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Sたん車長のSタンク語り
調べたら随時語ります。
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Sたん車長のSタンク語り

WoTのSタンク実車解説動画Part1 youtu.be/IG165a_ygek 外観の各種機能やエンジン、履帯、後部砲弾ハッチ等を解説しています。日本語字幕有り
Inside the Chieftain's Hatch: Strv 103C part 1
The new episode of Inside the Chieftain's Hatch is dedicated to the revolutionary Swedish Strv 103 tank. In the first part, Nicholas Moran will examine the t...
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WoTのSタンク実車解説動画Part2 youtu.be/X3uZUH2kEXI 車長席と通信手席の解説しています。日本語字幕有り
Inside the Chieftain's Hatch: Strv 103C Part 2
In the second part of the Inside the Chieftain's Hatch episode about the Strv 103 tank, Nicholas Moran will talk about the crew positions, height restriction...
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WoTのSタンク実車解説動画Part3 youtu.be/Q0IfRXUplFc 操縦手席での操縦方法と実際に操縦してる 様子が分かる解説です。 日本語字幕あり
Inside the Chieftain's Hatch: Strv 103C part 3
In the third part of the Inside the Chieftain's Hatch episode about the Strv 103 tank, Nicholas Moran will show the driver's position and find out why the Br...
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じゃあ、車長のSタンク語りはじめるのです。Sタンクって何ぞやっていうのは、Wikipediaにあるので、大体分かるのです。それ以外を調べたことについて、小出しで語るのです。
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スウェーデンは、大戦期間中立国として参戦してないけど、独自の戦車開発を行っていて、国防に力を割いてきました。大戦末期の車体に、75mm砲を載せたStrv.74が陳腐化してきて、次期戦車選定候補にAMX-13がありました。ところが、ソ連のT-54の性能に敵わないと知り、
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1957年MBTの独自開発へ舵を切りました。開発にあたって、ボフォース、ランツベルグ、ボルボの3社を指名して、ボフォース案が採用となり各方面からの意見を取り入れて、仕様要求がまとめられました。
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①主砲は、105mm長砲身砲で、対戦車ミサイルやロケット等の導入は見送る ②装甲板は、国内産出量の少ない非鉄金属や石油樹脂を節約するために国産鉄鋼を使用し、防禦力は小火器による直射や榴弾の断片から、乗員を十分に保護出来る能力 ③装甲系統は全装軌式 ④浮上航行能力
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⑤戦闘重量37㌧以内 というもので、スウェーデン軍独自の調査や試算をもとにけっていされた。その内容は、 a.大戦中の戦車戦での被弾箇所は、車体前面上部51%、砲塔部31%、走行装置17%、その他2%で、地上から1mまでの被弾率が非常に低い
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b.長砲身105mm砲砲塔型で、車体の装甲を同性能射撃に耐えるようにすると、総重量55t程度になる c.重量約18kg全長約1mの砲弾を、体重75kgの装填手が起立して扱う場合、それに必要な車内空間を確保するのに1100kg分の車重増加が必要 というものでした。
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そういう仕様をまとめていながらも、1957年にランツベルグとボフォースに、砲塔型で重量45tクラスの重戦車2両(EMIL)の試作をさせていて、その車体に油気圧サス制御機構と、超信地旋回を精密に作動させる操向機構を車載して、実験を行っていた。
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その実験結果が上首尾であったため、無砲塔型への計画が進められた。 1957年から58年にかけて、ボフォースとランツベルグが開発したクローバー型という新方式の変速操向装置を、Ikv.103という自走砲車両に車載して試験している。
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Sタンクの主砲は、ボフォース製105mm62口径ライフル砲で、基になったはイギリスのロイヤル・オードナンス製L7(105mm51口径ライフル砲)といわれているけれど、L7の制式化が1960年であるため、Sタンク開発時期と重なる。設計仕様の提供があるくらいで、ほぼ独自開発となる。
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主砲の特徴として、垂直鎖栓式閉鎖器が2ヶ所設けられいた。1ヶ所は砲尾、もう1ヶ所は薬室左側で、砲身後方の空間の狭さと自動装填装置の導入させるための措置で、砲弾は小銃のように左横から装填される。 砲尾の閉鎖器は、空薬莢排出用で両閉鎖器共に緊急時には手動で作動させることができる。
