山尾しおり、大ピンチ!立憲民主党議員の多数が海外渡航で辞職決議に賛成の過去。経済視察もとい愛の逃避行の行方は!?
憲法問題の「政策顧問」と「経済視察」にサンフランシスコへ無断渡航した、と無茶苦茶な言い訳を展開している、山尾しおり衆議院議員。
世間では、同伴者がW不倫騒動の倉持麟太郎氏だったことから、たんなるデートだったのではないかと突っ込まれているが、ここで笑劇の事実が浮上した。
福山幹事長や蓮舫参院幹事長、そしてコニタンを含む、19人もの現職の立憲民主党議員が6年前に、自民党議員の無断での渡航延長に対し、役職の辞任決議を提出・賛成していたのだ。しかも、今回の無断渡航の方がはるかに悪質だ。
山尾議員に突っ込みをしつつ、6年ぶりのブーメランを見てみよう。
事態の発覚と山尾議員の苦しい言い訳
立憲民主党の山尾志桜里衆院議員が大型連休中、国会で定められた手続きを経ずに、「無断で米国出張」していたことが発覚した。かつて山尾氏との不倫疑惑が報じられ、今は政策顧問を務める弁護士の倉持麟太郎氏が同行していたという。
(中略)
国会議員が会期中に海外に出る際は、所属議院の議長あてに事前に「請暇(せいか)届」を渡航計画書とセットで提出し、議院運営委員会理事会で了承を得る必要があるが山尾氏は怠っていた。
(中略)
山尾氏は「不注意で失念し、届け出を忘れた。米ロサンゼルスには『経済視察』に行っていた」と語り、文春砲の内容を「おおむね事実だ」と認めたという。
文春砲が再び直撃し、大破炎上中の山尾議員だが、経済視察にW不倫騒動の倉持麟太郎氏を同伴とは、目も当てられない。確かに彼は政策顧問だが、それは憲法問題に必要ということだったはずではないのか?
しかも、明らかに倉持麟太郎氏は経済政策については、ずぶのド素人だ。それは彼の経歴を見ても明らかである。
・法学部法律学科を卒業し、その後は法科大学院と法律の勉強ばかり
・大学の非常勤講師もしているが内容は憲法論。
・ホームページの紹介を見ても、弁護士としての取り扱い分野は「離婚・男女問題」、「企業法務」
・講演でも平和安全法制に関するもので、経済政策に関するものは見当たらない。
だいたい、なぜ経済視察がサンフランシスコなのか。なぜ、視察の成果を文春砲が直撃するまで一切公開せず、視察すら公開しなかったのか。普段は、イベントが終わるとすぐにFacebookで公開していたのに。
疑惑がどんどん深まるばかりだが、ここで立憲民主党の議員たちが、6年前に特大のブーメランを投げていたことをご紹介しよう。
6年前の国益を守るための無断渡航「延長」に対する解任決議
2013年5月、ちょうど6年前に参議院本会議において、川口環境委員長に対する解任決議が出された。川口委員長は、ちゃんと許可を得て中国へ渡航したが、副総理級の要人と重要な交渉をすべく、滞在の延長を参議院へ求めた。
しかし、当時の参議院は野党が過半数だったために、これを拒否した。しかし、川口委員長は現地にとどまり会談を実施した。安倍総理は、これを「尖閣諸島の問題も議論された。日本の立場を主張するのは有意義だった」と高く評価したが、野党はこれにかみつき、解任決議を提出。野党が過半数の参議院で可決し、川口委員長は解任された。
その際の決議文には、「信義違反、ルール違反を行う者は、公平・公正な委員会運営を預かる委員長として不適格である」とし、「本来ならば、川口君自らが自身の責任を十分に自覚したうえで、自らその職を辞するべきであるが、川口君には、そのような真摯な姿勢は微塵もない。」ので解任するとあった。(参考)
今回もこの原則が適用される。しかも、今回の山尾事案は、国益も関係なく、無断延長ではなく、そもそも渡航の事前許可すらなかった。そして、山尾議員に真摯な姿勢はみじんもない。
当然、当時賛成した皆さんは、真っ先に山尾議員を辞職させるのが筋だ。少なくとも立憲民主党のあらゆる役職から解任すべきだ。
6年前、無断での海外渡航延長は許さないと激怒し、解任決議を提出し、賛成したみなさん
さて、ここで当時の参議院決議に賛成し、現在も立憲民主党議員を続けている皆さんを紹介しよう。(参考)
・蓮舫 参議院議員
・福山哲郎 参議院議員
・小西洋之 参議院議員
・大河原雅子 衆議院議員
・牧山ひろえ 参議院議員
・川田龍平 参議院議員
・真山勇一 参議院議員
・白眞勲 参議院議員
・江崎孝 参議院議員
・小川敏夫 参議院議員
・風間直樹 参議院議員
・金子恵美 衆議院議員
・神本美恵子 参議院議員
・斎藤嘉隆 参議院議員
・芝博一 参議院議員
・武内則男衆議院議員
・那谷屋正義参議院議員
・藤田幸久参議院議員
・吉川沙織参議院議員
福山幹事長から参院のドン・蓮舫氏、そしてコニタンまでと、大物から小物界の大物まですべて押さえた素晴らしいラインナップだ。
蓮舫氏は、こんなことを言っていた。山尾議員にも当てはまるはず。
「まっとうな政治」を主張する立憲民主党の皆さんは、ぜひ、初志貫徹し、山尾議員の辞職を決議してほしい。悪質さでは6年前の比ではないのだから。
なお、立憲民主党は、山尾議員に厳重でもなく、単に福山幹事長が注意するだけの処分にしたという。(参考)何かの間違いで、よもや福山幹事長が6年前のことを忘れたとは思えないので、きっと重い処分をちゃんとやってくれると思いたい。
そうですよね、福山幹事長。