NEWS / HEADLINE - 2020.3.11

臨時休館中の東京都写真美術館、展示風景をYouTubeで公開。学芸員による解説も

新型コロナウイルスの影響で臨時休館している東京都写真美術館が、本来であれば開催されている2つの展覧会の様子を動画で公開した。

YouTubeより

 3月3日、新型コロナウイルスの影響で臨時休館している東京国立博物館が、特集展示「おひなさまと日本の人形」の展示風景をYouTubeで公開し、話題を呼んだ。

 これに続くように、展示風景をYouTubeで公開したのは東京都写真美術館だ。同館は、本来であれば3月3日から「日本初期写真史 関東編」と「写真とファッション」の2展覧会を同時にスタートさせるはずだった。しかしながら、多くの美術館同様、新型コロナウイルスの影響で臨時休館となり、いまだ展覧会は誰の目にも触れていない。

 そこで同館では、2つの展覧会をYouTubeで公開した。幕末明治期における関東地方の写真文化をひもとく「日本初期写真史 関東編」では、7本もの動画を一挙公開。担当学芸員・三井圭司による展示解説をじっくり楽しみたい。

 また、1990年代以降の写真とファッションの関係性を探る「写真とファッション」では、無音ではあるものの展示風景を紹介。その様子を垣間見ることができる。

 東京都写真美術館は「#本物に触れてほしい」というハッシュタグとともにこの動画をツイート。状況が予断を許さないなか、同館の展示再開へ向けた想いが伝わってくるようだ。

NEWS / HEADLINE - 2020.3.11

北アルプス国際芸術祭2020が開催延期を発表。新型コロナウイルスの影響により

今年5月31日からの開催が予定されていた芸術祭「北アルプス国際芸術祭2020」の開催延期が発表された。新型コロナウイルスの影響。

 

メインビジュアル

 2020年5月31日~7月19日の開催を予定していた「北アルプス国際芸術祭2020」が、新型コロナウイルスの影響により、開催延期を発表している。

 同芸術祭は、長野県の北西部に位置する大町市を舞台に、2017年に初開催。2回目となる今回は目、淺井裕介川俣正など約35組のアーティストが参加し、デザイナーの皆川明がビジュアル・ディレクターを務めることになっている。

 開催延期の理由について、北アルプス国際芸術祭実行委員会は以下のように発表。「新型コロナウイルス感染症に伴う感染拡大の状況等に鑑み、慎重に検討した結果、市民及び来場者、関係者等の安全、安心を確保すること、そして感染拡大を防止することが重要であると判断し、開催を延期することとしました」。

 延期後の会期については「政府および関係機関等の動向や事態の終息へ向けた状況などを注視し、慎重かつ適切に判断」としており、3月11日現在のところ未定。

 なお、すでに販売を開始している作品鑑賞パスポート引換券購入者のうち、希望者には払い戻し等の対応を行う。詳細は公式ウェブサイトをチェックしてほしい。