HRK@hncgu環境が良くてで格差に鈍感になるっていうのはあって、自分もそういうのあるはず。 例えばMITとかハーバードのPhDに受かることが凄い!みたいなのあるけど、自分の環境だと周りにそのレベルの人がいっぱいいて、ポスドクでテニュアトラック入れなくて苦労してたりするのは普通にいる(特に人文)。午前9:17 · 2020年3月3日·Twitter Web App14 リツイート69 いいねの数
HRK@hncgu·3月3日返信先: @hncguさんそれが本当に飛び抜けて優秀だから入れるのか?っていうと、実態は全然そうじゃない。 普通にやるべきことをやって、そういう指導をされれば、ポンポン受かるものなんだよね。自分はそういうの知らなくて運が良かっただけだけど、海外のいい大学入ると、こうすりゃいいのかみたいな例がいっぱいある1627
HRK@hncgu·3月3日要するに、奨学金付きでいい大学留学できるかどうかなんていうのも、環境の要素がめっちゃ強い。 例えば、自分が博士学生時代メンタリングとかしたり応募書類見てたインターンのインド人とか、二人とも欧米のトップ大学に奨学金付きで入ってる。1323
HRK@hncgu·3月3日自分の指導学生も、元現任校だと英語で指導されるの嫌がる学生が多いけど、大学レベルとしてはランキングで600-800くらいで千葉大位のところ。台湾ではいい私立。 でも、自分が指導担当した学生は普通にやってくれればデザイン学生なのにACMでポスターファーストx2とか出せた1220
HRK@hncgu·3月3日それで片方は普通に研究コンペで受賞してる。もう一人は、今年修士でイギリスと香港の大学を中心に応募して、UCLだけSKYPE面接いったけどイギリスアクセントが苦手で英語力チェックで落とされた感じ。それ以外は合格で。エジンバラ大学に進学。1217
HRK@hncgu·3月3日これは「自分の指導力が優れている」なんてことを言っているんじゃなくて、単にポスターを出すにも修士や博士の受験をするにも「ノウハウを知っている指導教授につく」ってだけじゃなくて、単に「そういうことが、相応する努力をすれば自分たちの能力でも十分できる」てことを教えてもらってないだけ1626
HRK@hncgu·3月3日つまり、本質的には「飛び抜けて優秀だから奨学金がつく」という理解は全然現実と違っていて、本当に外れ値レベルの優秀な学生なんてほぼいなくて、周りの環境がいかに機会があることを教えてくれるか、機会をつかむのに必要な情報や指導が与えられるかってことの方がずっと大きい11360
HRK@hncgu·3月3日でも、そういう環境がある人はそれが当たり前だと思ってるし、ない人は特別に優秀な人達だけがそう言うことができると思っている。それが環境による格差。 だって、例えば千葉大からエジンバラ大とか香港中文大とかに進学するのって凄いって思ってるでしょ?全然、普通にそういう指導を受ければ可能1535
HRK@hncgu·3月3日でも、学生の方も「指導や環境がそれほど影響があるものだ」と言うことを知らないだけ。だから、いい大学に奨学金付きで受かると「私は物凄く優秀」となってしまうし 、環境がない人は「自分は優秀ではないので無理」となってしまう。 これは教員からすると恐ろしいこと1436
HRK@hncgu·3月3日考えてみればわかるけど18歳の時の学力差なんて、大概の場合、それまで生きてきた環境に左右されてる要素が大半で、普通に考えてみりゃ中学入学と同時に大学受験準備スタートしてSAPIX言ってるような連中と、高3で予備校いったりとか、自分で参考書買うような連中じゃ学力違って当たり前じゃない?1939
HRK@hncgu·3月3日これは、大学学部教育でも全く同じ。でも、18歳の時の学力なんて、それまでのお受験トレーニングによる誤差みたいなもん。同じことが学部でどう言う教育をどういう先生にされて、修士進学のときにどういう指導をされるかってのもそういう格差。1421
