「子供と長時間離れるのは不安」緒方熊本市議の乳児問題は本当に育児に悩んでいる家庭への冒涜
目次
熊本市議の緒方夕佳市議が乳児を連れて議会に出席したが認められず
この問題で感じた疑問
緒方市議の議員報酬は月60万円だが欧州はボランティアが基本
今回の市議の行動は浅はかでエゴを通そうとしただけ
緒方市議のプロフィール
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熊本市議の緒方夕佳市議が乳児を連れて議会に出席したが認められず
2017年11月22日に開会日を迎えた熊本市議会の定例会にて熊本市の緒方夕佳市議が生後7か月の赤ちゃんを連れて議場入りし、議会の開催が40分遅れたことが大きく話題になっています。
熊本といえば震災によってその傷跡はいまだに大きく残り復興が進んでいくなか、先のパワハラ市議の問題が全国規模で大きく広まりました。
県民市民の方々にも大きな不安が残ったなかでのまたしても議会でのゴタゴタお家騒動で私の知人も「いい加減にしてほしい」とポツリともらしておりました。
この問題は賛否両論の意見が飛び交いネットでも炎上を起こしています。
特に女性と男性では真っ二つに分かれるのではないでしょうか?
私自身も女性の社会進出に対してこの問題は避けて通れない問題だと思っております。
この問題で感じた疑問
私も緒方議員の気持ちはわからないでもないのですが、疑問があります。
緒方市議は、「長男を連れての議会出席を許可するか託児所を設置してほしいと、議会事務局に何度も訴えた」と記者団に説明した。
とありますが、一方の議会事務局側は、「緒方市議からは「子供と長時間離れるのは不安」としか聞いておらず、議会に子供を連れて行きたいとの要望は実際には受けなかった」と、説明している。
この両者の意見の食い違い。
議会に訴えたが前向きの回答が得られず子供を連れて議会の出席に踏み込んだそうですが、TBSがこの一部始終を報道しているのが不可解です。
一地方の市議会をTY局が待ち受けてまで報道するのでしょうか?
事前にリークしてやらせを行ったと私は思います。
これはパフォーマンスだと思います。(雨降る中、自身は傘を差し赤ちゃんにはレインカバーすらしてないのはいかがなものかと思いますが)
実際「子育て中の女性も活躍できる市議会であってほしかった」と緒方市議は毎日新聞に話していますし。
このパフォーマンスも賛否が分かれるでしょう。
緒方市議の議員報酬は月60万円だが欧州はボランティアが基本
この問題で欧州では実際に議会に子供を連れて出席してる。
画像にあるように欧州ではこの光景はふつうに見られるようです。
しかし、これも欧州の事情が影響している。なぜなら欧州では地方議員報酬が日本のそれとは大きくかけ離れているからです。
市長を除いて、地方議員は本職を持ち、余った時間で市議会活動。このデンマークは、世界で最も汚職が少なく、5年連続で世界一である(汚職・腐敗の防止を目指す国際NGOのトランスペアレンシー発表)。
毎年の「幸福度」調査でもデンマークは世界一か上位を占める。他の国に比較して高い税金は、国や市の運営資金且つ財産ゆえ、その税金を粗末に扱うことなど到底許されない。納税者の国民・市民の目も厳しい。
それに引き換え「あいつも、こいつも」な我が国のセンセイ(議員)たちの生態である。
国から地方まで多くのセンセイが年金保険料の掛金未納だった事実が発覚し世間から糾弾されたことを覚えている読者も多いだろう。そうでなくても過分な議員特権が話題で、ついては国会議員年金も地方議員年金も廃止、それは国民年金に移行した。
尚、イギリス・ドイツ・イタリア・フランスの欧州先進国やアメリカの地方議員報酬は年間で50~70万円程度でそれに比べ熊本市議では月に67万円の報酬が得られるようです。
地方議員の報酬概念は欧米では実際に議会など活動した日当だけ与えられ、日本では活動しなくても報酬は保証されています。
欧米では地方議員は名誉職でみな本職で生活は賄うという考えである。この職務を与えられることは光栄だと志の高い人が議員になるのだから、欧米の地方議員の汚職は本当に少ないらしい。
話しが逸れましたが、そのような状況で子供を託児所にあずけたりシッターを雇うなど難しいですね。
それに比べ日本は恵まれすぎていると思いませんか?託児所どころかシッターを雇うだけの報酬は十分得られていると私は思います。
議会に何とかして欲しいという前に自分の子供なのだから自分で何とかしないでどうするのでしょうか?
何でもかんでも欧州はこうだからというのなら、報酬も欧米諸国にならうべきではないでしょうか?
それでも議員をしますか?
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今回の市議の行動は浅はかでエゴを通そうとしただけ
「子育て中の女性も活躍できる市議会であってほしかった」とありますが、活躍して欲しいですよ。
税金で高い議員報酬を得てるんですから。
こんなこと言ったら批判を浴びるかもしれませんが、この議員の口ぶりでは活躍できないのは赤ちゃんのせいにしているとわたしは思います。
突然赤ちゃんを連れてこられたら困惑するのは当たり前です。自分のエゴを通そうとして拒まれたのを女性問題にすり替えるのは筋が違いませんか?
事前に連絡を入れて事情を説明してからこの発言をするのならまだわかります。というか、事前に連絡入れないと失礼ですよね。
友人と会うのと訳が違うんですから。
それに、どうしても赤ちゃんを連れて行かなくてはならない状況ではなかったはず。
世間の共働きの夫婦はやりくりしながら子供を預けて懸命に働いているんです。しかも、この市議の半分以下の報酬で。
この市議を批判や庇護する意見を多く見ますが、どちらも意見を交わすのは大いに結構です。意見は分かれて当然ですが、目先の赤ちゃんを連れての参加は良いか悪いかだけの意見でなく、そこに取り巻く環境や条件を踏まえて考えていきましょう。
少なくても今回のこの市議行動はあまりに浅はかで思慮に欠けた行動であると私は思います。
報酬は十分でシッターも託児所も方法はいくらでもあるのに、「子供と長時間離れるのは不安」という緒方市議は世の育児問題に本当に悩んでいる世帯への冒涜だと思いませんか?
ただし、この問題は冒頭でも申したように、ただ切って捨てるじゃなくて、実際に働きたくても待機児童の問題もあって働けない母親もいます。
女性が世に出るためには避けては通れない問題なので、国会でも十分に審議して女性が負担なく活躍できるようにしてほしいです。
緒方市議のプロフィール
名前:緒方 夕佳(おがた ゆうか)
誕生日:1975年8月1日
その他:O型 うさぎ年 しし座
動物占い:コアラ
趣味:良書や人との出会い、ヨガ、旅、山登り、
漬物作り
学歴
熊本市立京陵中学校卒業
熊本県立熊本高校卒業
東京外国語大学 米英科卒業
アメリカヴァージニア州立ジョージメイソン大学
大学院紛争分析・解決学部修士課程修了
(ロータリー奨学生)
職歴
NPO法人沖縄平和協力センター
国連開発計画イエメン事務所プログラムオフィサー