立憲民主党、「老人の為の政治」「若者は席をどけ!」を主張する「おまた一平」を参議院議員に擁立

立憲民主党がまたまた珍候補を参議院議員選挙に擁立した。「おまた一平」候補である。

おまた一平氏は「老人の、老人による、老人の為の政治」を主張し、若者は老人に席を譲れと説教する人物。あの有田芳生とも盟友関係にある。そして、福山幹事長は「おまたさんは伝説の人物。大先輩!」とまで持ち上げた。

どういう人物か。

立候補記者会見で老人以外を敵に回す

おまた一平は67歳の出版社社長で、あの有田芳生参議院議員の書籍も出版している。

彼は出馬記者会見で、福山幹事長の推薦の下、次のように出馬理由を述べた。

・有田芳生の本を出版する中で、立憲民主党の理念に共感し、自民党・公明党の腐敗を打破したい。

・訴えたいことは『老人力』。今の日本社会は、まったく老人にやさしくない。

・今日、ここに来る時に田園都市線に乗ってきたが、杖をついているお年寄りが目の前にいても、若者はイヤホンで耳をふさいで、スマホを叩いている!驚いたのは、次の駅で、隣の席が空いたら、金髪の20代後半の女の人がどん!と座ってしまった。優先席に中年や若者の男女がスマホでゲームを遊んでいて、目の前に老人が立っていても全く関心がない。

・町にベンチが少ないことも老人にやさしくない!

有田芳生のイベントに登壇するおまた氏

恐るべき傲慢さ。今の日本は、老人にやさしくない社会などではない。構図としては少数の若者が多くの老人を支えているのが現状だ。

また、日本の未来のことを考えれば、ベンチではなく、必要なのは保育園だ。
おまた氏はコンビニやマクドナルドの存在を無視している。108円(税込み)を払えば座れるではないか。
108円を支払いたくなければ、公共施設や公園に行けばよい。
それも嫌なら、ご自宅の椅子に座っていればよい。

どうしてもベンチが欲しければ、おまた氏が身銭を切るなり、年金生活者から募金を集めて設置すればよい。

記者会見で「若者は強者!老人は弱者!」と主張

当然、記者会見は炎上した。記者からは「老人の為の政治以外に、ほかに政策は無いのか?シルバーデモクラシーと批判される現状をどう考えるのか?若者政策は無いのか?」と厳しい指摘を受けた。

が、おまた氏は、偉そうな態度で答えた。

「あのねぇ?若者も必ず老人になるわけです。なぜ、老人に絞るかというと、30、40台もみんな老人になる。老人の為の政治は、弱者の為の政治になる。そこにいずれ老人になる若者を組み込んでいけばいい」

若者がいずれ老人になると主張するが、これは体育会系の後輩イジメのロジックと変わらない。いずれ上級性になるのだから、一年生は苛めてよいという理屈と同じである。

しかも、老人は弱者で、若者は強者であるかのような主張だが、集票力と数・財力・人脈の点で、どう見積もっても老人は若者よりも強者だ。勘違いも甚だしい。

主要政策は、老人の為の政治だけ!

おまた氏は、公式HPで主要政策を展開しているが、ひどい。

私の主張はただ一つ。『高齢者に優しい社会、日本の再構築』です。
引用元 おまた一平は、なぜ出馬することにしたのか

繰り返される傲慢さ。

『老人力』があります。簡単に言えば「出来ないことを楽しむ」心の持ちようが書かれています。しかし、こうした価値観も、政治や社会がサポートしない限り保てません。
(中略)
この「老人力」の眼でまわりを見ると、解決すべき課題のなんと多いことか!
引用元 おまた一平は、なぜ出馬することにしたのか

つまり、“日本の老人力はすごい”と自慢しておきながら、上から目線で“政治と社会が老人をサポートしろ”、と。矛盾、していませんか?

おまた氏は、老人が保育所建設に反対している事例は無視。

このような人物を、福山幹事長は「メディアの大先輩、伝説の小俣さん」と持ち上げた。
もはや立憲民主党は、老人票を目当てにするだけの政党になり下がった。若者や中高年の敵であり、高齢者を孤立させようとする立憲民主党は滅びるべきだ。

同時に、これで安倍総理と自民党の若者人気はさらに強固になるであろうことも再確認された。

おまた一平候補を温かい笑顔で見守る福山幹事長。立憲民主党は「老人の老人による老人の為の政治」を目指している。

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