長年、年金を研究してきた者として断言できるが、この人は馬鹿だと思う。 https://twitter.com/tadashishimizu/status/1144539558517735424 …
年金の権威たちが「金融庁の報告を叩く野党は無責任!」と続々と批判
年金制度の専門家たちが、野党に対し、続々と批判の声をあげている。例えば、テレビなどで活躍中の公益財団法人中部圏社会経済研究所研究部長の島澤諭氏は「金融庁の報告書は高く評価されるべき」と評価している。
しかも、島澤氏は自民党べったりではなく、小泉政権時代の「100年安心」プランを厳しく批判していたことでも有名な人物なのだ。
また、独立行政法人経済産業研究所リサーチアソシエイトの中田大悟氏も年金問題の専門家だが、「長年、年金を研究してきた者として断言できるが、この人(共産党の清水ただし衆議院議員)は馬鹿だと思う。」「野党は恥を知れ」と厳しく批判している。
金融庁の指摘は「みんなうすうす感じていたこと」
島澤氏は、まず金融庁の報告書を「うすうすかんじていたこと」を堂々と指摘した、勇気ある報告書だったと高く評価する。
金融審議会 市場ワーキング・グループ報告書「高齢社会における資産形成・管理」への評価ですが、みんなうすうす感じていた「年金給付額はこれからどんどん減らされていくのでは?」ってことを参院選前という空気を読まずにズバリと指摘したという点では画期的かつ親切なものだったと思います。
(中略)
国民に老後の資金として年金があてにならない実情を再認識させ、年金の在り方に一石を投じるきっかけとなったという点で高く評価したいと思います。
野党の無責任極まれり!
そして、返す刀で島澤氏は、野党の無責任さを明らかにしていく。島澤氏は、もともと立憲民主党や国民民主党の議員たちは、民主党時代に国民に約束した年金改革をひとつもできなかったではないかと疑問を投げかける。
そして、島澤氏は、旧民主党議員たちは、下野した後は、そのことをすっかり忘れて、モリカケ国会にばかり終始して、いまさら騒ぐとは何事か!と厳しく批判する。
野党の皆さんは、そもそも本件を叩いている多くの野党の政治家の皆さんが所属していた旧民主党では、政権交代の時に、国民に約束した年金の抜本改革を結局何一つ実現できなかった責任をいかに考えているのか、まず明らかにしたうえで自己批判していただきたいと思いますね。現行の年金制度に不備があるから制度改革しようとしていたのではないのでしょうか?それなのに、下野した瞬間、年金のことは忘れて、モリカケ国会などに終始し、国民生活に直結する年金改革の機運を失わせた罪は大きいと思います。
また、島澤氏と同じく年金問題の権威である、独立行政法人経済産業研究所リサーチアソシエイトの中田大悟氏も、野党の責任を強く批判する。
長年、年金の論争を見続けてきた者としてこれだけは言いたい。民主党出身の野党議員の諸先生方には「貴方達は、できもしない詐欺話をぶち上げて、日本の年金論議をグチャグチャにした大失政をしっかりと総括してから年金に物申してもらいたい。恥を知れ」と。
引用元 中田大悟氏公式Twitter
そして、清水ただし衆議院議員の「年金積立金を全部配ってしまえ!」とする無知無能をも指摘する。
メディアの無知無能と無責任
また、島澤氏はメディアの無知無能と無責任さも批判する。
メディアの皆さんも、「100年安心」プランの欺瞞を暴いた研究や書籍はそれこそ掃いて捨てるほどある中、このままいけば年金が切り下げられることになるだろうこと、もしくは、現在の少子化、所得低迷が続けば、年金だけで生活しようとすると消費水準を現役世代の4割程度にまで抑えなければならなくなること、したがって、老後を年金だけで送れるのは困難になっていくことを知らなかったはずはありませんし、知らなかったとすれば、勉強不足にすぎると思います。
中田氏もまた、メディアのせいでまともな議論が出来なくなっていると指摘する。
公的年金だけでは生活できないから、ちゃんと自助とのバランスとってね、という当たり前のメッセージを発信した途端、メディアと世論の集中砲火を浴びることになる(誰も盾になってくれない)。こんな状況で、まともな制度改正議論などできないのですよ。
全くその通りだ。
もちろん、島澤氏と中田氏は、政府の責任を指摘する人物でもある。しかし、だからこそ、彼らの野党への批判は説得力がある。そして、まともな年金の専門家で野党やメディアの主張を肯定するものはいない。
野党やメディアも参院選前だけでも、国民をだませればよい。そう考えているとしか思えない。
だが、それに国民が付き合ってはならない。