枝野代表失言!民主党政権が登校拒否に冷たかった過去があったのに……

枝野代表がとんでもない失言をした。

予算委員会集中審議の早期開催をめぐる与党側の対応を「登校拒否みたいな話だ」と批判し、謝罪に追い込まれた。「不登校」や「登校拒否」という言葉を否定的かつ罵倒するために悪用した、人権無視のとんでもない暴言だ。

それでも、枝野代表や旧民主党勢力が、「不登校」に対して過去にしっかりとした対策を取っていれば、まだ傷は浅かったはず。本音では違うと言えるからだ。

しかし、あの悪夢のような民主党政権時代、助けを求めてきた「不登校」の子供たちに対し、文部科学大臣が最低の対応を行っていたのだ。許しがたい。

いったい過去に何があったのか。

枝野代表の失言と謝罪の経緯

立憲民主党の枝野幸男代表は17日のラジオ日本番組で、衆参両院で予算委員会集中審議の早期開催に否定的な与党の対応に関し「堂々と審議拒否している。登校拒否みたいな話だ」と批判した。その後、ツイッター上で表現が不適切だと指摘を受け「ネガティブに受け取られる表現だった。おわびし、訂正する」と返信した。

引用元 枝野氏「与党は登校拒否」 直後におわびし訂正


上記が、枝野代表の失言と謝罪の経緯である。

ついぞ3月、横畠裕介内閣法制局長官が“国会では怒鳴らないで欲しい”と主張しただけなのに、その発言を撤回させた挙句、「撤回ですむ問題ではない」と辞職を迫った方々の頭目とは思えぬ発言だ。

他人の些細な発言を取り上げ、言葉狩りをしておきながら、自分の失言をtwitterで軽く詫びる枝野代表は、何を考えているのか。それこそ「訂正ですむ問題ではない。」

過去にとんでもない対応を民主党政権はやっていたのだから。

非情!平野博文文科大臣、不登校の子供たちの願いをはねのける

枝野代表が経済産業大臣として入閣していた野田政権で事件は起きた。

いじめや家庭的事情など本人にはいっさい責任がない理由で、不登校を余儀なくされフリースクールに通う子供たちが、「自分たちのような子供を出してほしくない」、そういった子供たちを救って欲しいと懇願するために、教育の最高責任者である文部科学大臣に直訴にやってきた。

平野文部科学大臣を訪れたフリースクールの生徒らは、「いじめで死んでしまうのか、無理して学校に行くかの2つの選択しか知らなかった」などと涙ながらに話しました。

そして、教育行政のトップの大臣が率先して、「無理して学校に行かなくて良い」と明言してほしいと求めましたこれに対して、平野大臣は「命を守るため、悩みを誰かと一緒に解決する環境を整えるため努力する」などと答えるにとどまりました。

引用元 テレビ朝日の報道

平野文部科学大臣(現在は国民民主党幹事長)の回答は、なんとも冷酷で非情な回答だろうか。

助けを求めてきた子供たちに対して、大の大人、それも大臣がこういった発言しかできないのだから情けない。

翌日には記者からも追及されたが、官僚答弁を繰り返すだけだった。

記者)
先日8月31日に、不登校になった子たちが大臣のところを訪ねられて、休んでもいいんだよというメッセージを大臣から発してほしいというようなことがあったかと思うんですけれど、これについては大臣にとっては今どうお考えでしょうか。

大臣)
確かに私も実際過去にいじめに遭われた方、あるいは不登校を余儀なくされた方のお声を聞きたいということで6名ぐらいの方々のお声を聞きました。その中で、こういう場合にいじめという事案に遭ったと、こういう場合にはどうしてもやっぱり不登校にならざるを得なかったという生々しいお話も私聞かせていただきました。その中で学校に行かなくていいということを大臣から発出しろというお声もあったことは事実でございますが、そのことはその気持ちとしては分かりますが、私としてはやっぱり命よりそれを超えた大切なものはないので、命を守る方法というのはいくらでもあるからということを申し上げて、それは発出しておりません。その気持ちは、命を守るという視点の気持ちは大切にしていきたいと、こういうふうに思っております。

引用元 文科大臣記者会見

これでは、いじめられてでも命が助かる方法はあるから、学校に行け!苦しくても我慢しろ!でも死ぬな!という根性論にしか聞こえない。

平野大臣の発言に、命があっても心が壊れたらどうするのか?という視点はない。当時の子供たちはさぞ絶望しただろう。もし、平野大臣が政治主導を発揮して、自分の言葉でメッセージを発してくれていればと思わざるを得ない。


枝野代表が当時、本当に不登校のことを考えていれば、平野大臣に何かしらの行動を促していただろうが、そうした事実はみうけられない。そして、この過去を反省すべきと思っていれば、今回のような失言もない。

東京シューレを訪問し、活動に参加する安倍総理。

なお、2014年には安倍総理が東京シューレ、下村博文文部科学大臣がフリースペースえんをそれぞれ訪問した。そして、下村文科大臣の主導で、2015年には文部科学省に. 「フリースクール等に関する検討会議」が発足し、また、2015年度文科省予算概算要求には、「フリースクール等支援」として約1億円が計上された。

文部科学省がフリースクールとの連携に力を入れ、不登校の子供たちを積極的に容認するようになったのは、民主党政権が滅亡してからのことだった。

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