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主砲弾は、5発1組で収納箱に収められ、車体後部下部の左右に給弾ハッチがある。左右の弾庫には、25発ずつ収納可能で、種類毎の積載数は、APDSが25発、HEP-Tが20発、発煙弾が5発である。積載作業は、乗員2名が10分間で行える。
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砲口初速は、APDSが1500m/s、HEP-Tが790m/s、HEが730m/sである。最大射程は、APDSとHEP-Tが2000m、HEが5000mである。APDSの貫徹力は、直角着弾の場合、距離1000mで340mm、同3000mで125mmである。
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副武装は、7.62mm機銃Ksp58を車長用キューポラに対地対空リモコン銃架1丁、車体前部左側に固定武装2丁を装備する。 同機銃の性能は、初速800m/s、最大発射速度900発/分、有効射程1200m、携行弾数2750発。
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試作車の車体前部右側にも、測距用の12.7mm機銃があったが、主砲との弾道特性の違いから廃止になった。 車長用のキューポラ両側に4筒の80mm発煙弾発射器があり、一斉又は左右各個投射可能で、投射距離30m、予備弾24発である。C型は、後部にリラン照明弾発射器が装備された。
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Sタンク自動装填装置と弾庫の図です。左側①に20発分と右側②に25発分の砲弾が入ります。①の上にある③の部分に5発分入るスペースがあります。③の所は、通信手兼後進操縦手が、手動クランクで、左側から装填できるようになっています。
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左右弾庫のハッチ(9)から砲弾を装填します。この装填作業では、2名の乗員が10~15分で行なえます。(14)と(17)が、左右弾庫の砲弾を、感知するセンサーですが、感知システムについての詳細は不明です。
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Sタンクの車体構造は、スウェーデン鋼製均質圧延防弾鋼板の溶接構造で、装甲厚は未公表だが、最大でも50mmと言われている。車体前半部は、上面装甲板が傾斜角度22度の楔形、後半部は単純な箱型です。車体前部両側に箱形があり、右側が雑具箱、左側が固定銃が装備されています。
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車体後部は、中央部に主砲メンテ用のハッチやアクセスパネルがあり、その両側に換気用グリルがある。グリルは、弾庫が被弾した際爆風抜きの役割を果たす。後部右側にディーゼルエンジンのマフラー、左側に車外と車内で通話する電話がある。
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B型以降、前面下部にドーザーブレードが装着され、使用する際は車体とブレードを繋ぐアームで固定される。C型以降、車体側面に22リットルのジェリカンを、左右9個ずつ吊り下げ、サイドスカートの役割を持たせてる。
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A型生産途中から、浮上航行用スクリーンが装備されるようになった。車体上部外周に、鋼板製の枠を立てて、その枠の先端に付いてる滑車を使って吊り上げると、防水キャンバスが「ちょうちん」を形作るように展張する仕組みとなる。
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Sタンクの車内は、前部にパワーパックがあり、変速操向装置・ディーゼルエンジン(右側)・ガスタービンエンジン(左側)があります。エンジンの配置が、このようになった理由は、わかりません。
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操縦手席下部には、緊急脱出ハッチがあります。当初は、NBC防禦機構が備わって無かったので、代わりに防毒マスクが装備されてました。C型改修途中から、この機構が採用され装備されました。
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車体後部は、前述の通り自動装填装置と弾庫があります。履帯上部の側面は、燃料タンク(緑)や雑具箱になっています。前部の燃料タンクに110リットル、後部側面燃料タンクに各425リットルです。
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Sタンクの各面各部の装甲厚は画像の通りで、断面図の履帯の上の部分は、空間装甲(燃料タンクや雑具箱)になっています。乗員保護を最重要の装甲とするため、車体前部のパワーユニットも装甲の一部となります。
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Sタンクの前後傾斜角度は、-10度~+12度で、傾斜速度は毎秒5度です。車高高低調節は、上下共に20cmです。左右の傾斜については、左右の懸架装置が連結されてないので、その機能は有しない。
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油気圧サス制御は、操縦手及び車長の操縦ハンドル操作を電気信号で制御装置まで伝達され、制御装置が油圧ポンプを制御する。第1転輪と第4転輪を制御する各油圧シリンダー間をオイルが行き来します。それによって、転輪アームが作動します。
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転輪アームには角度検出機構が組み込まれており、その昇降状態が制御装置に伝達されます。油圧パイプラインの要所に、畜圧機が設けられており、転輪からの動揺による油圧の変化に対応できるようになっています。
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前部を押し下げる場合は、操作ハンドルを前方へ回し、前部シリンダーから後部シリンダーへオイルが移動し、転輪アームが押し下げられます。前部を押し上げる場合は、逆の動作になります。赤がオイルで、青が窒素です。
