フィギュアスケートの特徴はスケーティングとジャンプ、ターンで最もハードな動きで
ケガに結び付き易いのは「ジャンプ」です。
ジャンプの種類は全部で6種類で、アクセル、ルッツ、フリップ、ループ、サルコウ、
トゥループで、中でも最も難易度が高いジャンプはアクセルです。
他のジャンプは後向きから跳ぶのに対し、アクセルは唯一正面から跳ぶジャンプで回転に勢いがつきずらいのと、地面を強く蹴ろうとすると、シューズ前方のギザギザがリンクに刺さり氷上に転倒したり、遠心力が取りずらく回転も他のジャンプより半回転多く飛ぶ必要があります。
3回転を飛ぼうとするとより強く地面を蹴る必要があり、強く蹴ろうとなると前方のエッジが刺さり易く大変危険です。
1位:足首捻挫(6種類のジャンプ・チェックの姿勢などで)
2位:アキレス腱周囲炎(かかと)
3位:足首前方のくるぶし痛(靴紐も締め付け)
4位:外脛骨障害(内くるぶしの下)
5位:膝・股関節(ジャンプ痛)*着氷が右のみの為、
6位:腰痛・分離症など(着氷やチェック姿勢などで)
7位:足の甲が痛む(トウを着いた時が原因・ベロが当たって痛む)
8位:すね(シンスプリント骨膜炎)
9位:切創(エッジによる)
10位:疲労骨折など(スネ、足の甲など)
他、転倒による打撲
特殊なシューズの為、アライメント(ブレード不安定)が悪く
内くるぶし外くるびしなどストレスや捻る動作が多い為、
*コンビネーションジャンプでは次のジャンプに
急いでトウを衝いた際に足首を伸ばしてしまいます。
度重なるジャンプでのストレスや硬いシューズが当たり、
踵が痛くなる、腱とシューズが摩擦した状態からのジャンプは
炎症を起こす原因になります。ストレッチ、練習後のアイシングが必要になります。
シューズの硬さ、ひもを強く結び練習を行う事で、
足首前方のくるぶしや骨が当たって痛む、特に着氷では
強いストレスが加わったり小児や中学生での成長期に多い。
これもしっかりとしたアイシング、テーピングなどの固定も必要です。
外脛骨障害は内くるぶしの骨が出っ張っている方に多い、
生まれつき舟状骨と言う足の骨が分裂しており時々そこに
強いストレスが加わった際に痛むが骨の成長が落ち着けば再発しない。
骨盤についていると言う特徴から膝や股関節は強いストレスを受けやすい、腱、靭帯、半月板、の負荷がとてもかかります。どんな選手でも一度は痛めたことがあるかと思います。
特に重要な関節です。
練習前はももの筋肉を十分刺激し温めて行ったり膝の脚を伸ばした状態から
お皿を手で上下左右に伸ばす事で膝の血流も菱化しケガの防止になる。
股関節はお尻の筋肉が原因が多いので殿筋を伸ばして下さい。
腰痛はジャンプの衝撃、体の捻りの繰り返しの運動が蓄積し炎症や拘縮がおきやすくなり痛みが特にでるようになっています。
同じ動作などで、同じ筋肉や関節しか負荷が加わり続けないんので痛みが固定されやすくなっています。
しっかりとした練習前のストレッチ、休憩をいれることが大切です。
鍼灸治療、骨盤矯正はとくに効果がある治療です。
つま先(トウ)から着氷などで足の骨が圧迫(コンプレッション症候群)され
関節に炎症が起こります、トウ着症候群。他、靴のベロが当たって痛くなる。
アイシング、テーピングで改善はみられてきます。
ふくらはぎの筋肉を使いすぎる事ですねの骨の内側が引っ張られて
骨の膜に炎症が起きます。体をしっかり休ませることと、柔軟性をつけることをおすすめします。
転倒した際に足同士がぶつかり切創して出血をしてしまうことがあります。
患部を圧迫して安静にして下さい。しっかり傷口をおさえれば早く治るかと思います。
練習量が多いスケート競技では、多いけがです。重い靴やジャンプしての衝撃をくり返し足に加えていると、軽い痛みから骨折につながります。
他にもスケート種目にはスピードスケート、フィギュアスケート、ショートトラック競技があります。
