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あらかると【新聞わーくシート】 珍しい昆虫 飼育始まる石川県白山市(けんはくさんし)の県ふれあい昆虫館(こんちゅうかん)に、珍(めずら)しい昆虫がやってきました。記事(きじ)を読(よ)んで、問題(もんだい)にチャレンジしましょう。 【参考(さんこう)の記事(きじ)】
石川県白山市(けんはくさんし)の県(けん)ふれあい昆虫館(こんちゅうかん)は(十一月)十六日、世界最大(せかいさいだい)のゲンゴロウ「オウサマゲンゴロウモドキ」の生体(せいたい)の常設展示(じょうせつてんじ)を始(はじ)めた。欧州北部原産(おうしゅうほくぶげんさん)の絶滅(ぜつめつ)が危惧(きぐ)されている希少種(きしょうしゅ)で、ラトビア政府(せいふ)の許可(きょか)を得(え)て輸入(ゆにゅう)された。生体展示は国内(こくない)では初(はじ)めてといい、繁殖(はんしょく)の研究(けんきゅう)などに取(と)り組(く)む。 オウサマゲンゴロウモドキはゲンゴロウ科(か)ゲンゴロウモドキ属(ぞく)の水生昆虫で、体長(たいちょう)三六~四四ミリ。雄(おす)は濃緑色(こみどりいろ)のつやつやした羽(はね)を持(も)ち、雌(めす)の羽には表面(ひょうめん)に凹凸(おうとつ)がある。ラトビアやスウェーデンなど欧州北部の大きな沼(ぬま)に生息(せいそく)し、昆虫や魚(さかな)を食(た)べている。一九八〇年代以降(ねんだいいこう)、宅地化(たくちか)の影響(えいきょう)を受(う)け生息数(すう)が減少(げんしょう)している。 今回(こんかい)、輸入されたのはすべて成虫(せいちゅう)の三十匹(ぴき)。種の保存(ほぞん)に向(む)けた研究のため、日本とラトビアの研究者(しゃ)が協議(きょうぎ)し初輸入された。うち八匹(雄雌各(かく)四匹)を同館(どうかん)が、残(のこ)りは山梨(やまなし)県北杜(ほくと)市の昆虫館と福島(ふくしま)県猪苗代(いなわしろ)町の水族館(すいぞくかん)が飼育(しいく)する。 県ふれあい昆虫館は、二〇一六年に京都府(きょうとふ)などに生息する日本固有(こゆう)種のコセスジゲンゴロウの繁殖に世界で初めて成功(せいこう)していることなどが評価(ひょうか)され、飼育を担当(たんとう)することになった。 今後(こんご)は繁殖の研究とともに、幼虫(ようちゅう)に与(あた)える人工飼料(じんこうしりょう)の開発(かいはつ)や生態(せいたい)の解明(かいめい)に取り組む。水生昆虫に詳(くわ)しい同館学芸員(がくげいいん)の渡部晃平(わたなべこうへい)さん(33)は「オウサマゲンゴロウモドキを展示するのが夢(ゆめ)で、成田空港(なりたくうこう)に受け取りに向かう前夜(ぜんや)は興奮(こうふん)で眠(ねむ)れなかった。安定(あんてい)した繁殖ができるようにしたい」と話(はな)していた。 ~小学校中学年以上(いじょう)~石川県(けん)ふれあい昆虫館(こんちゅうかん)の取(と)り組(く)みを通(とお)して、生物多様性(せいぶつたようせい)を守(まも)る地元(じもと)の努力(どりょく)について知(し)ろう。 【解答(かいとう)】基本問題(きほんもんだい)(1)a (2)[コセスジゲンゴロウ] (3)c ▽発展(はってん)問題(1)[種(しゅ)の保存(ほぞん)に向(む)けた研究(けんきゅう)のため] (2)[4匹(ひき)] ▽12月1日の発展問題(2)の答(こた)えは(a)エジプト(b)ギリシア・ローマです。 【発展問題(はってんもんだい)】(3)は答(こた)えを募集(ぼしゅう)します。はがきに住所(じゅうしょ)、氏名(しめい)、郵便番号(ゆうびんばんごう)、学校、学年、電話(でんわ)番号、掲載日(けいさいび)を書(か)き、〒920 8573(住所不要(ふよう)) 北陸(ほくりく)中日新聞報道部NIE係(ほうどうぶエヌアイイーがかり)に送(おく)ってください。締(し)め切(き)りは12月14日必着(ひっちゃく)。正解者(せいかいしゃ)の中から2人に図書(としょ)カードを差(さ)し上げます。 ◇監修(かんしゅう) 松坂浩一郎〈まつざかこういちろう・NIE(エヌアイイー)コーディネーター〉 ◇掲載(けいさい) 11月17日 「かが白山面(はくさんめん)」
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