枝野代表、増税論者の野田元首相と結託!有権者への裏切り

消費税8%維持を公約に戦った枝野代表。その枝野代表は、消費税廃止を主張したれいわ新撰組にも連携を持ちかけていた。つまり、参院選前は、消費増税には「NO」だった。

しかし、ここにきて枝野代表は、有権者への裏切りに踏み切った。消費税10%増税について、「基本的には上げるべきだと思います。そうしないと日本の財政は立ち行かないし、社会保障制度も保てない。」と主張してきた、野田元首相の一派と手を組んだのだ。

枝野代表、野田元首相グループに統一会派を提案

枝野氏は5日、国民の玉木雄一郎代表、社保の野田佳彦代表と個別に国会内で会談し、衆院の立憲会派に加わるよう提案した。立憲の「原発ゼロ」政策や選択的夫婦別姓などへの理解・協力を条件に掲げ、8月中旬をめどに回答を求めた。

引用元 立憲、衆院での統一会派呼びかけ 野党共闘の強化へ転換

枝野代表は、野田元首相のグループに対し、統一会派を呼び掛けた。この際に野田派に求めたのは、①立憲主義の回復、②エネルギー政策、③同性婚のみで、消費税については、呼びかけ文書内では特に触れていない。

前回の呼びかけ時と違い、わざわざ「消費増税凍結」を外した枝野代表

しかし、昨年12月に枝野代表が野田派に誘いをかけた際は、「消費増税凍結」が含まれていた。

この時の野田派は「無所属の会」と名乗っていた。

枝野代表の消費増税凍結という公約を拒否した野田元首相、安住元財務大臣、玄葉元外務大臣らは、野田元首相を代表とする「社会保障を立て直す国民会議」を結成し、消費増税履行を前面に押し出した会派を作り出すに至った。

最近でも、野田元首相は、消費税廃止を散々叫んでいた山本太郎氏が、「消費税5%」を条件に他の野党との連携を模索していることについても、「甘いことを言えばいいというものではない」と一蹴している。

今回、枝野代表が、わざわざ、消費増税凍結だけを条件から除外した理由は、ただ一つ。野田派を是が非でも手に入れたい、参院選の敗北を糊塗したい、枝野代表の政治屋としての野心でしかない。

そして、枝野代表が本音では消費増税を考えている事の何よりの証だ。実際、枝野代表は、野田政権の経済産業大臣として、消費税10%に賛成し、立憲民主党を結成するまで反対してこなかったのだ。

だが、これは「数合わせの永田町の論理に与しない」「消費税は8%維持」を訴えてきた、枝野代表のこれまでの主張を翻すものだ。

怒る立民支持者!あるアンケートでは7割が反対!

この枝野代表の裏切りに、当然のことだが、立民支持者たちは怒りを爆発させた。ある支持者は、支持者限定のアンケートで、野田派との連携についての賛否を確認したところ、71%が反対する結果となった。

また、元朝日新聞記者の鮫島浩氏もまた、これを裏切りだと断じ、もう旧民主系はおしまいだと主張している。

これに慌てた、立憲民主党の川内博史衆議院議員が鮫島氏に対し、釈明を試みた。

彼によれば、枝野代表は、消費税が10%でも不足すると主張する野田元首相、そして、消費税0%を主張し、当面は5%に引き下げを主張する山本太郎氏と共闘していくのだという。普通の人間には、まったく理解できない珍説だ。

しかも、この連中で連立政権を形成するという。一体、こんな連中の政策をどう調整するのか。政権発足以前に、空中分解することは目に見えている。

川内氏の主張する立民の考えは、詭弁丸出しだ。

実際、川内氏の投稿のコメント欄には、「共闘どころか野田は山本太郎を攻撃している」「立民幹部の岡田・長妻・福山氏等は、減税は論外・あり得ないと批判的でこれが山本太郎と共闘できるとはありえない」「裏切りだ」とボロクソに批判が集中している。

もっとも傑作なのは、立憲民主党支持者による以下のコメントだ。

枝野さんからは「消費税廃止・減税は現状ではリアリティを持った政策として定義することは不可能と結論付けた」と聞いています。

党の方針と矛盾する話は内外に「立憲は内部がバラバラだ」との印象を与え兼ねず党利を損ねます。まず党内で話し合ってからにして下さい

引用元 https://twitter.com/fatbowler/status/1157071945956855808

結局のところ、参院選の敗北を糊塗しようとした枝野代表の政治屋としての悪あがきは、枝野代表が隠れ増税派であることを露呈した上に、数少ない支持者をさらに減らすだけになりそうだ。

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