小川榮太郎「小泉さん、あなたの最近の言動には納得しがたいものが多すぎる」多方面からあがる小泉氏への批判と苦言
月刊Hanada8月号 小泉進次郎自民党副幹事長への直言
「小泉さん、あなたの最近の言動には納得しがたいものが多すぎる。
何よりも政治家としての発想と行動が古いと、私は思う。
国民的期待の大きなあなただけに、私としては、ぜひ直接対談して率直に話をしたかったが、編集部によると対談には大変慎重な方だとのことなので、今回は直言という形で稿を寄せる事にした。ぜひ一読いただければ幸いです。」小川榮太郎による「小泉進次郎自民党副幹事長への直言」
月刊Hanada 2018年8月号(2018/6/26発売)
小川榮太郎「小泉進次郎への直言」
【抜粋】
・小泉さん、あなたの最近の言動には納得しがたいものが多すぎる。
・何よりも、何よりも政治家としての発想と行動が古いと、私は思う。
・国民的期待の大きなあなただけに、私としては、ぜひ直接対談して率直に話をしたかったが、編集部によると対談には大変慎重な方だとのことなので、今回は直言という形で稿を寄せる事にした。ぜひ一読いただければ幸いです。
・小泉氏は野党議員でもなければ、党内野党でさえない。現在、安倍総裁から筆頭副幹事長を任じられている執行部の一員である。
・物申したければ党内の役員会で情理を尽くして議論し、総裁に直言すべきであって、外に向かってこのような発言をすべき立場ではない。
・ようするに、こうした一連の小泉氏の発言を見るに、どうやら氏は、すでに国民的関心さえなくなりつつある案件で、安倍叩きを無理に継続させようと努めているとしか思えない。
・「改革」という言葉を掲げながら、それがいつの間にか「政局」にすり替わってゆく点、純一郎氏の政治手法に酷似する。
・が、この手法そのものが、いまや決定的に古いのだ。安倍政治が、そうした「政局レジーム」そのものを終わらせてしまったからだ。
・安倍氏は、①震災復興②日本の領土と海を断固として守り抜く③デフレ不況−「失われた二十年」−からの脱却、という三つの大主題を引っ提げて総裁選に立ったのである。
・ここまで引用してきた小泉進次郎氏の発言と比べるべくもあるまい。
・あなたが、所詮は政局を泳ぐ政治屋に過ぎないのか、それとも国家を背負う覚悟のある真の政治家に脱皮できるのか—良識ある国民の真摯な注視を忘れないでもらいたいと思い、一文を草した次第だ。
多方から上がる小泉進次郎氏への批判と苦言
「途中でケツわるのでは」小泉氏を批判 維新・松井代表
(自民党の小泉進次郎筆頭副幹事長らが、国会改革をめざす超党派の衆院議員による会議を6月28日に立ち上げたことについて)いいと思うけど、最後までやってよと思うだけ。途中でケツわるんじゃないの、と。国会改革が一番できないのは自民党。参議院でも「(定数を)増やす」と言っているんだから。
旗を振ったら、振ったもんの責任がある。若いから、言うだけで許されるというもんじゃない。自分のポジションをかけてやってもらいたい。
国会改革は大賛成。ただ、責任あるもんは、もの言うたら腹くくってやってもらわなあかん。朝日新聞2018年7月4日
小川敏夫・民進党参院議員会長
(小泉進次郎・自民党筆頭副幹事長が「自民党と官僚は切っても切れない関係が長い歴史の中にあるのは事実」と発言したことについて)自民党と官僚が一体であるという言葉が出るところに、今の政治の体質、行政の体質の問題、改善しなければいけない問題があるんじゃないか。小泉さんの発言に私は苦言を呈したい。朝日新聞2018年3月15日
小泉進次郎氏勉強会、公明が苦言
公明党の井上義久幹事長は29日の記者会見で、自民党の小泉進次郎筆頭副幹事長らが国会改革に関する超党派勉強会を設立したことについて「しかるべき機関、例えば衆院の運営に関しては議院運営委員会がある。しかるべき機関で議論を積み重ねていくのが本筋ではないか」と苦言を呈した。国会改革の進め方は「国会で各党が協議するのが基本だ」とも指摘した。毎日新聞2018年6月30日
田中真紀子氏、小泉進次郎議員の発言を痛烈批判「本気で取り組むなら自分が質問しないと」
田中氏は、一連の改ざん問題で自民党の小泉進次郎議員(36)が25日の自民党大会で「これは与党野党、まったく関係ない。今日総理が言った『徹底的に真相究明をやる』と。その言葉通りの徹底究明。これをやらなければいけない」などと発言していることに触れ、「小泉、ナニ次郎さんだったかな?息子さん?」とした上で「自民党のバッヂ付けているんだったら、これおかしいって言えばいいものを、ぎりぎり評論家みたいなことを言っていて」と断じた。
その上で小泉氏の発言に「あれは若い子なのに、汚いと思う。お父さんのやり方を真似しているのかも分からないけど。もっと本気で取り組むんだったら、自分が質問しなければいけない。あの人は30年前の安倍さん、30年経ったら今の安倍さんになる子ね」と指摘していた。2018年3月28日 スポーツ報知
ホリエモンが語る「“資格”不要論」小泉進次郎氏にも苦言
農林部会長を務める小泉進次郎氏が「農業MBAを考えたい」と発言したのに対して、ホリエモンがTwitterおよびNewsPicksで以下のようにコメント。
“資格とか作ってまたそこに利権が生まれるのは良くないと思うなあ。”
これからの農業対策として、プログラムの履修や実習を経験させることで、プロの農業経営者を確立、稼げる農家を増やす目的で農業MBAのようなものを考えたいとする小泉進次郎農林部会長。それに対しホリエモンは、資格を作ることで利権が生まれることを懸念し、苦言を呈した。
ドン小西氏、小泉進次郎議員のスカジャンに「ハッキリ言ってダサい!」
続けて「進次郎は《何もやっても受け入れらる》、《何を着てもシャレになる》とおごり高ぶっているのがミエミエだよ」と皮肉。また投開票日の服装についても「この日のスカジャンもスーツの上着だけを取り替えて来ただけじゃん。やるならティーシャツにジーンズてフルコーディネートして、バック転でもして登場して欲しかったなー」と改善点を指摘していた。サンスポ2017.10.24
小泉進次郎がどんどん過激になってきた「ある事情」
〈 やっぱり下積みの経験がないんですよ。(略)人の苦労はやっぱりわからなきゃいけない。
下積みの苦労って、たぶん彼はこの2年間やってきたことが下積みだと思っているかもしれないけど、それはエリートの下積み。本当の雑巾がけは知ってたほうがいいだろうなあ 〉http://gendai.ismedia.jp/articles/-/53611?page=3
このように政界以外からも厳しい意見が小泉氏にむけて上がっています。
私としては、ドン小西氏の「ダサい」がファッションだけでなく小泉氏の発言やパフォーマンスがダサいと言っているように思えました。
政界のサラブレッドとかつてはもてはやされましたが、今では石破茂元幹事長と同様に「背後から銃を撃つ」と言われるようになりました。しかし、いまだに人気があるのも事実であります。
やはり、下積みが無いから言葉が軽い、本当の苦労を知らないから八方美人になってしまうのではないでしょう。
妙な正義感を振りかざし、綺麗ごとを並べて人気取りをしているようでは、政治家としての本当の支持は得られないのでしょうか。