フェイクニュース朝日新聞と石破茂の蜜月
平成30年8月17日(金) 石破茂記者会見(憲法について)朝日記者と石破氏のやりとり。
朝日新聞)3点うかがいます。総裁選の政策という意味で伺いますけど、9条改正よりですね、合区の解消であるとか、緊急事態条項の創設、こちらの方を急ぐべきだというスタンスを総裁選の公約として持ち出していくということなのかが1点と、首相の意見について常々批判的な姿勢を貫いてこられたと思いますけども、党の憲法改正推進本部の議論では、首相の案に一定程度の支持があったのは事実だと思います。こうした党の中で一定程度首相の案に支持があったことについてどう受け止めていらっしゃるのか。
最後もう1点目ですけども、先ほどありました政府による国民の説明の義務、これは憲法改正の党の草案に盛り込まれたものだと思いますけども、今これをあえてもう一度強調するということはですね、森友学園ですとか加計学園の問題を通じて、改めて必要性をお感じになったからということでよろしいでしょうか?
石破氏)ありがとうございました。
急ぐのは9条かというのは、総裁が実は何も変わらないのです。ただ、憲法違反だと言ってる学者がおられる。あるいは、そういう学者がおられるということが教科書で紹介をされている。それは、好ましくないのである。そういう動機だと漏れ承っております。
しかし、今日本国において「自衛隊が違憲だと思う人」って聞いて、それはどれくらいいらっしゃるのでしょうか?そもそも違憲であれば、自衛隊法あるいは防衛省設置法、自衛隊の存在の礎となっております法律がこの世に存在するはずがないです。違憲の立法が認められないのは自明中の自明でして、それが合憲だからこそ自衛隊法があり、陸海空自衛隊というものが存在しているのであります。
ですから、学者がおられることは事実です。そういう方がおられるということを教科書に書くのは、それは教科書会社と検定制度のもとでそういうふうに書かれているものと理解をしております。そこにおいて、それとどう接すべきかという立場に私は立っておりません。総裁がおっしゃいます2項をそのままにして、交戦権の否認をそのままにして、必要最小限度だから戦力ではないというロジックをそのままにして、違憲という学者がいるので9条に自衛隊を明記しますという考え方は、緊急性があるとも考えておりません。論理必然だと考えておりません。
自民党の憲法改正草案は、「あれは野党の時に作ったから」という方がいらっしゃいますが、それを問うて政権に復帰したはずであります。私どもは政権に復帰します際に、私は野党時代の末期幹事長を務めておりましたが、憲法改正草案はその前に党議決定をし、憲法改正がすぐにできるわけではないので、その間、安全保障基本法の概要は党議決定をいたしております。それを掲げて政権に復帰をしたのであり、それを国民の公約に対するご判断だとおもっております。
今の憲法改正についての党案は、今年の党大会に間に合わせるべく作られたものでございますので、一度も国民の審判を経ておりません。そしてまた、総裁の自民党に対するご説明というものを何度もお願いをいたしましたが、これは未だ実現するに至っておりません。それは極めて残念なことだと思っております。従いまして、今のお考え、総裁のお考えを一度きちんと聞かなければわかりませんよね。これが急ぐべきだと私にはまったく思っておりません。
総裁の案に支持が大勢だということですけども、そこにおいて政治は結果なので「国民が理解できないものをやっても仕方ないでしょ」という意見が多くございました。今、理解できないのは事実です。だけど、理解をしていただく最大限の努力をどれだけしましたか、私は問いたい。どうせわからないのだからでなく、わかっていただく努力を最大限したうえで、やっぱりわかってもらえないということであれば、努力が足りないということで、別の判断がある。そういうことだと考えておる次第であります。
最後の説明義務ですが、これは森友、加計を念頭に置いたものではございません。これは極めて当然のことであって、一部批判がございますように、利権に対して全部義務を書くというような構成には日本国憲法はなっておりません。ですから、利権の数に対応して義務を書くべきだとは私は申しているわけではありません。しかし、全てのことにおいて政府が国民に対して説明する責務があるというのは、国民の権利に対応するものであり、ましてや国の行政権というものを行使するにあたって、今の時代というものはさらに国民に対するご理解をいただく努力をしていかなければならないと思っております。今の時代だから憲法に書かなければならないと言っているわけではありませんが、この日本を取り巻く環境が激変する中で、これから先財政政策にあたっても、社会保障政策にあたっても、説明する責務というものを最大限に果たしていかないと、法律はできたけれど予算はできたけれどちっとも国民の納得が得られていないという事態は私は回避すべきものだと考えております。
動画57分あたりから
他の記者とのやりとりと比べて頂ければわかりますが、朝日の質問はあきらかに石破氏を助けるようなものであり、安倍首相を貶める意図があるように思えます。
石破氏が、記者の質問に「ありがとうございます」といったのも意味があるのかどうか…