蓮舫VS枝野の内部抗争勃発!辻元に「美人過ぎてあかん」と見捨てられた亀石氏
立憲民主党の枝野代表と参院のドン・蓮舫副代表が、東京を舞台に代理戦争を展開している。実はいくつかの状況証拠からも明らかだ。
山尾の反乱に続く、枝野VS蓮舫の立憲民主党内の内部抗争をご紹介する。
枝野代表は塩村あやかの擁立に反対していた!
「誰がこんな『プラチナチケット』をあげたのよ。当選確実な東京選挙区から出られる塩村さんは、ラッキーね」
2019年1月末、立憲民主党の蓮舫副代表(51)は、周囲に皮肉まじりにこうぶちまけた。夏の参院選を前に、野党第一党である立憲民主党内で、いま「女のマウンティング合戦」が繰り広げられている。
出馬会見での様子。蓮舫氏の目線が怖い。
あまり見たくもない「女のマウンティング合戦」だが、記事によれば、塩村氏を東京選挙区に擁立したのは、蓮舫氏の強い推薦だったという。
「とはいえ、1月25日の塩村氏の擁立会見に、蓮舫氏は同席している。『塩村氏を子飼いの議員にできる』と踏んだからだろう」(立憲所属国会議員)
塩村文夏・元東京都議(40)にとって、蓮舫氏の支援は魅力的。当選はさらに確実になったはずだった。しかしその後、立憲の支持率は急落。(中略)
「それも、枝野幸男代表が塩村氏の擁立に、もともと反対していたから。塩村氏は苦しい立場に追い込まれた」(前出・立憲議員)
そして、枝野代表は塩村氏の擁立に反対していたという。確かに、これを彷彿とさせることが複数起きている。
その1つが、1月25日の塩村氏の擁立会見。枝野代表は欠席していた。出席したのは、蓮舫氏と、その最側近の手塚仁雄衆議院議員だけ。
東京選挙区は党を象徴する選挙区であり、ほとんどの候補の会見に同席してきた枝野代表はなぜか同席しなかった。枝野代表の側近の福山幹事長もいなかった。
この時の枝野代表はインフルエンザで寝込んでいたからだが、それなら日を移せばよいこと。また、ピンピンしているはずの福山幹事長が同席しないのも奇妙である。
これは枝野・福山の反対を押し切って、蓮舫氏や手塚氏が強引に擁立したとみるべきだ。
塩村候補に対抗するために、提灯記者を擁立した枝野代表
そして、枝野代表はこれに黙っていなかった。勝利を無視して、嫌がらせのように朝日新聞で立憲民主党への提灯記事ばかり書いてきた山岸一生氏を同じ東京選挙区で擁立したのだ。
党執行部が、東京選挙区にもうひとり候補を擁立する強攻策に出たため、蓮舫・塩村両氏の思惑はひっくり返された。
(中略)
「元みんなの党の塩村氏に、立憲の支持母体である労働組合が反発している。苦戦必至だ」(政治部記者)
しかも、山岸一生氏は朝日新聞記者であるから、労組も塩村氏よりは応援しやすい。
また、こんな情報もある。塩村候補が落選しようがしまいが、山岸氏を当選させたい枝野代表の意向が伝わってくる。
実際、枝野さん(幸男・同党代表)ら幹部は山岸さんをかなり可愛がっている様子で、塩村さんは、朝日新聞が強いとされるリベラル色の強い多摩地区での選挙活動が制限されることになりそうなんです
一方、こうした動きを蓮舫氏が面白く思うはずはない。まさに、立憲民主党にとっての参院選の東京選挙区は、有権者そっちのけで、枝野代表と蓮舫副代表が代理戦争を展開する場所になっているのだ。
辻元氏に「美人過ぎてあかん」と見捨てられた亀石氏
そして、時を同じくして、大阪でも似たような事態が起きている。渦中の候補者は、大阪選挙区で立憲民主党が擁立した亀石倫子氏。枝野氏が直々に口説いたものの、辻元氏に見捨てられているそうだ。
東京とは逆に、枝野氏が直々に口説いたのが、大阪選挙区の亀石倫子氏(44)。刑事事件の弁護で豊富な実績を持つ、美人弁護士だ。昨秋の擁立会見で枝野氏は、「大事な目玉候補。議席を獲得するために、全力を挙げる」と息巻いたが……。
「街頭演説に立つと、『きれいすぎてあかんわ。大阪人には受けへん』と言われてまう」
辻元清美国対委員長(59)はこう愚痴っているという。同じ大阪を地盤とする亀石氏を、「全力を挙げ」て支援していたはずの辻元氏。
「最近は、『国会が忙しくて参院選どころじゃない』と辻元氏ら国対幹部は嘯いています」(野党担当記者)
6月5日朝、なかなかチラシを受け取ってもらえていなかった亀石氏を、街頭で見かけた。
「大阪選挙区は、自公や維新の候補者に埋もれ、亀石氏は厳しい情勢」(前出・政治部記者)
辻元氏が冷たくなったのは、落選の責任を押しつけられたくないということか。
結局のところ、これが立憲民主党だ。あるのは自分たちのメンツだけ。やることなすこと、責任逃れとライバルを蹴落とすことばかり。
こういう連中に票を入れても無意味なことだけは確実だ。