「自分ツッコミくま」ナガノさんが明かす「もぐコロ」誕生のひみつ

ナガノワールドの奥深さを知っていますか

LINEクリエイターズスタンプでおなじみ「自分ツッコミくま」。作者ナガノさん(@ngntrtr)のかわいくてちょっと不思議なイラストの数々に、もうすっかり虜になっているという人も多いはず。

ナガノさんが創作の秘密を語る全3回のインタビュー。締めくくりとなる今回は、自分ツッコミくま、もぐらコロッケ、チュパカブラ……ユニークなキャラクターたちとナガノワールドがいかにして生まれたか、その核心に迫っちゃいます!

「くま」が白い理由

編集部:いまやLINEスタンプだけでなく、企業とのコラボやコミックの世界、さらにコラボカフェなどのリアルワールドにも活躍の場を広げている「自分ツッコミくま」ですが、いつごろ、どのようにして生まれたのですか?

ナガノ:LINEでスタンプを作って販売できるようになった2014年に、何か自分も新しいスタンプを作りたいな、と思ってできたのが自分ツッコミくまでした。

「矢印で自分の状況を表す=自分ツッコミをする」ことでコミュニケーションをとる、というコンセプトだったので、キャラクターは誰もが感情移入できるように、シンプルであまり個性のないものにしようと思い、白いくまになりました。

:なるほど、「個性がないように」とのことですが、ナガノさんのタッチはすごく繊細で独特なので、シンプルなのにマネできない、他のキャラクターにはない絶妙な魅力がありますよね。

 

最近はすっかり主役級の人気を誇るようになった「もぐコロ」こと「もぐらコロッケ」や、双子の悪役「ユニコーン」、意外と優しい謎の生物「チュパカブラ」などなど、ナガノさんの世界は仲間を増やしながら広がっています。こうした独創的なキャラクターは、どのように生み出されているのですか?

:もぐらコロッケは、落書きのもぐらの絵がそのままキャラクターになりました。チュパカブラのように、Twitterで描いているマンガ発のキャラクターは、一発書きで気に入ったものをレギュラーのキャラクターとして描き続けている感じです。ユニコーンたちは、見た目の可愛い悪役が欲しいと思って作りました。