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河野大臣 4時間出席して質問が1問「形式的なところについてはご検討願いたい」外交テーマの集中審議で外交質問ゼロの党ばかりじゃねぇ…

国会について4時間出席して質問が1問

国際情勢が激しく動いてる中で国会運営における閣僚出席の在り方を質問されると。

「ご質問があれば閣僚として答弁するのは当然であると思っておりますが、形式な所で貼り付けになるというのは、閣僚として様々な対応をしなくてはならない、あるいは役所のマネジメントをしなくてはならないなかで、少し国会にご配慮を頂けないだろうかと常々思っている。」

実際に外交の影響を聞かれると

「昨日は、インドネシアのテロ・エルサレムへの大使館の移転・カンボジアの総選挙の政党登録の期限・JCPOAの対策、様々な課題がある中で、残念ながら昨日、また、バングラディッシュの外務大臣がいらっしゃって、ムスレムの問題に対応する夕食会がございましたので、課題をすべて昨日のうちに役所の中で情報を聞くあるいは決断することが全てできないまま日をまたいでしまった。閣僚として国会に出席してご質問に答えるという責務を果たすというのは当然のものでありますが、少し形式的なところについては、21世紀型の国会運営という事を与野党で是非ご検討願いたい」

河野大臣の発言も当然であります。国会に出席するのは閣僚として当然であります。
忙しい最中、貴重な時間を不毛な質疑に費やされてはたまったものではありません。

それにしてもこの記者。”マスゴミ”と揶揄されるなか、まっとうな質問をする記者もいるんだなぁと少し感心しました。

ここで14日の各政党のテーマ時間割合を紹介します。

これでは河野大臣でなくても嘆きたくなります。百歩譲って加計問題を質疑するのはいいとしましても、外交他諸課題がテーマにあるにもかかわらず、外交の質疑をしないというのはいかがなものでしょう。
国民民主党は意外でしたね。このままでは支持率が上がらないと本気で思い出したのでしょうか?これが、支持率目的でなく、国民を思っての”改心”であって欲しいのですが。

イメージダウン狙う野党議員は公明・山本香苗議員&世耕弘成経産相の「神質疑」を見習え!

質疑と言えば、SNSでもこの話題で盛り上がっています

【政界徒然草】

立憲民主党など野党6党派が8日から国会審議に復帰した。審議拒否は18日間におよび、大型連休も挟んだことから「18連休」などと揶揄され、不信感を増幅させた。審議拒否は国会戦略の一つとはいえ、国会での質疑を通じ政策の本質を明らかにすることが本来の仕事のはずだが…。
「加計学園関係者とゴルフはしたか。ゴルフの代金はどなたが払ったか。おごりなのか? それちょっと重要なんで…」
立憲民主党の長妻昭代表代行(57)は10日、学校法人「加計学園」の獣医学部新設をめぐって開かれた衆院予算委員会の参考人招致で、柳瀬唯夫元首相秘書官(現経済産業審議官)にこう詰め寄った。
この日の焦点は柳瀬氏と学園関係者との面会や、その内容が獣医学部新設に有利に働くよう影響を及ぼしたのかどうかだった。長妻氏は柳瀬氏と学園関係者との親密さや面会経緯などにスポットを当て、「加計ありき」をあぶり出したかったようだ。
7日に旗揚げした国民民主党や共産党も同様で、新事実の掘り起こしよりも、安倍晋三首相(63)による「えこひいき」(長妻氏)の立証に注力した。
だが、18日間も準備期間があったにも関わらず、野党議員の質疑で新事実が明らかになることはなかった。参考人招致後、国民民主党の中堅議員は「新事実よりも、政権のイメージダウンが大事だ」と語った。
野党の国会戦略としては、イメージダウンを狙った質疑も重要だろうが、派手さはなくとも具体的な成果をもたらす質疑の方が圧倒的に国民のためになる。その一端を紹介したい。
公明党の山本香苗参院副会長(47)と、世耕弘成経産相(55)が1月31日の参院予算委員会で行った質疑を見ていきたい。
山本氏は経産省所管の「ものづくり補助金」について質問した。この補助金は中小企業・小規模事業者の生産性向上や革新的製品やサービスの開発、生産プロセスの改善などの支援が目的で、毎年1千億円ほどの予算が組まれている。
交付条件は3~5年で付加価値額年率3%、経常利益1%向上を達成できる計画を有する事業者となっている。NPO法人はこの条件を満たさない可能性があり、対象外と考えられていた。山本氏は、なぜNPO法人など非営利法人が対象外なのかを問いただした。
中略
自らの経験に基づいて行われた両者の質疑は、制度運用上の課題を明らかにした。平成10年3月にNPOに法人格を与える特定非営利活動促進法制定から20年がたち、NPO法人の活動に対する社会の理解も広がってきた。制度を柔軟に運用し、社会に潜む具体的なニーズをくみ取ることも政治の重要な役割だ。
 翻って野党はどうか。昨年の衆院選後、立憲民主党の代議士会で驚きの光景を目にした。
 同党の国対幹部が『新・国会事典』(有斐閣)を手にしながら「これは政治部に来たばかりの新人記者が必ず読む本で、皆さんもしっかり読んで国会運営を勉強してほしい」と呼びかけていた。このレベルでは「新事実」を明らかにする質疑を求めることの方が酷かもしれない。
 野党議員には山本、世耕両氏の議事録をよく読み、国民をうならせる国会審議を期待したい。休養期間は十分あったのだろうから。 

https://www.sankei.com/premium/news/180514/prm1805140008-n1.html

この両者の質疑は称賛を得ているが、これこそ本来の国会の姿であると思います。あたり前のことを称賛するほど今の国会のレベルが底辺にまで落ち込んでいるという事であります。

先の河野大臣と世耕大臣、もちろん安倍総理に麻生大臣に小野寺大臣など他の閣僚の方も、激務の中こうやって閣僚の責務を全うするため国会に出席しています。