写真広場
写真部のカメラマンが撮影した数々のカットから、お薦めのもう1枚を紹介します
【野球】MAX146キロでも「スピードガン以上の速さ」ホンダ鈴鹿の同僚も絶賛!松本竜也のキレる直球2020年3月7日 1時6分
◇中部から飛び出せ2020ドラフト候補<社会人編>昨年は東邦高(愛知)の石川昂弥(たかや)内野手が中日に、星稜高(石川)の奥川恭伸投手がヤクルトにドラフト1位指名されるなど、注目を集めた中部地区のアマ野球。昨年同様の期待が集まる2020年のドラフト候補を紹介する。 誰よりも、本人が驚いたようだ。1月にあった中日のスカウト会議。ホンダ鈴鹿(三重)の松本竜也投手(20)=智弁学園高=は、注目選手の1人として自分の名前が挙がったことを、ネットニュースを見た友人からの連絡で知った。 「1、2年目で結果を残していないのに、注目してもらえてうれしかった。その評価を自信にして、今年は頑張りたい」 高卒1年目に、日本選手権で先発登板を経験したガッチリ体形の右腕。今年がドラフト解禁の3年目となる。直球は最速146キロ。ドラフト候補としては、驚くような数字ではない。自身も「出たのは、高校2年の秋で…。去年も146キロがMAXだった。寂しいです」と苦笑いするが、シート打撃で対戦したチームメートからは「スピードガン以上の速さを感じる」と言われるという。 その秘訣(ひけつ)の1つが投球フォーム。体のバランスを意識し、無駄な力を入れずに、リリースの瞬間に100%の力を放つ。「力感なく」が、松本の投球のキーワードだ。 「打者から見て、速く感じるというのは、中学時代から取り組んできたこと。これからも追い求めていく」。昨年はエースだった滝中(現楽天)の陰に隠れ、都市対抗、日本選手権での登板機会はなかった。勝負の今年は「出せるはずの力を、出し切れていない。直球の質をもっと上げたい」と意欲的に取り組む。 中日・清水スカウトは「低めに強い球を投げられる。あの球質で150キロが出たら、簡単には打てない。フォームもいいし、伸びしろがある」と注目している。「まずは、投手全員で力を合わせて結果を出したい。チームが勝てば、見てもらえる。できれば、上位指名でプロに行きたい」。日本ハム・清宮、ヤクルト・村上と同じ1999年度生まれ。「清宮世代」の右腕が、ドラフト戦線に名乗りを上げる。 ▼松本竜也(まつもと・りゅうや)1999(平成11)年9月18日生まれ、奈良県出身の20歳。177センチ、85キロ、右投げ右打ち。智弁学園高では、2年春から甲子園に3季連続出場。2年時にセンバツ優勝を経験したが、控え投手で登板機会はなし。3年春はエースとして2回戦に進出した。ホンダ鈴鹿では、1年目の日本選手権準々決勝・三菱重工名古屋戦で先発した。 PR情報
|