山本太郎氏がお怒り!?共産党以外は「消費税廃止」を相手にしてくれず、第二共産党状態に
左派ポピュリスト的な政策ばかりを掲げるのが山本太郎氏だ。彼は参議院選では、消費税の廃止を特に訴えた。
この山本氏の看板政策ともいえる消費税廃止政策が、当たり前ではあるが、今危機に瀕している。
参院選の看板政策は「消費税廃止」
消費税は廃止
物価の強制的な引上げ、消費税をゼロに。
山本氏は、消費税をゼロにすることによって、まるでバラ色の将来が待っているかのように主張する。
しかも、消費税を廃止した後の財源は、新規国債の発行でどうにかなるとしている。要するに、政府がばら撒けば経済成長するという主張だ。それで上手くいくならば、以前紹介したように、北朝鮮は経済大国となっているだろうし、ソ連も崩壊していないし、ベネズエラ経済も崩壊していない。(参考)
財源を無視した政府による財政出動で景気が回復するならば、社会主義国や共産主義国が滅亡することもない。歴史から何も学ばず、こんな基本的な経済学の初歩も理解せずに、消費税廃止を訴えた山本氏だが、どうやら本人だけは本気のようだ。
先日も、マレーシアを訪問し、消費税廃止の動向を視察した。
しかし、日本に帰ってきてからの各政党の反応はあまりにも冷たいものだった。
その周囲の反応は・・・
共産党以外は無視の一言!
共産党しか相手にしてくれない、消費税廃止政策
せっかく行ったマレーシア、この視察で得た「成果」をひっさげ、野党各党に消費税減税を持ち掛けた。
まず、反応を示したのが、れいわ新選組と親和性が高い日本共産党。
共産・志位和夫委員長
(略)
第三は、消費税の問題です。消費税については、以下の点で両党が協力することで合意しました。
その第一点は、消費税10%増税の中止を最後まで求めるということです。
(略)
れいわ新選組が、消費税廃止という旗を掲げて誕生した。私は、消費税廃止を掲げる政党が新たに誕生したことを心から歓迎しています。両党で、(消費税)廃止という大目標で合意ができたのはうれしいことです。
引用元 志位委員長・山本代表の共同会見
山本氏は、日本共産党から大歓迎された。もともと親和性が高かったため、当たり前と言えば、当たり前の結果だ。
旧民主党系は完全無視!
気になるのは、石垣のりこ氏やマレーシア訪問に同行した若手議員がいる立憲民主党の動きだが、消費税8%を死守する姿勢だ。勿論今回の消費税アップを決めたのも「悪夢の民主党」なのだから当然だが。
先日紹介したように、枝野代表は、山本太郎氏のマレーシア訪問について聞かれると、「(マレーシアは)消費税を廃止したけど失敗した国ですよね」と、冷たい笑みを浮かべながら切り捨てた。
福山幹事長も動揺の見解で、8%死守を訴えている。
立憲民主党・福山哲郎幹事長:
(略)
秋の臨時国会は、消費税率が10%に引き上げられた後の来月4日に開かれる見通しです。立憲民主党は消費増税に伴って導入される軽減税率について「消費者に分かりにくく、混乱を来す」などとして、引き上げた後でも8%への引き下げを求めていく方針です。
立憲民主党執行部は、山本氏が牽引する消費税廃止の動きとは一定の距離をとっている。国民民主党等も同様だ。くどいかもしれないが、今回の消費税アップを決めたのも元々は「悪夢の民主党」なのだから当然だ。
ふてくされる山本太郎氏
山本氏は、共産党以外の消費税減税への反応を以下のように述べた。
れいわ新選組の山本太郎代表は24日、自身が唱える消費税減税に対する主要野党の反応について、「共産党以外は無視している。野党が力を合わせてやっていかなければいけない」と不満を示した。
山本氏は、共産党以外の野党各党に無視され、不満たらたらなのが丸見えだ。
消費税減税・廃止の裏にある財政理論が共産主義の変形でしかないMMTしかないのなら、共産党以外の野党各党の反応は至極まっとうなものだ。
「国会の野良犬」を自称する山本氏だが、自他ともに認める本当の「野良犬」になってしまった。