枝野代表は大ウソつき!「嘉田氏は右往左往。一本化しない」と批判してからたった三か月後、「嘉田氏で一本化」???
枝野代表は大ウソつきだ。
彼は、参議院議員選挙に滋賀県から立候補している嘉田由紀子氏を、「右往左往した」「信頼できない」「嘉田氏に一本化は出来ない」とボロクソに批判していたのに、しれっと嘉田由紀子氏を立憲民主党として公認し、一本化してしまった。
枝野代表が忌み嫌っていたはずなのに、「原爆投下は良かった」と発言したり、「大津いじめの主犯を擁護」したりの嘉田由紀子を擁立してしまう一部始終を見てみよう。
枝野代表は嘉田氏を政治家として全否定していた
・嘉田氏に2回も振られて激怒していた枝野代表
枝野代表は繰り返し、嘉田氏をボロクソに批判していた。
例えば、枝野代表は昨年12月の京都新聞のインタビューで、政治知新よりも激しく、嘉田氏を批判している。
立憲民主党の枝野幸男代表は16日、京都市内で京都新聞の取材に応じ、来年夏の参院選滋賀選挙区(改選数1)で国民民主党滋賀県連が前県知事の嘉田由紀子氏を野党統一候補として擁立すると決めたことについて、「嘉田氏での一本化は無理だ」と述べた。
枝野代表は嘉田氏について、昨年の衆院選で滋賀1区から無所属で立候補したものの、出馬に至る過程の中で、旧民進党が合流した希望の党(当時)に「積極的に行かれた」との見方を示した。
この『積極的に行かれた』と枝野代表がぼかしている理由が笑える。朝日新聞の報道によれば、当時、立憲民主党を結党したばかりの枝野代表は「うちから出て欲しい」と嘉田氏を説得したという。しかし、嘉田氏は「希望の党」へ参加。(参考記事)
しかも、あきらめが悪いことに選挙終盤にも立憲側は「推薦で形勢をひっくり返せる」と持ちかけたが嘉田氏は断ったという。
なんと、枝野代表は2回もラブコールを送ったのに、嘉田氏に振られていた。
・枝野代表「嘉田氏は右往左往した前科があるので、市民の支持を得られない」
小沢一郎自由党共同代表と2012年衆院選で日本未来の党を設立した経過にも触れ、「国会での野党5党1会派がそれぞれの立場から応援しようという構図をつくるには、あまりにも(嘉田氏が)右往左往した経緯がある。幅広い支持は得られない」と指摘した。
立民は1人区で野党統一候補擁立を目指している。滋賀選挙区では党県連が選考中で、「一番広く支持を得られるような人を提示し、できれば立憲の候補者でまとまってもらいたい」との意向を示した。
嘉田氏に2回振られた枝野代表は、嘉田氏が2012年に天敵・小沢一郎氏の誘いに乗って日本未来の党を立ち上げ、当時枝野代表が所属していた民主党を妨害した故に、共に惨敗したことも許せないと批判し、立憲の候補者でまとまるべきとも主張していた。
・枝野氏「嘉田氏は信頼できない」
嘉田氏での一本化が難しい理由を問われると、「幅広い市民の皆さんを含めて嘉田さんのこれまでの経緯から、みんな気持ちよくまとまることは困難」と説明。具体的な言及は避けたが、「知事をお辞めになって以降の一連の動きのこと」と指摘。「残念ながら(嘉田氏を)信頼することはできない」とも述べた。
また、枝野氏は、その6日後の記者会見でも「嘉田氏では気持ちよくまとまれないし、信頼できない」とまで断言している。
つまり、嘉田氏を支持することは「気持ちが悪いし、信頼できない行為」だというのである。
だが枝野代表は手のひらを返した
しかし、今年3月1日、立憲民主党は「嘉田氏が国民民主党を離党」というよくわからない条件で、せっかく彼ら立憲民主党が擁立した候補を降ろしてまで嘉田氏で一本化した。
一部の滋賀の市民からは嘉田氏、立民、共産の三候補で討論会や予備選を行おうという声が出ていたのに完全無視のトップダウンで決めた。何が「ボトムアップ」だ。とんだ詐欺師ではないか。
しかも、姑息なのは立憲民主党も枝野代表も、この点には公式HPのお知らせでも公式Twitterでも一切触れていないことだ。
しれっと公式HPに嘉田氏のページを写真抜きで「推薦」と掲載だけするセコさ。(参考)
推薦をもらって喜ぶ嘉田氏。
しかし、枝野代表が嘉田氏を、「信頼できない」「気持ちよく応援できない」「右往左往の前科」「一本化は無理なので、立憲の候補でいきたい」とまで批判していた過去は消えない。
少なくとも何らかの釈明が必要だが、今に至るも枝野代表はダンマリを続けている。こういうのを「二枚舌」という。
枝野さん、こういう人を市民の意思を無視して擁立していいんですか?