大貫誠一郎とは旧知の間柄で、将棋を指しながらお互いを探り合う仲である。
大貫誠一郎(おおぬき・せいいちろう)/ 60
風間杜夫
神奈川県警横浜桜木警察署の署長。仲井戸豪太の理解者。豪太のように情熱的な刑事が署には必要だと考え、未熟な部分を大きな心で見守っている。温厚なたたずまいだが、時折発するベテランの意味深長な一言が、豪太たちを助けることも…。横浜地方検察庁みなと支部の部長検事・樫村武男とは旧知の仲。検察の樫村を立ててはいるが、警察には“警察にしかできない”ことがあり、その立場は検察と同等だと考えている。