山本太郎代表、GSOMIA破棄にダンマリ!政策を主張するのは選挙の時だけですか?

韓国政府によるGSOMIA破棄は、多くの日本人にとって理解できないものであった(参照)。

この韓国の呆れた行動に対して、多くの政党が賛否いずれかの態度を示している。

しかし、参議院選で2議席を獲得し、晴れて国政政党の要件を満たした、れいわ新選組の反応は

見解なし

であった。

れいわ新選組、そして山本代表、見解なしを貫く。

まず、政党としての公式見解を出しているか確認してみよう。

これは、れいわ新選組のホームぺージの一部。8月18日の次のお知らせが、9月7日だ。韓国が、GSOMIA破棄を決定したのは8月22日。長崎原爆の日、終戦記念日(「敗戦の日」と記されているが)の山本代表の談話は掲載されている。しかしGSOMIA破棄に関する談話は見当たらない。

れいわ新選組にとって、GSOMIA破棄は大した問題ではないというのか。

次に山本代表のホームページを見てみることにしよう。

参院選前と後で更新している。しかし、山本代表のホームページを見てみても、GSOMIAの「G」の字すら見当たらない。

これは一体どういうことなのか。

山本氏のTwitterを見てみると、GSOMIA破棄に関係するものはあった。それがこれだ。

!?

GSOMIA破棄という大問題について、他党の石破茂氏に関する記事をリツイート。このリツイートの内容が山本氏の見解だというのか?

山本氏は国政政党の代表であり、これほどの重大問題であれば、選挙の時のように、自らの意思を有権者に伝えるべきだ。

このれいわ新選組の「ダンマリ戦法」については、ネット上で批判の声が上がった。

れいわ新選組山本代表は、消費税や原発といった問題については、積極的に、見解を発信しているが、このGSOMIA破棄に関してはスルー。

れいわ新選組は、シングルイシューで参院選を戦い抜いたわけでもない。安全保障上の大問題について、国政政党が何も発信しないというのは、国政政党としての責任放棄だ。

無反応のれいわ新選組に対して、各政党の反応は?

一方、自民党は部会において、韓国政府を批判する見解が目立ち、国際世論を味方につけるべく、政府の情報発信を強化すべきとの意見が上がった。

韓国政府が日本との軍事情報包括保護協定(GSOMIA)の破棄を決めたことを受け、自民党は28日、外交部会や国防部会などの合同会議を開いた。出席議員は、日米韓の連携や地域の安全保障環境を考慮しない韓国側の一方的な対応を厳しく批判。国際世論を味方につけるため、政府に情報発信を強化するよう求める意見が上がった。

引用元 韓国GSOMIA破棄、自民会議で批判続出 政府にも注文

公明党の山口代表も、記者団に対して、GSOMIA破棄について、韓国政府を批判する見解を述べた。

日米韓の安全保障に関わる重要な協定であり、破棄を決めたことは非常に残念だ。かねてから日本は協定維持を表明し、米国も維持を望んでいたにもかかわらず、破棄を決めた韓国の対応は理解しかねる。

引用元 安保の信頼後退に懸念

立憲民主党も、政調会長の名で中途半端な内容ではあるものの談話は発表した。

国民民主党の玉木代表は、Twitterではあるが、GSOMIA破棄についての見解を述べた。

そして、何かにつけて韓国に寄り添う日本共産党は、GSOMIA破棄について、志位委員長が記者会見で、記者からの質問を受け、日本政府を批判する珍説を表明した(参照)。これでも見解を表明しただけましだ。


各政党は、GSOMIA破棄について、国政政党として見解をはっきりと述べている。しかし、れいわ新選組は無反応である。選挙が終われば沈黙というのは、情けない。

GSOMIA破棄は日韓関係を揺るがしている。れいわ新選組にとって日韓関係や安全保障を軽視しているとしか思えない。そもそも何も考えていないのだろう。

いずれにせよ、GSOMIA破棄という大問題に対して、なんら見解を示さない山本代表と「れいわ新選組」に、国政政党・政治家としての資質はない。

メディアもこのような人物が総理になることなどあり得ないのに、持ち上げるようなバカな報道は控えていただきたいものだ。

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