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A型初期では、車長用キューポラにユングナー社製OPS-1照準潜望鏡1基と、4基のOPS-1Lペリスコープが装備されている。 OPS-1は、双眼式で280度の視界が有り、アクティブ式赤外線暗視機能がある。
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また、ボフォース社製の安定化機構により、車両の傾斜が-11度~+16度の範囲内なら安定を保てるようになっている。 またOPS-1Lは、100度の視界と、1/6/10/18倍の切り替え機能がある。
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操縦手及び通信手側には、OPS-1L照準潜望鏡1基と、2つのOPS-1Lペリスコープが装備されている。こちらのOPS-1Lは、安定化機構を水平のみで、シムラッド社製のLV-300レーザー測遠器を組み込んでいる。測遠器は、当時の最先端のもので、車長席からも操作が可能である。
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測遠器で得られた距離データは、自動的に見越し角算出機能を持ったアナログ式の射撃統制装置に入力され、結果が車長席及び操縦主席の接眼鏡に表示される。
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通信主席には、後方視界用2基のOPS-1Lペリスコープが装備している。 C型では、測遠器がボフォース・エアロトロニクス社製のNdYAG型レーザー測遠機とデジタル装置に換装された。
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主砲射撃までの過程は、搭乗員全員がそれぞれのペリスコープ等を用いて攻撃目標を探し、車長はそれらの情報から目標を決定する。 そして、車体を目標へ指向し、操縦手が照準潜望鏡で目標を捕捉後測遠ボタンを押す。
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接眼鏡に弾種別の射撃データが表示され、それに従って操縦ハンドルを操作して、車体の方向と俯迎角の調整を行って、射撃の準備が完了する。 以上の操作総てにおいて、車長側の操作に優先権があり、旋回中の強制停止用ブレーキペダルや操縦ハンドルが備わっていて、車長1人でも戦闘出来る。
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Sタンクのパワーパックは、右側にディーゼルエンジン、左側にガスタービンエンジンが搭載され、中央にある変速機に繋がったハイブリッドエンジンで、唯一のものです。図の1がディーゼルエンジン、5がガスタービンエンジン
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通常走行時はディーゼルエンジン、不整地走行又は急速旋回時はガスタービンエンジンが作動します。ガスタービンエンジンは、極寒時のディーゼルエンジン始動時や、非常時の短距離移動にも用いられます。
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試作車では、ロールスロイス社製B81ガソリンエンジン230hp+ボーイング社製50-10MA330hpガスタービンエンジンが搭載。 先行生産型からは、ロールスロイス社製K60多種燃料ディーゼルエンジン240hp+キャタピラー社製553ガスタービンエンジン490hpとなりました。
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エンジンの出力は、トルクコンバーターからトランスファーギアを経て、変速機へ伝達されます。 変速機は、B型前期まではボルボ社製FBTV2Bの動力補助付き手動変速機で、それ以降は同社製DRHIM自動変速機に換装されました。
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操向機構の仕組みは、クラッチ・ブレーキ式と動力再生式を融合させたものです。ガスタービンエンジンの出力を、専用の差動機に直接投入することで、3~4秒の全周旋回を可能とし方向角度の微調節も出来る。 機構の作動は、油圧及び油圧モーターで行われる。
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走行装置については、起動輪は前方にあり、下部転輪は複列式のものが片側4輪で、上部支持輪は試作車では無かったが以降は単列式のものが片側2輪装着されている。
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履帯は、幅67cmのシングルピン・シングルブロック式でゴムパッド装着が可能となっている。 C型からは、サイドスカートを兼ねたジェリ缶のため、幅63.5cmのダブルピン・ダブルブロック式に変えられた。
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接地長は、2.85mでかなり短いが、これは旋回時の抵抗を軽減するためである。 接地圧は、A型では0.89kg/平方cm、B型では0.94kg/平方cm、C型では1.17kg/平方cmに増加している。
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Sタンクの操縦について、操縦ハンドルは真ん中に機器アラーム表示や、測遠・弾種選択・主砲射撃・機銃射撃の各ボタンのある操縦ボックスと、その両脇に水平に取り付けられたグリップ・バーで構成されている。
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グリップ・バーをバイクスロットルのようにひねって操作することで、車体の前後傾斜を調整することが出来る。前方へひねると前傾し、後方へひねると後傾する。
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操向は、グリップ・バーを握り操縦ボックスを左右に回して行う。旋回角度が20度以下なら前後進で緩旋回、以上なら自動的に信地旋回、ニュートラル時は旋回角度関係なく超信地旋回を行う。
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