後ろから撃つ男、石破茂氏。そこまで撃ちたいなら自民党を離党して、正面から撃てばよいのに!
桜を見る会で、鼻息が荒い野党各党。しかし、蓋を開けてみれば、野党の調査能力のなさと国民に対する不誠実さが浮き彫りになっただけであった。毎度のことながら、振り上げた拳をどのように降ろすのか注目だ。そして大好きな説明責任を是非遂行していただきたい。
一方、自民党にも変わった議員がいる。自民党に所属しながら、そんな野党と手を組もうとする議員がいるのだ。石破茂氏だ。変わっているとかの前に人として不誠実な人物だ。
かねてから「後ろから撃つ男」「裏切りの男」と言われてきた石破氏だが、こともあろうに、立憲民主党の枝野代表と手を組もうというのだ。
自民党を裏切り、枝野代表と手を組む!!!
野党が騒ぎたてた「桜を見る会」。報道番組の司会者に「野党やメディアは、バカなんじゃないか」(参考)とまで言われたこの問題。
野党が騒ぎ立てるだけだったこの問題に、石破氏は、自らの存在感を示したいのか、わざわざ参戦した。
その石破氏は、こともあろうに、この問題について、自民党に所属していながら、立憲民主党の枝野代表と結託した。
立憲民主党の枝野幸男代表と自民党の石破茂元幹事長は16日のBS朝日番組収録で、首相主催の「桜を見る会」をめぐり、安倍晋三首相は国会で説明責任を果たすべきだとの認識で一致した。枝野氏が、桜を見る会に関する一連の疑惑について安倍首相は国会で説明すべきだと強調すると、石破氏も「どの場所が一番ふさわしいのかと言ったら国会に決まっている」と同調した。
なんと枝野代表が言及した「国会での説明責任」に石破氏は同調したのだ。さらに石破氏は、枝野代表に同調するだけでは飽き足らず、総理出席の国会審議に自民党が応じなければ、「自民党が(責任を)問われることになる」とも発言した。自民党に所属しておきながら、この発言。最早呆れ果てるしかない。
その前に自民党の議員として、立憲民主党の蓮舫議員や安住議員に諸々の件で国会での説明を求めるのが筋だろう。つまり脳みそが野党レベルだということだ。
石破氏が言っていることは、野党そのもの。そこまで批判をしたいのならば、いっその事自民党を離党してからするのが筋だろう。
実際、石破氏は、細川政権時に自民党を離党している。
森氏が「私が一番つらかったのは、細川護煕連立政権ができ、下野した際の幹事長時代だ。とにかく、次から次へと自民党から人が出ていってね」と語ると、小泉氏も「そうだったよな」と合いの手を入れた。石破氏もこの時期に離党した一人だ。
しかし、石破氏は、その事実を隠し通そうとしている。実際に石破氏のホームページを見ると離党については一切触れられていない。
過去に離党したことがあるのだから、今回も離党し、堂々と自民党の外から批判すれば良い。自民党内にいて、自民党を批判することほど、筋が通らないものはない。
石破さん、枝野さんが呼んでいますよ!
枝野代表と共演を果たした石破氏。枝野代表は、石破氏の安倍総理への批判の姿勢を見てか、次のように語っていた。
枝野氏が安倍首相に批判的な石破氏との連携について「自民党にいる方でも政策的に一致してもらえるなら門戸を閉ざすつもりはない」と発言。石破氏を念頭に「選挙もなく首相を代えることができるのは自民党だけだ」と語る場面もあった。
石破氏を受け入れるとも取れる枝野代表の発言。石破氏は、この枝野代表からのラブコールに応えたらどうだ。
石破氏が自民党を離党することによって、後ろから撃つ人物が自民党から消えることになる。
また、石破氏も、自民党内で、浮いた存在でいるより、親和性の高いところにいた方が居心地はいいのではないか。いっそのこと、立憲民主党の代表になってみてはどうか。
つまり、石破氏が離党することは、自民党にとっても、石破氏にとってもウィンウィンなのだ。彼は「悪夢の民主党政権」のメンバー達とは本当に気が合うようだ。
不倫議員の山尾議員や国民の玉木議員とも懇意にして仲良く懇談会も実施している。
石破議員の思考は、自民党でないと総理になれないと考えている。なので野党に行く気はないというのが本音だろう。
だが、先の総裁選では党員票>>>国会議員票であった。これはあったことがない人物は支持し、会ったことがある人物からは支持されないということを意味している。これは無派閥連絡会が石破派になった際に、多数の「側近」が離反したことも裏付けている。
その為、国会議員が彼を選ぶことはまずないので、彼が総理になる可能性は限りなくゼロに近いと言えるだろう。
それもこうした風見鶏、後ろから仲間を射つ、国民のことなど眼中にない、と言った彼の人間性がもたらしているものだ。
今回の件で、完全に枝野代表と手を組んだ石破氏。一刻も早く、自民党から離党することをお勧めする。