山本太郎は激怒した!邪知暴虐の民主党を滅ぼさねばと決意した
れいわ新選組の山本代表は、議席を失ったものの、勢力的に政治活動を続け、自らが掲げたポピュリストな政策、「消費税廃止」を実現しようと躍起になっている。
しかし、野党各党に対して会談を熱望したものの、山本氏との会談に応じたのは、日本共産党だけ。まさに共産党新選組でしかない実情が明らかになった。
そして、無視された山本氏は激怒した。必ず、かの 邪智暴虐の立憲民主党と国民民主党を除かなければならぬと決意した。しかし、山本氏は政治がわからぬのであった。
山本氏が激怒した原因、それは…
今国会で、日米間の貿易協定が審議されることになっている。審議拒否が十八番の立憲民主党は、自民党の森山国対委員長と会談し、審議入りすると合意したのだ。
日米の新たな貿易協定の国会承認を求める議案について、自民党の森山国会対策委員長と立憲民主党の安住国会対策委員長らが国会内で会談し、今後の審議日程を協議しました。
(中略)
そして、来週24日に、安倍総理大臣も出席して衆議院本会議で審議に入ることで合意しました。
山本太郎氏は、この自民党、公明党、立憲民主党、国民民主党による合意に激怒した。
その怒り心頭の山本氏のTweetがこちらだ。
立憲民主党、国民民主党、社会保障を立て直す国民会議といった旧民主党勢力が結成した統一会派に対して、存在する理由はないとまで言い立て、解散が怖いだけなのだろうと罵倒し、しまいには「チョロい野党」と吐き捨てた。
山本氏の言う「戦う」が意味するところはなんなのか。国会で論戦することは「戦う」ではないらしい。山本氏にとっては、審議拒否=戦う、論戦=逃亡、ということらしいが、さすが、極左暴力集団の支援を受けていたことだけはある。
素晴らしい暴力への賛歌だ。
この山本氏のTweetは炎上する事態に発展した。
これらの批判は当然だ。
山本氏は審議に応じる野党の何が気にくわないのか。審議に応じず、審議拒否をすることがお望みなのか。
山本氏が仮に、審議拒否をお望みであっても、臨時国会は開会しており、開会に伴って、費用が発生している。
国会開会にかかる費用は、一日4億円!
国会1日あたりの費用について、少し古いが記事があったので紹介したい。
国会を開くのに、税金が1日3億円も使われている。
この中には、国会議員にかかる人件費や経費、秘書給与などを合わせて議員1人当たり1日20万円、衆参750人分で1日1億5000万円に上る費用も含まれる。
ほかに政党助成金は1日1億円。
秘書給与等も含んではあるが、国会を運営するのに、一日あたり合計4億円も費用が掛かっている。
審議拒否がされようとされまいと、一日4億円が消えていくのだ。
当然、この費用の原資は、国民が収めた税金だ。有意義な議論が行わる国会ならば、国民の誰一人として文句は言うまい。しかし、審議拒否の結果、ただただ、税金が垂れ流しになっているだけならば、国民からの批判は免れない。
山本氏は過去に、本会議採決の際に、パフォーマンスをし、議長から厳重注意を受け、小沢一郎氏から叱責を受けたことがある。
その時の山本氏のコメントがこれだ。
「議会制民主主義の破壊に対する自分なりの表現だったが、本会議場でのふるまいとして正しくなかった」
引用元 山本太郎の謝罪ぷりがカッコ悪い件
山本太郎氏によれば、議会は、表現が重視される場だそうだ。だが、そうではない。議会は、議論を行う場だ。
山本氏にとっては、今回の野党第一会派の行動は、山本氏が考えていた「表現」に反していたように思えたに違いない。そうであるならば、甚だしい勘違いだ。
自らの考えに反し、審議拒否をせず、審議入りすることで合意した野党を批判する山本氏の発言は、誰からの支持も得られない。
このような発言をしていれば、山本氏が、野党各党(共産党を除く)から、一層無視されることは間違いない。