HRK@hncgu·3月3日例えば「英語で授業する必要なんてない!ここは日本だ!」て先生がツイッターでもいたけど、そう言う先生と、「学生は世界で戦って当たり前!積極的に国際学会にいこう!」て指導してくれる先生、4年間の環境でどれくらいの差がつくのか?1526
HRK@hncgu·3月3日でも、例えば別に特別に優秀でもなければ、ツイッターで炎上してる限界海外大学教員の自分でも、どういう実績をつくって、どういうpersonal statementを書いて、どう言う推薦状を取り付ければ、どういう大学に受かるってのはある程度しってるから、それがあるとなしで全然違う。1315
HRK@hncgu·3月3日だから、本当、自分が元現任校で証明したかったのは、ある程度いい大学入れてりゃ18やそこらの学生の能力なんてほとんど差がない。あとはやる気や勉強に割く時間と労力、教育環境や指導がきちんと与えられれば、普通にトップ大学の修士にバンバン合格できるってこと。それがいいことかは別の問題。1321
HRK@hncgu·3月3日NUSにインドからインターンくる層はもともと優秀だったから、彼らはちょっとしたレターやどういう先生にどうやってとりつけて、奨学金取るかとか、それだけだったけど、台湾の学部生で千葉大程度の世界ランクのとこでも、全然普通に、まともな指導がうけれれば世界で戦える能力が本来はあるんだよ1321
HRK@hncgu·3月3日自分がフォロワーさんの奨学金の書類とかちょっと見てあげたりとかするのも、本当、そういう小さい最初の指導をうけて自分でブートストラップできるところまで持っていくとか、どういう世界が開けていてどうすればいいのかとか自分で調べられるようになれば、環境の差を自分でなんとか埋めれるから1223
HRK@hncgu·3月3日日本は世界の田舎なので勘違いしやすいけど、本当、そう言った環境があるなしの影響ってすごくて、日本で研究大学行ける程度の学力があれば、そこから受けれる学部教育や研究指導がちゃんとしてれば、別に普通にトップランクの大学に行くことは十分可能なんだよ。1531
HRK@hncgu·3月3日それが環境の差で、そういう積み重ねが、見かけ上の成果や「優秀さ」というものにつながちゃっているだけ。 当たり前だけど18歳とか20歳で、そんなにめちゃくちゃな能力さないよ。学部教育や研究は受験勉強じゃないから、二時間で全部何も見ずに解け!みたいなものじゃないし、なおさら1427
HRK@hncgu·3月3日「自分には無理」とか思わずに、ガンガン高望みしていこうよ。 いただいた機会を最大限に利用して、自分でいけるところまで、しんどくてもうだめだ!ってならない限りは、どんどんステップアップしていけばいい。 そうすると同じようにポジティブでやる気のある友達が周りにいる環境で楽しくなるよ11245
HRK@hncgu·3月3日自分が海外博士でそのまま大学教員だから「簡単さ」のバイアスはある程度かかっちゃってるとおもうけど、実際、本当どういう指導をされるかとか、学生がcoachableであろうとする姿勢があるかとか、そういう「知的優秀さ」とはあまり関係ない、教育環境や性格の問題がかなり大きいと言いたかっただけ1221
HRK@hncgu·3月3日まぁ、それが実際にどうであるのかってのは、個人的なレベルでは、自分が指導教員としてどれだけ学生によい環境と指導を与えられるのか、それでもって証明していくしかないよな。 大体のことは情熱できまっちゃうよ、頭の良さより1324
HRK@hncgu·3月3日本当、例えば、いい大学で奨学金を取るためにはインターン経験があると良い→インターンの情報や応募の背中を押してくれる先生がいるか?→インターンに行く語学力や能力があるか→それを身につけられる教育に投資してくれる家庭だったか みたいになんだかんだで見かけの能力ってかなり環境左右される11230
HRK@hncgu·3月3日だから、上野千鶴子祝辞は「環境の有利さに無自覚にあってはならない」というお話だけど、逆に「環境が不利なひとも、それを自覚してディスアドバンテージを克服していこう」というお話も必要だということ。 「不遇な人の嫉妬」といわれてしまっても、人生に必要なんだからやっていこうな1372