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【大相撲】

大関とりへ万全の白星発進 朝乃山「頭の中でお客さんがいるイメージで、歓声を想像して取りました」

2020年3月8日 22時4分

隠岐の海(右)を攻める朝乃山。寄り切りで下した

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◇大相撲春場所初日(8日・エディオンアリーナ大阪)

 眼前に空席が広がる静寂の土俵だからこそ、朝乃山はファンへの感謝の思いで奮い立った。左上手を引く万全の立ち合いから、得意の右四つでじっくり攻めて粘る隠岐の海を寄り切り。大関とりへ力強く白星発進した。

 「土俵入りして、一番に思ったのは寂しいなあと。頭の中でお客さんがいるイメージで、歓声を想像して取りました。テレビで応援している人に『頑張ってます』という相撲を見せたい」

 令和初優勝を果たした昨年の夏場所(12勝)をはじめ、幕内での6度の2桁勝利は同九州場所の不戦勝を含め、いずれも初日白星。まずは幸先の良いスタートを切った。

 一方で、大関昇進の目安とされる三役での直近3場所計33勝に到達するには、今場所で自己最多タイの12勝が必要。「気負わずに自分の相撲を取り切れば、結果は後から付いてくる」。自信を胸に、高いハードルを越えていく。

 

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