衆院文部科学委員会で「犯罪者扱い」石破茂元幹事長は党内野党か?それとも野党のスパイ?

石破茂氏は与党内野党なのか?それとも…
党内で党の方向性に異を唱える者は必要だと思う。全員が右に倣えではあまりにも危うい。
時にはその道は本当に正しいのか?というものがいるからこそ立ち止まり正しい道を模索できる。そういう意味では与党内野党は必要と思います。
私は石破茂氏がその人物だと思っていたが、このごろはどうやらそれも怪しい雰囲気である。
石破氏といえば、世間での人気は見事に両極端で中間意見はほとんど聞かれない。しかし、自民党内では人気が上がらない。

石破茂氏が自民党内で不人気なワケ

来年秋の自民党総裁選で“ポスト安倍”に意欲的な元地方創生担当相の石破茂氏(60)が13日、都内ホテルで盛大なパーティーを開いた。石破氏は、ライバルの岸田文雄政調会長(60)や野田聖子総務相(57)が安倍政権の重要ポストに就いたのとは対照的に“安倍1強”に対する不満の受け皿として存在感を示している。

一部では、年内中に自らが領袖を務める「水月会」(20人)独自の政策集を発表し、総裁選で掲げる公約のベースにしたい意向を示したと伝えられたが、まだハッキリしていないのが現状だ。

この日、あいさつした自民党総務会長の竹下亘氏(71)は「今後、石破さんは、20人の同志とともに総理総裁になる道を選ぶだろう。総理になる人は、人の面倒をしっかりとやる。しかし、同志は『何年間も干されようが、石破さんを総理にするぞ』という熱意が全く感じられない」と苦言を呈した。

世間での“石破人気”と裏腹に党内で支持が広がらない原因は「石破氏と小池百合子知事の不気味な“蜜月関係”がバレたからだ」という。

石破氏と小池氏は元新進党の同志。2012年の総裁選で小池氏は、それ以前には同じ派閥だった安倍晋三首相(63)でなく石破氏を支持した。

自民党国会議員は「石破氏は衆院選直前、『小池さんをなめたら大変なことになる』と一目置く発言をした。一方、小池氏は都政を運営するには国政に関与する必要があると常々主張してきました。そんな2人は、もし衆院選で希望の党が大勝していたら、小池氏は石破氏を首班指名し、石破総理を誕生させ、タッグを組むというシナリオを描いていたらしい。でも、裏でこそこそやるように思われる石破氏の政治手法は、今の自民党内では嫌われる」と明かした。

竹下亘氏も苦言 石破茂氏の支持が自民党内で広がらないワケーライブドアニュースより

冒頭で私は石破氏を安倍1強の中で時に異を唱えることで党内を粛正する意味で評価していましたが、どうやらその動きが怪しすぎる。
上記記事でもそう。どれほど信憑性があるかわかりませんが、あながちまるで嘘でも無いように思えます。なにより、人心が得られてないところがこの話をリアルに感じさせます。
先の衆院文部科学委員会で維新の足立康史議員が希望の党の玉木雄一郎代表と立憲民主党の福山哲郎幹事長と共に石破氏を名指しして「犯罪者だと思っている」と発言したことについてもそうである。
石破氏は国家戦略特区で獣医学部新設を認める条件について閣議決定した当時、地方創生担当相でありました。
足立議員は「何らかの権限がある」として石破氏の名を挙げ、「受託収賄、様々な疑惑が取り沙汰されている」と発言し、「わたしは犯罪者だと思っています」と発言しました。しかし、犯罪と断定するだけの証拠は示しませんでした。
なぜ証拠もない話に私が疑いを持ったのかというと石破4条件である。

「石破4条件」の真相はこれだ!学部新設認めない「告示」の正当性示せなかった文科省

「石破4条件」は、獣医学部新設に関して、(1)新たな分野のニーズがある(2)既存の大学で対応できない(3)教授陣・施設が充実している(4)獣医師の需給バランスに悪影響を与えない-という内容で、16年3月までに検討するとされている。

これが作られた経緯は、18日付産経新聞「加計学園 行政は歪められたのか(上)」に詳しい。それによれば、15年9月9日、石破氏は、衆院議員会館の自室で日本獣医師政治連盟委員長の北村直人氏と、日本獣医師会会長の蔵内勇夫氏に対して、「学部の新設条件は大変苦慮しましたが、練りに練って、誰がどのような形でも現実的には参入は困難という文言にしました」と語ったという。

これが事実であれば、「石破4条件」は獣医師会の政界工作の成果だといえる。

その根本を探すと、文科省が獣医学部の申請を一切認めないとする同省の方針に行きつく。これは、03年3月の「文科省告示」として書いてある。いわゆる岩盤規制である。これらの規制に基づき50年以上も獣医学部の新設がなかった。

「石破4条件」の真相はこれだ!学部新設認めない「告示」の正当性示せなかった文科省ー夕刊フジより(全文を読む)

確かにこの条件は無理難題の悪意のある条件である。これでは新設は認めないと言っているようなものです。
これが、石破氏と文科省が学部が乱立し、獣医分野の人が溢れてしまうのを懸念し防ぐため協議したのなら話は分かりますが、そこに獣医師会の意向が加わるのならば話は別である。
既存の獣医学部の利権がからんでくる話しである。
この発言は石破派の議員は事実ではないと講義をしています。
しかし、この石破氏と獣医師会の関係で興味深いtweetを見つけました。


仮に「学部の新設条件は大変苦慮しましたが、練りに練って、誰がどのような形でも現実的には参入は困難という文言にしました」が事実でないとしたならば、この資金の動きはいかがなものだろうか?
そして、「足立氏が論証もせず私を犯罪者というのはいかがなものか。品位が問われる」と石破氏が申されるのであれば、このことについてしっかりと説明していただきたい。
加計学園の新設が良いか悪いかは別として、これでは政府が特区にて認可を認めるのを内から妨害工作を図る野党そのものであると勘ぐらざるを得ない。
事実、石破氏は自民党が一番苦しい時に(細川政権時)に離党している意味では、自民党と”苦楽を共にしていない”といえる。
その後復党しそれなりの厚遇を与えられ今に至るのだが、発言や反安倍首相よりの行動を考えると野党からのスパイではないかとの声が囁かれるのも無理はない。
現に

2015年7月14日、閣議後の記者会見で、「(安全保障関連法案の審議をめぐり)国民の理解が進んでいるかどうかは、報道各社の世論調査の通りで、まだ進んでいるとは言えないと思う。あの数字を見て、『国民の理解が進んできた』と言い切る自信が、私にはあまりない」と述べた。 この発言を受けて、民主党の枝野幸男幹事長は記者団に「石破氏は自民党の重鎮の一人。こういう状況での強行採決は広い意味での閣内不一致だ」と批判。「石破氏は(採決を)止めるべきだ」とも語り、15日の採決を容認しない姿勢を強調した。Wikipediaより

と、石破氏の発言に野党が呼応したこともあります。これは、私の飛躍しすぎの考えかもしれませんが。
いずれにしても獣医師会の問題はこのままうやむやにできないので石破氏には説明を求めるとともに、自身の立ち位置をハッキリとしていただきたいものだ。
場合によっては自民党から追放も考えられないことはないのでしょうか?

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