抵抗の少ない氷上でスピードを出しつつ、転倒しないための全体のバランス能力が求められます。
転倒などの急性外傷などもありますが、多くは疲労性の慢性障害がみられます。
体幹を固定するための腰背部、キック力を推進させるための股関節、膝関節周辺部には大きなストレスがかかりやすく、慢性障害の一因ともなります。
よくみられる傷害については、腰椎椎間板ヘルニア、膝蓋靭帯炎(ジャンパーズ・ニー)、半月板損傷、足関節捻挫などがあります。
腰部にある椎間板は日常生活やスポーツ動作で大きなストレスを受けやすく、特に前屈と腰の捻りの動作が同時に起こる場合にそのストレスは高まります。
この状態が繰り返されることで椎間板内の線維輪の変性がおき、やがては背部の神経を圧迫するようになります。この状態は一般的には椎間板ヘルニアとして知られています。
特に下肢への神経痛が見られ、神経の圧迫されている側の筋力低下、前屈や捻り動作で痛みが増強します。
どのスポーツにおいてもみられますが、一般的には20歳以降によく発生します。
急に痛みが出た場合はRICE処置を行い、背部の炎症を抑えるようにします。その間、膝を折り曲げた「えび型」の姿勢で安静状態を保つようにしましょう。
状態が安定してきたら、出来るだけ早く腹部と腰部の筋力強化トレーニングを行うようにします。
腰椎にかかる負担を出来るだけ軽減するように、腹筋の強化に努めることが大切です。
ジャンプ競技の選手や長距離走などの選手によく見られる症状で、膝蓋靭帯の炎症のことを言います。
ランニングでは通常体重の2~3倍の力がかかり、それを大腿四頭筋(太ももの前側の筋肉)、膝蓋骨、膝蓋靭帯でクッションの役割を果たしています。
このストレス吸収機構が繰り返しや大きな力によって、靭帯はわずかに断裂したり、炎症を起こしたりします。
原因は大腿四頭筋のオーバーユースにあると考えられ、柔軟性の低くなった筋肉が過度に伸ばされることで膝蓋靭帯に損傷を与えると考えられています。
膝の下あたりの不快感、圧痛、腫れなどが見られます。
しばらく運動を中止して十分な休息をとることで、症状は回復することが多いようです。
大腿四頭筋の柔軟性を回復するためにストレッチを取り入れ、ハムストリングス(太ももの後ろ側の筋肉)とのバランスを考えた筋力アップが大切です。
半月板は膝関節内にある組織で、大腿骨と脛骨(けいこつ:すねの骨)の安定性を与え、膝関節にかかる体重負荷を吸収分散するクッションの働きをします。
半月板が損傷されると円滑な膝の動きが妨げられます。
半月板損傷の特有の症状として、膝のロッキング(引っかかり現象:円滑な膝の動きが損なわれた状態)があらわれます。
完全伸展あるいは屈曲(膝の曲げ伸ばし)ができず、激しい痛みが伴い、弾発音(クリック)とともに動きが回復する場合はその典型的なものです。
サッカー、バスケットボール、バレーボール、テニス、野球などの受傷が多くみられます。
スポーツ外傷の中で最も多いケガの一つです。
足部の「内側ひねり」による内反(ないはん)捻挫と、足部の「外側ひねり」による外反(がいはん)捻挫があります。
圧倒的に内反捻挫が多く、この場合は外側くるぶし周囲の靭帯の損傷(この場合は靭帯が引き伸ばされること)であり、逆に外反捻挫では内側くるぶし周囲の靭帯の損傷となります。
症状としては痛み、腫れ、運動痛などがあり、関節の可動域(本来動かすことのできる関節の角度範囲)の異常などが見られます。
初期治療にはRICE処置(「ケガの応急処置」にて解説)が効果的です。
痛みのなくなった段階でのリハビリテーションとして筋力強化(つま先立ち、かかと立ち)などが効果的ですが、これは足関節捻挫の予防にもなります。
沖縄県春日部市のケアメディカル鍼灸整骨院では、アイススケートの怪我の方の体のメンテナンスをしています。県内では少ないですが、鍼灸治療、整体、骨格矯正など体の状態に合わせて治療をしていきます。
ぜひ一度ご相談下さい。