本日、京都で発生した放火殺人事件では、多数の死傷者が出ており、あまりの凄惨さに言葉を失います。お亡くなりになられた方のご冥福をお祈りいたします。負傷された皆様にお見舞いを申し上げるとともに、一日も早い回復をお祈りしています。
京アニ救済に動く安倍政権&自民党、そして、政治利用しただけの立憲民主党の石垣のりこ氏、「ライター発言」をへらへら見過ごした辻元清美氏
壮絶な事件となった、京都アニメーションへの放火事件。あまり報道されていないが安倍政権と自民党は、さっそく京アニへの具体的な支援へ動いている。
しかし、ここにも政治利用しか頭にない政治屋がいた。石垣のりこ参議院議員を、はじめとする立憲民主党議員の方々だ。そして、事もあろうにライターを聴衆に見せながら「京都みたいになったら困るので今日は使わない」と発言した国会議員までいた。国民民主党の平野博文幹事長である。そしてそれをへらへら許容した辻元清美衆議院議員も忘れてはらない。
ここに与野党の差が露骨に表れた、今回の事件への対応をご紹介する。
早速動いた安倍政権と自民党
事件が発生した当日、安倍総理は「あまりの凄惨さに言葉を失います」に始まる声明を発した。
また、安倍総理は、事件発生直後に、山本順三国家公安委員長に対し、放火火災の全容解明に向けた捜査の徹底を指示した。まこと、いち早い対応である。
菅官房長官は、7月25日の記者会見で、ガソリンを容器に入れて販売する際に身分証の確認や使用目的の問いかけなどを行うよう、消防庁と警察庁が連携し、同日付でガソリンスタンドの事業者に要請したことを明らかにした。
また、菅官房長官は、7月29日の記者会見で、放火殺人事件が起きたアニメ制作会社「京都アニメーション」を支援する考えを示し、「死傷した従業員らへの補償や、経営再建について、よく事情を伺った上でしっかり関係省庁に対処させたい」「国内外から寄せられている義援金の受け入れに課題があると聞いており、経済産業省などを通じ、しっかりサポートしてほしい」と述べ、義援金に対する税制優遇を行う方針を示した。
自民党もまた動いた。8月5日には、京都アニメーションの地元の自民党京都府連が、菅官房長官に対し、被害者や、その家族への犯罪被害者給付金の支給など、支援に万全を期すことなどを要望した。
要望書では、被害者や、その家族に犯罪被害者給付金を支給するなど支援に万全を期すことや、国内外から寄せられた義援金を会社が円滑に受け取れるよう、税制上の特例措置を検討することを求めています。
また、同様の事件を防ぐため、ガソリンの販売について、安全対策を徹底し、制度の改正も含めた必要な措置を検討すべきだとしています。
これに対し、菅官房長官は「日本のアニメ文化を世界に発信する中核的な企業であり、さまざまな支援をしていきたい」と述べたということです。
この要望を受けたこともあり、早速安倍政権は、ガソリン購入に関する制度改革を目指している。ただ、残念なことにまたもや、このことは大手メディアはほとんど報道していない。残念なことである。
しかし、ここにも他人の足を引っ張るか、人の不幸を利用することしかできない連中がいた。立憲民主党と国民民主党である。
卑劣!石垣のりこ氏、選挙利用した挙句に放置
今回の参院選で、立憲民主党の参議院議員に当選した石垣のりこ氏。彼女は、選挙戦も佳境に入った18日、つまり、京アニ事件の当日に、以下のような投稿を行っていた。
恐ろしい事件がまた起きてしまいました。こんな思いはしたくない、させたくない。亡くなった方々のご冥福を心よりお祈り申し上げます。
このような事を減らす為、政治にできる事があると信じています。#PrayForKyoani
「京都アニメーション」で放火か 20人以上死亡のおそれ https://www.bbc.com/japanese/49027211 …
最低の政治利用とは、まさにこのこと。具体案も出せずに、選挙活動真只中で、こんな薄っぺらいことを言うのが石垣のりこ氏なのだ。
政治にできることを考える前に、いまは京アニの復興を願うのが筋だが、そういうことは頭にはない。当然、彼女の投稿は、多くの批判で埋め尽くされた。
中には熱烈な支援者からの批判もあった。
僕の石垣のりこさんへの支持は変わらない。でも京都アニメーションの放火事件が起きたばかりで犯人の動機も分からない今『このような事を減らす為、政治にできる事があると信じています』という呟きはNGだと思う。善意で呟いたのは分かる。でも今はそれじゃない。選挙に使っちゃダメだ。
そして、悪質なことに、石垣のりこ参議院議員は、その後はダンマリ。現在に至るまで、京都アニメーションの事件を悼む言葉、今後の支援策や対策について、一切発言していない。
また、石垣のりこ氏が所属する立憲民主党と統一会派で合意し、手を組んだ国民民主党の幹事長、平野博文衆議院議員も選挙中にとんでもない発言をしていた。
事件の翌日、嘉田由紀子候補の応援演説において、平野幹事長は、京都での事件に言及した上で、ライターを聴衆に見せながら「皆さんの心を燃やしたいと買ってきたが、京都みたいになったら困るので今日は使わない」と発言したのだ。
当然、大炎上し、平野幹事長は謝罪に追い込まれた。
しかも、その現場には、画像にあるように、立憲民主党の辻元清美衆議院議員がいた。しかし、辻元氏が当日、たしなめたとも聞かないし、辻元氏は本件について今日にいたるまでダンマリである。嘉田氏も同様だ。
辻元清美氏、嘉田由紀子氏、平野博文氏ら旧民主党勢力が、本音ではアニメ産業のことなどどうでもいいと思っていることは明らかだ。
このような国民のことを全く考えていない国会議員が、そのままでいること、そうした人を選んでしまうこの状況を何とかできないものかと、考えざるにはいられない。