セカンドオピニオン
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皆さまこんばんは😊
備忘録も半分以上が書き終わりました。
ブログ初心者の私の、拙いブログに毎日沢山のアクセス、コメントをありがとうございます。
いつもコメントを楽しみに読ませていただいております。
さて、今回は備忘録に書き忘れていた、セカンドオピニオンに行った時の話を書こうと思います。
同じ病気で治療している方の参考になればと思い書く事にしました。
ちょうど化学療法が始まって、初回投与の際に、化学療法室の看護師さんにセカンドオピニオンには行かないのか?と聞かれました。
また、別のタイミングで抗がん剤の説明をしてくれた薬剤師さんからも同じような事を聞かれました。
うーん、もともと正直あまりセカンドオピニオンに行く気はなかったのですが、、
僕が妻の病状を充分理解していることと、主治医の見解が信頼するに足ること、がセカンドオピニオンに消極的だった理由です。
しかし、2人からも同じようなことを聞かれると、行った方がいいのかな?という気になってきます。
僕は正直に、主治医の産婦人科医(若い女医さんが転勤になるとの事で、のちに主治医になる大ベテラン男性医師に相談しました)に相談しました。
セカンドオピニオンというと、主治医を信頼していないように思われそうだったので、“先生の事は信頼していて、これからも治療をお願いしたいのですが、看護師さんと薬剤師さんからセカンドオピニオンを勧められて” と正直に説明しました。
すると、その先生は是非行ってきて下さいと言いました。
そして、4人の候補者をわざわざ顔写真付きでプリントアウトし、一人一人の経歴や性格を話してくれました。
その中で、子宮頚がんに精通しガイドライン作成にも携わった2人の医師のところへ、セカンドオピニオンを聞きに行くことにしました。
抗がん剤初回投与の二週間後、妻の体調の良い時期を狙って休みを取り、予約を取ってもらいました。
1つは兵庫県の病院、もう1つは東京の病院でした。
兵庫県の病院は少し古かったですが、沢山の医師がいるようで、権威がある病院のようでした。
東京の病院は新しくて綺麗で、診察待ちの間も診察室前で待たずにPHSで呼ばれます。
こういう心配りは有難いですね。
是非私の病院でも採用してもらいたいシステムです。
わざわざ遠くまで仕事を休んで来たのに、嫌な事を言われたら辛いな、なんて思いながら、妻には旅行気分で行こうよと言っていました。
妻も意外と小心者なのか、りゅうちゃんが先生としゃべってね、なんて言っていました。
2つの病院で言われたこと、それは、自分の病院で言われたこととほとんど変わりませんでした。
子宮頸部腺癌で、頸部と体部の境目にできて、体部の方に進展したので非常に見つけづらかったのだろう、非常に珍しいケースだと、いずれの医師も少し驚いていました。
治療方針は、腹膜播種がある時点で化学療法が第一選択、これは私も充分分かっていたことですし、使う薬剤もTC-BVで異論はなさそうです。
なんだ、やっぱりそうだよな、と正直思いました。
しかし、逆に考えると、今の主治医の治療、私の考えは大きく間違っていない事を再認識しました。
セカンドオピニオン外来では、充分な時間を取るように予約されているのか、30分くらいは話をしていたと思います。
ゆっくりと質問をすることもできました。
そして、2人の医師とも、患者の気持ちを受け止め、充分理解できるよう一生懸命説明してくれ、最後には治療頑張って下さい、と労いの言葉までかけてくれました。
患者、家族になって気づきましたが、病院にかかるというのは患者さんにとっては一大決心です。
そこで優しい言葉をかけてもらえるのは本当に嬉しいものです。
それから、僕も出来るだけ患者さんには労いの言葉をかけるように心がけています。
もし、時間に余裕があるならばセカンドオピニオン、受けてもいいと思います。
自分の病状を正確に把握していて、もし治る可能性が低いような場合でも、完全に主治医を信頼して治療を任せられるのなら行く必要はないかもしれません。
しかし、もし、自分の病状がいまいち理解できていない、主治医の意見に疑問がある、治療方針に疑問がある、など、少しでも気になることがあるのならば、セカンドオピニオンを受けるべきでしょう。
それが治療に直結はしなくても他の人の意見を聞くのは大事です。
そういう意味で看護師さんや薬剤師さんは勧めてくれていたのかもしれません。
セカンドオピニオンを受ける相手は、その病気に精通した人を選ぶべきです。
そうでなければ混乱するだけになるかもしれません。
どこに行けばいいのか分からない時には主治医に相談しましょう。
今回のブログ、当たり前の事を書いたかもしれませんが、これが、私がセカンドオピニオンを聞きに行った感想です。
兵庫と東京、いずれも診察が終わってめいっぱい観光と食事を楽しんで帰りましたとさ。
ただでは帰らんぞ!なんて思いながら笑
診察が終わって開放感でいっぱいなんです