立憲民主党群馬県連、極右の「NHKから国民を守る党」と神谷だいすけさんを応援。支持者を裏切る行為

立憲民主党が揺れに揺れている。

落合洋司参議院議員候補やイイダツヨシ神奈川県議候補といったヘイトスピーカーの公認を取り消しておきながら、「日本のこころ」党員疑惑があり、そして過去に外国人労働者を差別していたとされる神谷だいすけ候補を、ついに公認してしまった。

さっそくC.R.A.C.さんが抗議に動いているが、ここで更なる問題が発覚した。

なんと、神谷だいすけさんを応援している立憲民主党群馬県連会長の長谷川かいち衆議院議員が、日本第一党と並ぶ極右政党の「NHKから国民を守る会」宛に必勝を祈願する為書きを送っていたのだ。

立憲民主党群馬県連代表名で、NHKから国民を守る党候補に必勝祈願

上記は「NHKから国民を守る党」候補者の公式twitterへの投稿。確かにその候補者に対して、立憲民主党群馬県連会長の肩書で、長谷川かいち衆議院議員が「祈 必勝」と為書きを送っている。

為書き:選挙時に選挙事務所内に掲示する応援用のポスターのこと。その選挙事務所を訪れる関係者や支持者に「これだけの人物や団体から支援を受けている」と誇示する為のもの。

つまり、長谷川かいち氏は、立憲民主党の群馬県連会長として、「NHKから国民を守る党」を応援していることになる。

しかし、「NHKから国民を守る党」の実態をご存知だろうか?

「犯罪朝鮮人を射殺したオマワリさんバンザーイ!大阪府警も射殺しろー!」等と最低最悪の下劣な発言を行ったことのある、極右の中曽ちづ子氏を公認し、川西市議として現在も所属させるほどの極右政党だ。

C.R.A.C.さんもNHKから国民を守る党はネトウヨと断言。

立憲民主党が標榜する思想信条と相いれるとは全く思えない。支持者を裏切っていること甚だしい。そして、立憲民主党群馬県連の裏切りは、これだけではない。

支持者からの抗議を無視した挙句、神谷だいすけさんの公認を強行し、どや顔で紹介

過去に政治知新でも紹介し、大きな話題になった神谷だいすけさん。(参考記事

神谷だいすけさんは、日本国憲法はGHQの日本占領基本方針であり、安倍総理はGHQの後継者で許しがたいと過去に発言していたこと、はすみとしこの難民差別の書籍を好意的に紹介していたことが暴かれ、大炎上した。

当然、立憲民主党支持者から、「イイダツヨシや落合洋司と同じく公認取り消しすべき」との抗議の声が立憲民主党や群馬県連に殺到した。

しかし、両者はダンマリを続けた。そして、4月14日、公認候補として群馬県連の公式twitterがどや顔で紹介したことで支持者の怒りは爆発した。

コメント欄には、非難が殺到している。

・これ、アカン人。私はレイシストを当選させる為に立憲民主党を応援しているんじゃない。

・立憲民主党の候補者擁立について先日の件から全く学んでないのでしょうか。

・とにかく説明をしてください。このままでは他の候補者に影響が出るのでは。

支持者からの問い合わせを無視した立憲民主党にボトムアップを名乗る資格はない

この神谷だいすけさん問題で最低なのは、ボトムアップだとか皆さんの声を聞かせてほしいとか言っておきながら、立憲民主党及び群馬県連が無視を続けたことだ。

支持者からの「立憲民主党の主張する理念に違反している候補を擁立しているのは何故か?なぜ公認をしたままなのか?」という問い合わせを無視し、検討中だと繰り返した挙句に出馬させるという、支持者に対する最低の裏切りを立憲民主党は行ったのだ。

なお、神谷だいすけさんを公認した群馬県連の代表であり、たびたび神谷だいすけさんと演説をしたりネット番組で共演していた長谷川かいち衆議院議員の対応も、ひどい。

長谷川かいち衆議院議員のネット番組に登場する神谷だいすけさん。

問題が発生してから「毎週金曜21:00~ #YouTubeLive してます!距離を超えて皆様と繋がりたい!週一回「対話」をさせて頂ければ、と思います!何でも聞いてください!何でも答えます!(Twitter上からでも質問受け付けます!)」としていたライブ配信は統一地方選のためと言って配信中止。

長谷川かいち衆議院議員の公式Twitterへは神谷だいすけさんについての問い合わせが殺到しているが、無視したままだ。


神谷だいすけさんを擁立し、その過去が露呈してもなお守り続け、ついには正式に出馬させてしまった。その上、他党、しかも極右政党でもある「NHKから国民を守る党」に群馬県連会長が公式に為書きを送ってしまった。

そして、支持者からの問い合わせは無視。

これほどの有権者への裏切りはない。政治不信をこれ以上高めないためにも、立憲民主党と群馬県連は、早急に説明責任を果たすべきだ。それとも、立憲民主党は「NHKから国民を守る党」と野党共闘したいのか?

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