早くも立憲民主党と国民民主党が内輪揉め!お家芸の内ゲバ体質そのまま「悪夢の民主党」・・・
参院選で、野合を繰り広げた野党各党。国会の場でも野合を目論んだ。その方法が統一会派だ。旧民主党勢力である、立憲民主党、国民民主党、野田佳彦派の三勢力に社民党が統一会派を組み、臨時国会に臨むことになった。
つまりそっくりそのまま「悪夢の民主党」なのだが、さっそく分裂気味だ。
三派の党首会談すら実施できないバラバラぶり
立憲民主、国民民主両党と、衆院会派「社会保障を立て直す国民会議」は17日、衆参両院での統一会派結成に向けて同日予定した党首会談を急きょ、19日に延期した。参院側の人事などを巡り、立憲の枝野幸男、国民の玉木雄一郎両代表が直前まで電話で調整したが、折り合いが付かなかった。
臨時国会開会早々、雲行きが怪しい展開だ。臨時国会が開会したというのに、まだ人事で両党はもめているのだ。
国民民主党所属、円より子元議員が立憲民主党をボロクソに批判
国会での委員会のポストをめぐって円氏が、立憲民主党の対応を「目先の利益にとらわれている」「政権交代なんか夢のまた夢」と批判した。
「立憲民主党が議院運営委員会や予算委員会といった「目立つ」ポストの独り占めを企んでいる!」というのが、国民民主党側の見解なのだ。
立憲民主党の菅直人元首相は、国民民主党を猛烈に批判!
これに対し、立憲民主党側は「国民民主党は、腐敗した人間をポストに送り込んだ!」と批判。
その代表例は、「悪夢の民主党政権」の中核をなした菅氏だ。今は、立憲民主党の顧問を務めている。ほとんど注目を浴びないポストのせいか、定期的に物議をかもすTwitter投稿をしている(参考)。
そして、今回は、委員会人事について噛みついた。
経産委員会の理事に、国民民主党で関電出身の浜野議員が就いたことに不満がおありの様子だ。要するに、菅氏からすれば、関電労組出身の議員では、関電の腐敗を追及できないというのだ。
菅氏の暴走は止まらず、この件について、続けてTwitterで、浜野議員を誹謗中傷した。
「国民の期待を裏切る人事は撤回すべき」だとまで菅氏は主張するのだから、前述の円氏の批判より猛烈な批判だ。ただ、よくもまあ自分のことは棚に置いておいて言えるもんだという感じだ。
しかし、反原発を掲げる菅氏にとって、原発再稼働の推進要請をした当該議員が気にくわないだけとしか思えない。
この菅氏の発言に、以前、解党要求までされた国民民主党は怒り心頭だ。
立憲民主党の菅直人元首相が、関西電力労組出身の国民民主党議員が参院経済産業委員会の野党筆頭理事に就任した人事を批判したことに対し、国民側から9日、激しい反発の声が上がった。菅氏の謝罪も要求しており、合流会派の内紛は収まるどころかエスカレートしている。
(中略)
国民民主の玉木雄一郎代表は記者会見で、「連携を弱める言動は非常に残念」と非難した上で、「四国遍路をもう一度回ってもらいたい」と皮肉った。平野博文幹事長は、立憲の福山哲郎幹事長に電話で抗議した。
(以下略)
菅氏の発言に怒っているのは、玉木氏だけではない。国民民主党の参議院議員団も猛烈な反発をしている(参考)。
統一会派を組んだ立憲民主党と国民民主党。しかし、いざ組んでみたところ、民主党時代と変わらないゴタゴタっぷり。
いつまで経っても、何一つ変わらない旧民主党勢力。今回の統一会派の結成は、ただの「野合」としか言いようがない。いや、野合すら出来ない連中というのが、正確なところだ。
このような状況で、よく「次期衆院選で政権交代を」と言えたものだ。
国民は馬鹿だと思ってるのだろうか?
統一会派を組んでも、結局やっていることは、旧民主党と変わらないどころか、それ以下。そんな勢力が、万が一政権を取った日には「悪夢」そのものだ。
当事者たちには、一日も早く「政権を取る」という夢から覚めてもらいたい。
さらに言えば政治家を1日も早く退職してもらいたいものだ。