東北高・羽生「高みを目指す」壮行会兼報告会で感謝…フィギュア
hochi 2011年3月8日10時54分
春季全国大会に出場する東北高の各部の壮行会兼結果報告会が7日、仙台市の同校で行われた。センバツ高校野球に出場する野球部と、フィギュアスケート四大陸選手権で銀メダルを獲得した羽生結弦(1年)らが参加。403人の生徒の前で、それぞれあいさつした。
四大陸選手権での銀メダル獲得を報告した羽生。「成績を残せたのも、ここにいるクラスメートや先生方のおかげ。さらなる高みを目指します」と、感謝を述べた。
シニア転向1年目を振り返り、「終わり良ければ全て良し。体力面などで課題はあるが、成長を示せたシーズンだった」と笑顔を見せた。来月の国別対抗戦は補欠のため、今季の公式戦は終了の予定。4、5月にはアイスショーが控えており、その後、来季に向けての本格的な準備に入る。
★★★
四大陸フィギュア銀の羽生、今季成績報告「高み目指す」
河北新報 2011年03月08日火曜日
http://www.kahoku.co.jp/news/2011/03/20110308t14020.htm
「自信になった」とシニア1年目のシーズンを振り返る羽生
2月に台北で行われたフィギュアスケートの四大陸選手権で男子2位となった宮城・東北高1年の羽生結弦(16)が7日、仙台市の同校泉キャンパスで今季の成績報告を行った。4回転ジャンプの初成功や、四大陸選手権の銀メダル獲得などで自信を得たシニア1年目。「さらなる高みを目指したい」と来季の飛躍を誓った。
成績報告は、今春の全国選抜大会へ出場する運動部の壮行会と併せて行われた。「表彰台に上れてよかった。充実した練習ができたのはクラスメートや先生方のおかげ」とあいさつした。
昨季のジュニア世界選手権の覇者は今季、シニアに転向。「成長と課題をしるせたシーズン」と振り返る。
デビュー戦、昨年10月のグランプリ(GP)シリーズNHK杯のフリーで、初めて4回転トーループに成功。その後の全日本選手権などでは失敗続きだったが、四大陸選手権で久々に華麗な4回転を披露した。「自信を取り戻せた」という。
だが、技術力向上の必要性は感じた。ライバルのジャンプの完成度や表現力は、ジュニア時代とレベルが違った。ジュニアよりも30秒長いフリーの演技時間などで、体力不足も痛感した。「四大陸選手権2位を過信せず、精いっぱい努力しないといけない」と、気を引き締める。
来季の目標は明確だ。「GPシリーズの表彰台に上がりたい」ときっぱり。その先には、同シリーズ6大会の上位6人によるGPファイナルがある。「出場できるよう力を付けたい」と胸を膨らませた。