一夜明け、優勝を報じる本紙を手に笑顔を見せる一山麻緒
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「名古屋ウィメンズマラソン2020」(中日新聞社など主催)で東京五輪代表に決まった一山麻緒選手(22)=ワコール=が優勝から一夜明けた九日、名古屋市内で取材に応じ、「自分が一番やりたかったレースができた」と喜びを語った。
30キロ手前で先頭に立ってからさらにスピードを上げ、日本人国内最高となる2時間20分29秒の快記録をマーク。「これまで失速していた終盤に自分でいけたのがよかった」と手応えを語った。試合では初めてナイキ社の新型の厚底シューズを着用。「足裏の疲れを気にせず走れた」という。
東京五輪に向けて「まだ世界とはタイム差が大きい。スピードを出したときの持久力をつけたい」と自らに課した。
30キロ付近で途中棄権し、五度目の五輪代表入りを果たせなかった福士加代子選手(37)=同=も取材に応じ、今後の進退について「走りたくなったら、また走るのかもしれない。まだ分からない」と話した。
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