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2020年3月7日 よる9時から放送
第1546回
ミステリーハンターが選ぶ
台湾遺産ベストテン
出演者
草野仁、黒柳徹子、野々村真、出水麻衣(TBSアナウンサー)
檀れい、土田晃之、畠山愛理、赤楚衛二、岡田圭右(ますだおかだ)
世界遺産検定1級のミステリーハンター・中山卓也が
台湾の魅力を味わえる‘台湾遺産’を選ぶ!
ミステリーハンター
中山 卓也
1988年12月13日生まれ、福井県出身。俳優として映画、ドラマ、舞台で活躍。趣味は登山、トレイルラン、野球観戦。世界遺産検定1級を持ち、空き時間を見つけては世界遺産巡りへ。
ミステリーハンターは今回で4回目。
次回「世界ふしぎ発見!」の舞台は台湾。世界遺産検定1級を持つミステリーハンターの中山卓也さんが、歴史やさまざまな物語を秘めた場所を巡り、心にグッときたものを‘台湾遺産’に登録!中山さんを魅了した台湾遺産とは?
奇抜な建築物、レトロな街並み
雄大な自然に伝統の祭り…
バラエティー豊かな‘台湾遺産’
台湾はいろいろな方から、親日で食べ物も美味しく居心地がいいと聞いていたので是非行ってみたいと思っていました。実際に訪れてみると、まさにその通りでした。帰国したばかりですが、もう今度はあそこへ行きたい、こんな旅がしたいと考えています(笑)。でも、僕が聞いた話からのイメージでは少し前の日本、昭和っぽい感じかと思っていたのですが、それはちょっと情報が古かったようです(笑)。台北は、高層ビルが建ち並び、現在もどんどん建設されている大都会で驚いてしまいました。
ある歴史上の人物にゆかりが…
今回の取材では、僭越ながら僕が感動したものを‘台湾遺産’とさせて頂きました。意外だと思われる方も多いと思いますが、実は台湾には世界遺産がありません。僕は世界遺産が大好きで、世界各国の遺産を調べたり学んだりしたからこそ思うのですが、世界遺産に登録されていなくても素晴らしい場所、文化が世界にはたくさんあります。台湾にもたくさんありましたし、そこで出会った方たち、伺ったお話にも感銘を受けました。中山登録の‘台湾遺産’は、すべて僕がみなさんに知って頂きたい、行って頂きたいものです!
描いたのは何と92歳のおじいさん!?
台北の問屋街・迪化街(てきかがい)
そして今回ご紹介する遺産は、それぞれが独特で、感動と共に驚きもあり、取材をしていてとても楽しかったです。街中に突如現れる前衛アートのような建物にびっくりしたときもありましたし、若い人たちが中心になってレトロな建物をリノベーションしている町で懐かしさやぬくもりを感じたときもありました。また建造物だけでなく、自然や文化遺産も取材をしています。願い事を書いたランタンを空へ飛ばすお祭りは感動しましたね!1時間毎に一斉にランタンを飛ばすのですが、初めて見た時には感動のあまり泣きそうになってしまいました。次の回を見た時もまた泣きそうになったので、この感情は撮影の時までとっておかなきゃと心を静めたほどです(笑)。たくさんの人たちの想いをのせたランタンがゆっくりゆっくりと空へ上っていくさまは本当に美しかったです。
十分のランタン祭り
ガイドは太魯閣族のノーカンさん
台湾の人たちから敬愛されている
日本人にまつわる遺産
今回の取材を通して印象的だったのは、台湾で愛され受け継がれてきているものの多くに日本が関わっていたことです。故宮博物院に次いで大きな博物館である奇美博物館を設立者、許さんが尊敬しているという八田與一(はったよいち)さんは、台湾の方たちの日本のイメージに大きな影響を与えた一人だと感じました。八田さんは台湾を豊かにするために生涯尽力された方ですが、その大事業を成し遂げるために、多くの日本人が台湾へ渡り、その時日本人が持ち込んだものが今も台湾で受け継がれているのです。日本統治時代には辛い想いをされた方もいると思うので、その当時にゆかりがあるものを取材する時には、申し訳ないような気持ちもあったのですが…。お話を伺った方からは「日本のおかげ」という言葉を何度も聞いて、嬉しく心が温かくなりました。今回ご紹介する‘台湾遺産’、日本とのご縁にも是非注目して頂きたいです!
コレクションを展示している奇美博物館
嘉義大学野球部。野球も日本が持ち込んだ