噴霧乾燥機を中国に不正輸出疑い軍事転用が可能、社長ら逮捕
生物兵器の製造に転用が可能な噴霧乾燥装置を中国に不正輸出したとして、警視庁公安部は11日、外為法(無許可輸出)違反の疑いで機械製造会社「大川原化工機」(横浜市都筑区)社長、大川原正明容疑者(70)=横浜市栄区=ら3人を逮捕した。
他2人は同社顧問相嶋静夫容疑者(71)=静岡県富士宮市=と役員島田順司容疑者(66)=神奈川県茅ケ崎市。
逮捕容疑は共謀し、2016年6月2日、輸出規制の対象と知りながら、経済産業相の許可を得ずに噴霧乾燥装置を輸出した疑い。