野党共闘大惨敗!野党結集で史上最低得票数&供託金没収の大阪12区
野党共闘すれば自民党を倒せるという神話が、デマだったことが証明された。大阪12区で行われた補欠選挙で、全野党が応援した宮本たけし候補が、供託金を没収されるほどの大敗をした。
宮本候補はもともと共産党所属だが、今回は無所属で出馬。共産党、自由党、社民党の推薦、そして、立憲民主党と国民民主党の代表を含む複数の国会議員が応援に駆け付けた。
しかし、それでも大敗した。何があったのか。
供託金没収&歴代最低の得票数!
大阪12区における歴代の共産党候補の得票を見てみよう。
以下は小選挙区制導入後の衆議院議員選挙における共産党候補の得票数である。
1996年 33,263票
2000年 29,623票
2005年 23,593票
2009年 19,053票
2012年 17,006票
2014年 18,257票
2017年 22,858票
2019年(今回) 14,027票
前回よりも8千票、実に約4割もの得票数を失った。史上最低の得票数で大惨敗だ。
しかも、今回の宮本候補は無所属となり、野党の協力を得て応援までしてもらったのに、このありさま。
野党共闘した結果、票を失ったのである。
野党共闘は、あらゆる市民から拒否。国民民主党は誰も宮本候補に投票せず
上記の画像を見ると、大阪12区の国民民主党、自由党、社民党、共産党の合計は8%。立憲民主党を足せば12%になる。無党派層の支持を足せば、もっと増えるだろう、というのが机上の計算だった。
しかし、実際の得票率は8.9%と、まったく支持者や無党派層を結集できていないことがわかる。
これは実際の出口調査でも明らかになっている。宮本たけし候補に投票したのは、立憲民主党は27%、なんと国民民主党は0%。ほとんど、だれも投票しなかった。自主投票にした立憲民主党ですら27%が投票しているのに、共産党の支援を受けている国民民主党が0%とはひどい裏切り行為だ。
共産党支持者も77%が投票したものの、別の言い方をすれば23%が他党の候補に投票している。共産党支持者の2割強が、無所属で出馬し、野党共闘した宮本たけし候補を支持しなかったわけだ。それも当然。せっかくの共産党候補なのだから、正々堂々と名乗れなければやってられないだろう。
衝撃なのは無党派層の得票。たった9%しか野党共闘候補の宮本たけし氏は得票できていない。これは一般の市民から完全に見放されているも同然。
一般市民がドン引きする面々が応援。
朝日新聞も共産党も惨敗を認める
この大惨敗は、野党びいき朝日新聞や共産党も認めている。
大阪の敗北は夏の参院選に向けた野党の候補者調整を難しくしそうだ。
(中略)
大阪12区補選では、共産が現職議員の宮本岳志氏を辞職させ無所属で擁立するという「奇策」に打って出た。(中略)共産の現職議員が無所属で挑むのは結党以来初めてという。
(中略)
共産側には、無所属からの立候補を選ぶことでほかの野党支持層や無党派層の票を集めることができれば、参院選1人区でも「共産系無所属」を擁立する野党共闘のモデルになる――との計算があった。立憲や国民はすでに自主投票の方針を決めていたが、共産幹部は宮本氏擁立を発表する直前に立憲幹部に打診。立憲側は「立憲票の6割は(宮本氏に)乗る」との見通しを伝えた。
応援に駆け付けた玉木代表
しかし、得票数は旧民主党出身の樽床伸二元総務相にも及ばなかった。共産幹部は「無所属にしてもうちの色が出るということなら、参院選でも同じ結果になる」と分析する。
野党6党派は補選の結果などを踏まえ、参院選1人区の候補一本化に向けた調整を加速させる構えだが、共産系候補の無党派層への浸透の難しさが表面化したことで、調整は難航する可能性もある。
辻本氏とともに応援に駆け付け、為書きを贈呈する枝野代表。
朝日新聞ですら敗北を認めた。その報道によると、共産党ですら「無所属にしてもうちの色が出るということなら、参院選でも同じ結果になる」と分析する。
結局、野党共闘では選挙に勝てない。選挙に勝つためには票を得るための作業が一番重要であり、他党との調整は二次的なものでしかない。たんなる野合として市民に見抜かれるからだ。
政治知新は、野党を壊滅に追い込む野党共闘を応援しています。