「灘中高→東大法→大蔵省→GS→投資ファンド社長」って、一度も非正規雇用とかクビとか裸一貫ゼロからキャリアやり直しとかなくて、羨ましい限りだわ。どこがレールから外れてるのか何も分からないし、何がロスジェネの苦労なのかも理解できない https://www.asahi.com/articles/ASM6F64Z2M6FULZU01T.html …
朝日新聞「東大卒投資ファンド代表はロスジェネ」、立民「山岸一生はロスジェネ」:朝日新聞と立民が言葉の意味を知らない説
朝日新聞がとんでもないインタビューを掲載している。東大を卒業し、大蔵省に勤務し、外資ファンドの日本法人代表を、「ロストジェネレーション」と紹介しているのだ。
また、立憲民主党も参議院議員選挙に東京選挙区から出馬している山岸一生氏を「ロストジェネレーション」として紹介。山岸氏は、東大法学部を出て、朝日新聞に入社し、政治部というエリートコースを辿ってきたエリート中のエリートだ。
朝日新聞と立憲民主党の二大無知の実態を追ってみよう。
朝日新聞「投資ファンド代表はロスジェネ」
まずは、朝日新聞の報道だが、英外資系ファンド日本代表の藤井良太郎氏を「ロストジェネレーション」の代表格として紹介している。
朝日新聞の別の記事によれば、ロストジェネレーションを以下のように定義している。「略してロスジェネ。 1990年代後半から2000年代前半の「就職氷河期」に社会に出た世代の呼び名として、日本社会に定着している。」(参考)
つまり、就職氷河期に就職難に直面し、その後も非正規労働などで苦労した人々を多く含む世代という意味だ。
さて、朝日新聞は、そのロスジェネの代表として、藤井氏をどのように評価しているのか。
藤井良太郎さん(44)はいま、回転ずし大手のスシローグローバルホールディングスの上場などを成功させた運用資産総額330億ユーロ(約4兆円)の英系投資ファンド、ペルミラの日本代表を務めている。
朝日新聞の連載「ロストジェネレーション」の9回目(2007年1月10日)に「脱レール世代」として登場したときには、米系投資ファンド、コールバーグ・クラビス・ロバーツ(KKR)の日本法人立ち上げメンバーだった。KKRでは、人材サービス大手インテリジェンスやパナソニックヘルスケアへの投資などを手がけた。いまの会社に移ったのは15年のこと。藤井さんはさらりと言う。
「10年単位くらいで転職を考えるのは、この業界では常識です。KKRには9年いて、次どうしようかと考えていたら、いまの会社の日本代表のポストに、という話がきた。ヘッドのポストというのはなかなか巡ってこないので、魅力的な話でした」
さかのぼれば、灘中、灘高、東大法学部を卒業し、1997年に大蔵省(当時)に入った。2001年に大手投資銀行のゴールドマン・サックス(GS)へ転じ、GSの米国本社に異動した後、KKR日本法人の立ち上げに携わった――。ピカピカの人生だが、「僕らの世代は、ずっと翻弄(ほんろう)されてきた」と話す。
灘中、灘高、東大法学部を卒業し、大蔵省、ゴールドマン・サックス、コールバーグ・クラビス・ロバーツを経て、英系投資ファンド、ペルミラの日本代表の彼を「ロスジェネ」の代表として扱うとは、正気とは思えない所業。
Google社でデータサイエンティストとして勤務する、尾崎隆氏も以下のように指摘する。
その他にも批判が相次いでいる。
https://www.asahi.com/articles/ASM6F64Z2M6FULZU01T.html …
こんな絵にかいた餅みたいなフル装備のエリートの話題でお茶を濁してどうしたいのこの記者
どの世代でもトップはどうにでもできる
全く世代を表してないし、映し出す参考にならない。
氷河期の中層低層部分はすでに人生崩壊の序曲が始まってどうするかって事を書き出さないと
一通り読んだけど「お前は何様なんだ」という怒りが腹の底からこみ上げてくる内容だった。
→東大→大蔵省→英ファンド ピカピカ人生、44歳の覚悟:朝日新聞デジタル https://www.asahi.com/articles/ASM6F64Z2M6FULZU01T.html …
立憲民主党「山岸一生はロスジェネ」
続いて立憲民主党は、「ロスジェネの元朝⽇新聞政治記者が、メディアを⾶び出した覚悟」と題して、山岸一生候補(参院・東京)を紹介している。
⼭岸⼀⽣です。朝⽇新聞の記者として各地で取材をしてきました。15年間のキャリアの中で、政治部の経験が⻑く、2014年の沖縄県知事選での故・翁⻑雄志⽒の取材や、旧⺠主党の菅直⼈⾸相、野党⾃⺠党の⾕垣禎⼀総裁の番記者をしてきました。
(中略)
今だから⾔えますが、2015年からの官邸、⾃⺠党本部の番記者時代、愛想笑いがうまい記者でした。
(中略)
わたしは2004年に社会に出た、就職氷河期の末期でした。
僕のように⼤⼿メディアの正社員になれても、⼈が減る中で重労働。でも「お前はいいよな」と⾔われる。私たちロスジェネというのは、友達、家族どうしでもそう いう「分断」をリアルに感じる、バラバラになりやすい世代だと思います。
繰り返すが、山岸一生氏は東大を卒業し、朝日新聞の政治部記者という高給取りを楽しんできた人物だ。その彼を生まれた年だけで、「ロスジェネ」として扱う立憲民主党は何を考えているのか。
そして、その山岸氏は、“自分も重労働だったり、妬まれたりで大変だった”と「ロスジェネ」面をする。
そして、山岸氏は「多くの⼈が共通に抱える問題で、その声を集めていけば、必ず是正できる問題のはずです」という。実にバカバカしい根性論。
結局、立憲民主党と山岸氏、そして、山岸氏の所属していた朝日新聞も、ロスジェネのことなぞわからぬエリート様なのだ。