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【ドラニュース】中日・大島、4安打放ち開幕へ準備万端もチーム4連敗に危機感2020年3月8日 紙面から
中日・大島洋平外野手(34)が7日、楽天とのオープン戦(静岡)で4安打を放った。開幕に向けて準備万端だが、1-7の完敗には、主力ならではの危機感を募らせた。リードオフマンとしては、得点パターンなど試合内容にもこだわって開幕に向かう。 大島は竜のユニホームを着て勝利の喜びをかみしめるためにFA権を行使せず残留の道を選んだ。だから個人の順調な調整と、勝利の両輪で開幕へ突っ走りたい。なのに、4安打を放ってもホームにかえったのは初回の1度だけ。チーム得点もこの1点止まり。試合後はナインの奮起を求めた。 「いくらオープン戦と言っても、内容がない試合が多いです。リードを許して、そのまま負けちゃう。勝ちを意識しないといけない時期。今できないことはシーズン中でもできないですから」 1軍最年長で昨季最多安打のタイトルホルダーが発した言葉は重い。つまり、チームの現状に危機感を抱いている。この日の敗戦で4連敗。巨人と並ぶ最下位に転落した。試合後、野手は素振りを繰り返し、投手陣はミーティングした。大島によると、伊東ヘッドコーチからも勝利への執念を求める声が挙がっていたという。 ナインを鼓舞するように打ち続けた。初回、楽天先発・松井のスライダーを左前へはじき返す。4安打は左前と右前を2本ずつ。これでオープン戦6試合で20打数9安打、打率4割5分とした。 納得したのは第4打席の左前打。宋家豪(ソン・チャーホウ)の初球141キロ速球をはじき返した。「狙って1発で仕留められました。こういう打席を増やしたい」と話した。 負のデータから逃れるためには勝つしかない。過去10年間でオープン戦最下位でシーズン最下位に沈んだのは2010、11年の横浜(現DeNA)、14年のヤクルト、16年の中日、オリックス、18年の阪神。計6度もある。ちなみに最下位チームの優勝はない。調整ばかりを言っていられないプレシーズンマッチ。白星の必要性は日に日に増している。 PR情報
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