「ミスター年金破壊」長妻昭厚生大臣の無能と悪夢。立憲民主党よ、『恥を知りなさい!』
立憲民主党の長妻昭氏は、今、年金問題で政府に対する追及の先頭に立っている。
しかし、彼は悪夢の民主党政権の初代厚生労働大臣時代に、年金制度を無茶苦茶に弄り回し、省内を大混乱させた張本人である。
この長妻昭氏の恥だらけの年金破壊の前科を見てみよう。
たった12日で国民を裏切る!
2009年9月17日、長妻氏は、民主党が政権交代を果たしてから意気揚々と厚生労働省に大臣として乗り込んだ。そして、あの滅茶苦茶な「民主党のマニフェスト」の冊子を掲げ、「ある意味、国民と新しい政府との契約書、あるいは命令書と考えてもよい」と訓示した。そして、その民主党のマニフェストには、「日本年金機構」の創設反対と書かれていた。
しかし、就任12日後の9月29日、長妻厚労大臣は「日本年金機構」を予定通り発足させると発表。理由は、庁舎移転や採用が進んでいるから。しかし、そんなことは事前に分かっていたはず。本当に「日本年金機構」が不要ならば、それでも廃止へ動くべきだった。
しかも、民主党と長妻氏は、社会保険庁を廃止して日本年金機構に移行させるのではなく、国税庁と合体して「歳入庁」にするという政策を目玉にしていた。当時の長妻大臣のこの決定は、当初の「歳入庁」構想も廃止となることを意味していた。
あだ名は「ミスター検討中」、そして「ミスター無能」へ
長妻氏は、政権交代前は野党として与党を攻撃していたが、いざ自分が厚労大臣になってからは、無能さを露呈し、各方面から攻撃の対象となった。
例えば、就任当初から、山積する懸案の多くについて記者会見で対処方針を聞かれても「検討中」としばしば答えたため、ミスター年金の異名をもじって「ミスター検討中」とメディアやネットで揶揄された。
また、2009年10月には記者会見を突然キャンセルし、記者に見つからずに帰宅するために貨物用エレベーターを使って厚生労働省庁舎を脱出したことから、「ミスターお荷物」との滑稽なあだ名もネット上で散見された。
最終的には、厚労大臣時代の多くの無能なエピソードにより、「ミスター無能」と言われるまでに名声は凋落。エピソードには事欠かないが、以下、その一部である。あれだけ長妻氏を持ち上げた毎日新聞ですら、長妻氏を揶揄する内容の記事を報じているのだから、信ぴょう性は高い。
・「大臣室に局長らを集めた際、机の書類が床に落ちた。『上に立つ大臣は取っちゃいけない。君たちが拾わなきゃいけないんだよ』『本当は私とあなた方はそういう関係です』とみなにクギを刺した」(2010年4月18日、毎日新聞)
・「視察先で幼児に泣かれた大臣が『(視察中に)子どもに泣かれないようにする方策を考えよ』という指示書を出した」(2010年3月23日、読売新聞)
・「ある職員に、部下の目の前で『こんなこともできないならあなた、すぐに代わってください』と面罵」「ミスをした職員に『オレが批判されるのが楽しいんだろう』と言い放つ」(2009年11月22日、毎日新聞)
・「大臣の文書での指示が就任後約半年で1000件を突破。中には重箱の隅を突付くようなものもあり、『経費節減のため残業をするな』と大臣が指示するが、残業を増やしているのは大臣自身、と省内では揶揄」(2010年2月8日、共同通信)
年金改革に失敗し、クビ!
年金改革だけでも実現出来ればよかったのだが、失敗。長妻大臣はほとんど目立った成果を残していない。
目立った成果がなかった第1の理由は、年金記録問題をばかりに夢中になったこと。第2の理由は、無能さである。結局、長妻大臣は年金改革すら実現出来なかったどころか、むしろ年金基金を食いつぶした。
その後、増幅した国民の怒りは、長妻氏をわずか1年で辞任に追いやった。
2010年7月24日、年金制度改革に関する国民参加型の討論会が省内で開かれた。その際、一般の参加者から「民主党のマニフェスト(政権公約)にこだわらず、与野党協議で現実的な年金制度改革案を示してほしい」など、長妻氏への批判が相次いだ。(参考)
“マニフェストなどどうでもいいから自民党の力を借りて、まともな改革案を作ってくれ”。大臣にとっては屈辱的な批判だが、身から出た錆。
この討論会から1か月後にクビになった際の読売新聞(2010年9月18日)は、解任の理由についてこう指摘している。
「内閣府の意見募集には長妻氏の悪評が山のように届いた」
「仙谷氏(官房長官)は周辺に『長妻君の職員からの評判はすこぶる悪い。(中略)』と悩みを打ち明けた。」
このように長妻昭氏は、厚労大臣時代、何ら成果を出せず、ただ厚生労働省をかき乱し、年金基金を食いつぶしただけの「ミスター無能」だった。
こういう人物に、年金を語る資格も、政府を批判する資格もない。
こんな無能な人を未だ党の要職に置いている立憲民主党よ、『恥を知りなさい!』。