世界貿易機関(WTO)は10日、職員1人が新型コロナウイルスに感染したことが判明したため、11~20日に予定されていた会議を全て中止すると発表した。

18、20両日に設定されていた日本の貿易政策を審査する会合も、影響を受けることになった。

スイス西部ジュネーブにあるWTO本部では、各国代表が集まる会議が日常的に開催されている。アゼベド事務局長は「事務局職員と加盟国代表の健康への影響を考慮し、前代未聞の措置を取ることにした」と述べた。(共同)