今回は、南アルプスワインアンドビバレッジの隼天(はやて)を飲んでみます。

ファミマ限定のウイスキー

hayate_南アルプスワインアンドビバレッジは、自社ブランドのほかに、コンビニ、スーパー向けのボトルも手がけています。

近年では、イオン向けのトップバリュ ベストプライスウイスキーおよび3年熟成 樽仕込みウイスキー、セブンアンドアイ向けのハリスホーク、ローソン向けの琥珀郷がそれに該当します。

そして今回、ファミマ向けに販売されたのが、この隼天(はやて)です。

ファミマの公式サイトでは、3年以上熟成されたモルト原酒を使っているとありますが、ラベルを見ると、モルトとスピリッツとなっていて、グレーン原酒が使われていません。

アルコール度数が40度、価格は1100円弱で、少々割高感があるのは否めないでしょう。

ハイボール用なら悪くない

ストレートから飲みます。

口に含むと、先にアルコールの香りが広がった後、カラメル、レーズン、リンゴと続きます。
味わいは、アルコールからの辛みが比較的強めで、後からカラメルを思わせる甘みが追いかけます。

ロックでは、アルコールっぽさが目立ち、後からは軽いカラメルとレーズンが追いかけます。
味わいは、まだアルコールからの辛みが残っていて、酸味も控えめです。

ハイボールにすると、リンゴの香りの方が前に来ます。
味わいは、軽い酸味の後に甘みが続く印象で、フルーティで飲みやすいものになります。

若さが目立ち、ストレートやロックでは飲みにくい印象ですが、ハイボールだと苦みが抑えられ、甘くてスムーズな印象になります。
ハイボール用のウイスキーと考えると、角瓶よりは上のように思えます。

<個人的評価>

  • 香り D: カラメル、レーズン、リンゴが感じられるが、それ以上にアルコールの刺激が目立つ。
  • 味わい D: ロックでもアルコールからの辛みが目立つ。加水で酸味と甘みがバランスよく得られる。
  • 総評 D: ハイボールや水割り用と割り切った方がいい。ストレートやロックではつらい。