水野さち子参議院議員候補(福島県)は「県議時代の提出議案ゼロ」「発言もほとんどなし」のサボり魔

福島県から野党統一候補として、水野さち子氏が出馬することになった。

しかし、水野氏は、立憲民主党、国民民主党、社民党などが担いで、良識の府「参議院」に送り込むには、あまりにも不適格である。

●国民民主党所属から無所属に変更

水野さち子氏は、国民民主党の福島県議会議員。(国民民主党 水野さち子)国民民主党・福島県連筆頭副幹事長でもある。

7月に予定されている参院選で、県議の水野さち子氏(57)=会津若松市選出、2期=は2日、福島選挙区(改選数1)に立候補を表明した。水野氏は国民民主、立憲民主、社民各党の県連と無所属議員、連合福島でつくる「5者協議会」の統一候補として出馬要請に応じ、無所属新人で立候補する。

引用元 無所属・水野さち子氏が立候補表明 参院選、自民対非自民構図

これまでは、知事選や地方議員選で、無所属の候補者を政党が支持することがあった。

しかし最近では、こういった手法を野党が国政にも取り込み始めている。国会議員候補をあえて無所属にさせて、野党共闘という形で統一候補とするのである。

そもそも、政党に所属するということは、政党理念に共鳴し賛同しているからだ。今回の水野氏も、「国民民主党所属の野党統一候補」として出馬すればよい。

にもかかわらず、国民民主党に解党を迫る菅直人最高顧問や福山幹事長が属する立憲民主党からも、反安倍政権という理由だけで等しく支援をもらうのか。もしくは、国民民主党の政党理念とは相反する方向に向かうための、離党なのか。

無所属になった理由は以下の通り、政策や理念ではなく、野党共闘するための離党であった。

 5者は同日、福島市で非公開の会議を開いて参院選の対応を確認。連合福島の今野泰会長によると、国民側が水野氏への出馬要請を決めた経緯を説明した一方、ほかの非自民系から具体的な候補者名は出なかった。その上で国民以外の4者は、水野氏が離党して無所属となり、各党の推薦を受ける形で5者協議会として出馬要請する条件を国民側に提示した。今後、各党内で協議し、合意が得られ次第、出馬要請するとみられる。今野会長は「月内には出馬要請を終えて、(水野氏の)立候補表明に至りたい」と語った。

引用元 参院選・統一候補に水野さち子氏調整 5者協、離党条件に推薦

●「本県の身近な課題を国政の場にぶつけていきたい」しかし、本人の質問力「0」&提言力「0」

水野氏は2日、福島市で記者会見し「県民目線を大事に、本県の身近な課題を国政の場にぶつけていきたい」と意欲を述べた。

引用元 無所属・水野さち子氏が立候補表明 参院選、自民対非自民構図

水野氏は出馬の意気込みを上記のように語った。

しかし、水野氏は、その意気込みとは裏腹に、数少ない質問機会を中身の薄い発言と質問でお茶を濁していた。

「パンが好きな人もいるけど、お米を少し食べたい人もいる」

水野さちこ委員
次に、今ほど皆から話があった我々が食した県オリジナル水稲品種について、質問でもいろいろと話が出て資料はもらったが、やはり生の声でもう一度このよさを説明願う

水田畑作課長
(中略)本県が今般公表したが、平成18年と20年から長年かけて育成してきた福島40号と福島44号という2つの品種を最終選抜した。片方はやややわらか目、片方はややかた目であるが、どちらを選ぶかは大変大きな選択肢になる。我々としては、今般、9月補正に外部へのコンサル委託を計上しているため、そういったいろいろな意見を総合し、3年後の本格デビューに向け一本化していきたい。ただ、事前に説明したとおり、非常に高級な米はたくさんは売れない。やはり懐ぐあいを考えると、それなりの米ということであるが、県としては、福島40号か福島44号どちらかを選び、他県に匹敵する超ブランド米が本県にもあることを旗印にしたいということが願いである。今後ともいろいろな選択の方向があるため、その状況に応じ、委員に説明していきたい。

水野さちこ委員
今は手軽に食べられることからパンを食べることが多いかもしれないが、たくさんは食べないもののおいしい米を少し食べたいという方もいると思う。今説明のとおり、少し高目だがこれはおいしいという特色が出ると、そこにファンがついてくれることもあるのではないかと思うので、頑張ってほしい。

引用元 平成30年9月定例会 常任委員会

つまり、水野氏は以下のような無益な時間を費やし、税金の浪費をしている。

・既に議論されたテーマを、意味もなく蒸し返して質問
・既に配られた資料を自分で読めば良いものの、役人にわざわざ読み上げろと要求
・地元福島の米の全国拡販については一言も触れず、“美味しいお米を食べたい方もいる”という低レベルな一般論を発言

信じられないかもしれないが、水野氏は県議会でこの程度の発言と質問しかできない。さらに信じられないのは、福島県議の年収は1232万円だというから恐れ入る。(参考記事

●極端に少ない議会での発言と議員提出議案

水野氏の県議会での活動に疑問を持つのは、質問の内容ばかりではない。議会での発言回数や議員提出議案が極端に少ないのだ。

福島県議会の定例会別委員会記録(インデックス)を見ると、議員の発言や議員提出案を閲覧することが出来る。

例えば・・・

平成28年2月福島県議会定例会 議員提出議案付託表では、議員提出議案ゼロ。

平成28年2月定例会 常任委員会での発言は僅か1回。これで年収1232万円。

同年6月の提出議案もゼロで、議会発言もゼロ。

同年9月も提出議案ゼロで、議会発言はかろうじて1回。

同年12月も提出議案ゼロで、議会発言もゼロ。

一年を通して、提出議案ゼロで、発言は2回。

驚きのサボり魔であり、税金泥棒である。

このような人物が、国政選挙に野党統一候補として国政選挙に出ようとしているのだ。


与党統一候補を立てるのはいいが、人選をもっと吟味して欲しい。

良識の府と言われる参議院に、県議会時代に仕事をしていたのかどうかわからない人物を入れるのは国政に対する冒涜だ。

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