サントリーの看板ウイスキーの一つであり、初の成功作が角瓶です。kakubin01

スコッチウイスキー独特のスモーキーな香りを抑え、日本人の嗜好に合わせたウイスキーとして、その後のサントリーの味を決めた商品ともいえます。私の地元、北海道では「角サン」と呼ばれます。
最近では、「角ハイボール」 の大ヒットによって原酒が足りなくなる自体にまでになりました。

実際にロックで飲んでみると、香りは確かにスモーキーな香りは最小限になっていて、ほのかにレーズン、青リンゴの香りを感じます。
味もかなりあっさりした印象ですが、アルコールの香りや刺激もそこそこあり、個人的には2杯ほどで悪酔いしました。

700mL、アルコール度数が40度で、価格は1100円台。少しお金を出せばオールドが買えて、ニッカにはブラックニッカスペシャルとリッチブレンドがあります。
この中で見ても、角瓶は一番下に位置するでしょう。
ウイスキーを飲み慣れていない人や、ハイボールや水割り、コーラ割りで飲む人にはいいかもしれませんが、個人的にはブラックニッカ・クリアかリッチブレンドを勧めます。

ちなみに2013年には、プレミアム角瓶が発売され、価格も2000円程度と強気のラインナップが加わりました。ここまでになるとオールドを抜いてリザーブに並ぶかの値段。ニッカにはフロム・ザ・バレル、スーパーニッカ、竹鶴12年があります。

<個人的評価>(A~E)
香り D: スモーキーさが少ないものの、レーズン、青リンゴの香りも控えめ。
味わい D: ロック、ストレートではアルコールの辛さ、刺激が強く、割って飲むしかない。
総評 D: トリスに比べればいいが、ウイスキーとしては中途半端。