八ッ場ダムが無ければ東京は水没していたと専門家が断言!野党とその御用学者の為の治水入門
八ッ場ダムの効果への称賛の声が相次ぐ一方で、野党とその御用学者が必死の反撃を行っている。
野党議員の発言は、福山幹事長の「鬼の首をとったようにいうな!」や岡田克也衆議院議員の「ぜんぶダムにすればいい!」といったように、中身もない幼稚な発言に終始している。そして、あいも変わらず御用学者たちは屁理屈を重ねている。
しかし、八ッ場ダムの効果は全体から見れば明らかである。
八ッ場ダムの効果を必死に否定する野党と「専門外」の御用学者
福山幹事長や岡田克也衆議院議員が「鬼の首を取ったように言うな!」「ならば全てスーパー堤防にして全部ダムを造れ」と喚き散らす中、おつむの足りない彼らを哀れんだのか、専門外の御用学者の皆さんが屁理屈をこね出した。
例えば、政治学博士号なのに、立憲民主党の経済やエネルギー政策のブレーンという珍妙極まる役回りの田中信一郎氏は、専門外なのに「八ッ場ダムの治水機能は小さい」と主張。
また、水資源(≠治水)のジャーナリストで、立憲民主党の支援団体の自治労で講演する、左翼御用達の橋本淳司氏も、八ッ場ダムがなくても大丈夫と珍説を主張する。また、支持者の中には、八ッ場ダムは10cm程度しか効果がないというデマを吹聴する向きもある。
しかし、これらは専門外の人間によるデマなのだ。
本当の専門家の意見をご紹介しよう。
災害リスク管理の専門家がデマを否定!
環境史・土地開発史・災害史を踏まえた上での災害リスクマネジメントが専門の、立命館大学環太平洋環太平洋文明研究センター・高橋学教授は、八ッ場ダムの効果を高く評価する。
「八ッ場ダムが果たした役割は評価してもいいんじゃないか」と語る。
高橋氏は、「(中略)関東平野の真ん中では雨は降るが、上流側の方がはるかに雨は降りやすい」と置かれた環境に触れ、「八ッ場ダムは割と上流の方にあるのが特徴。上流で降った雨を八ッ場ダムでほとんどせき止めてしまえた。雨が八ッ場ダムの近くなどに集中することを踏まえておかないといけない」とする。
関東平野の雨は上流で降り注ぎ、それ故、八ッ場ダムが防ぐことが出来たというのだ。
八ッ場ダムが存在しなければ東京の下町は壊滅していた!
そして、高橋氏は、八ッ場ダム以外の治水施設が氾濫寸前だったことを指摘する。つまり、八ッ場ダムがなければ、下流の治水施設は耐えきれず、東京の下町は水没していたというのだ。
高橋氏は、茨城、栃木、群馬、埼玉4県境にまたがり、洪水の際に下流へ流れる水量を減らす役割を担う渡良瀬遊水地にも触れた。
(中略)
高橋氏は、「(中略)渡良瀬遊水地が一杯ということは、少しでも利根川支流の吾妻川(八ッ場ダムの方の水)が増えると、江戸川水系に水が流れ込んでしまうことが考えられる」とみる。
「そうした(流れ込んだ)場合、荒川や江戸川にしろ、東京の下町は危険水位まで達していました。(中略)渡良瀬遊水地が一杯一杯で使えないとなると、利根川上流からもう少し水が流れてきていたら、現在の利根川水系ではなくて江戸川水系に水が流れ込んで、東京の下町をほとんど水没させただろう。デッドラインぎりぎりのところまで水が来ていたことで、八ッ場ダムの果たした役割は重要」と八ッ場ダムを評価する。
まさに高橋氏の指摘の通りだ。
報道によれば、渡良瀬遊水地は、最大貯留量の95%で、あやうく溢れ出すところだったのだ。もし八ッ場ダムの総貯留量約7,500万立方メートル(国土交通省発表)もの水をため込んでいなければ、江戸川や荒川は決壊。墨田区も江戸川区も江東区も水没していたのだ。
八ッ場ダムが防いだ水を下流水域に延べにして水面10cm程度などという計算が無意味で間違っていることがよくわかる。
八ッ場ダムは、失われた水田の代わりを果たし、住民を救った!
そして、高橋氏は「以前であれば、八ッ場ダムはなくても大丈夫だった。関東平野に水田が広がっていて、水田そのものに10センチ水がたまれば、八ッ場ダムの水ぐらい簡単にクリアできる。ところが、水田やため池がどんどんなくなっていき住宅地がどんどんできていった」と語る。
つまり、水田が住宅地となったことで、治水機能が失われた上に、その危険地帯に多数の人間が住むようになったが八ッ場ダムのおかげで、水田の代わりとなり、危険地帯の住民を守ったのである。
高橋氏は、八ッ場ダム単体の効果ではなく、その他の渡良瀬遊水地などの治水施設をまとめた視点で分析することが必要だと指摘しているのだ。野党の御用学者たちのように八ッ場ダム単体の効果だけ見ることが間違いなのは明らかだ。
八ッ場ダム単体でしか議論できない野党とそのブレーンには、政策を考える力もないことがよくわかる。
そして、もしも民主党政権があと一年でも続いていれば、また自民党や関東の知事たちによる反撃で鳩山・菅政権が継続し、八ッ場ダムの再稼働が遅れていれば、東京の下町は水没していたかもしれないのだ。
まさに悪夢の民主党政権は、下町を水没させ、多数の都民を溺死させようとした、地獄そのものであり、10年たっても反省できないのが彼らなのだ。
彼らが興味があるのは権力であり、自民党を追い落とすだけしか興味がないことがよくわかる。なので絶えず何も考えずにその政策を批判し続けている。批判するだけ。反省もない。こんな人たちに絶対に日本を任せてはいけない。そのことを改めて強く思い出させる災害だった。今後こう言った災害の可能性が増えるのだとすると、そのことを国民が正しく認識し、こうした輩を当選させないよう、我々ももっと賢くなる必要があるのだろう。