およそ1億円相当の金塊を申告せずに輸入し1100万円あまりを脱税しようとしたとして韓国籍の男が関税法違反などの疑いで逮捕されました。

関税法違反や消費税法違反などの疑いで逮捕されたのは住所・職業不詳で韓国籍のキム・ソンミン容疑者41歳です。

警察によりますとキム容疑者は去年11月、ほかの共犯2人と共謀して香港国際空港から那覇空港に向かう飛行機でおよそ1億円相当の金塊21・9キログラムを不正に輸入し消費税と地方消費税、合わせて1100万円あまりを免れようとした疑いが持たれています。

金塊は加工され飛行機の座席シートの鉄パイプ内に隠されていてこれを沖縄地区税関の職員が発見したということです。

警察が行方を追っていたところ、8日に成田空港から韓国に帰国しようとしていたキム容疑者を入国管理事務所が発見し逮捕にいたったもので、キム容疑者は「持ち込んだことは間違いありません」と容疑を認めていますが共犯2人は現在も逃走中です。