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【ドラニュース】

2020年、竜勝利の方程式は7回藤嶋-8回ゴンサレス-9回岡田 楽天戦の起用でほぼ見えた

2020年3月7日 紙面から

楽天-中日 8回裏の途中から登板する岡田=草薙球場で(川北真三撮影)

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 「2020年版の勝利の方程式」が完成だ。中日は6日、楽天とのオープン戦の8回に藤嶋健人投手(21)が打者2人を仕留めると、最後は岡田俊哉投手(28)が登板。残り1人を封じ無得点に抑えた。首脳陣はこの日までに、終盤の勝ちパターンの継投を確定。7回は藤嶋、8回は新外国人のルイス・ゴンサレス投手(28)、守護神は岡田を据える基本方針を固めた。

 2点ビハインドの8回、藤嶋が2死を取ったところでベンチが動いた。マウンドに送ったのは岡田だ。辰己を空振り三振に仕留めた左腕が「1アウトを取っただけですから」と言葉少なに振り返ったリレーの背景には、首脳陣の意図があった。

 与田監督は「9回裏がない可能性もあった。今日、岡田を使いたかったので」と説明。阿波野投手コーチは「岡田は連投が見たいので明日も起用します。(確実に登板できる)8回に行ってもらう」と補足し、重要なひと言を付け加えた。

 「9回に投げる機会はまた別の試合でつくります」。阿波野コーチは1月末の時点でこの楽天3連戦を守護神を決めるタイムリミットに設定。この日の試合前も「この3試合を見ていれば、われわれが何を考えているのかが分かると思う」と予告していた。

 考えていたことの一つが岡田の連投テストにあったことは明らか。昨季終盤から守護神として据えた左腕を、今季も継続することを念頭に置いていたのだろう。この3連戦の後に岡田が9回に投げる機会を設けるとなれば、それは守護神としてマウンドに上がることを意味する。

 オープン戦7試合のうち、岡田はこの日を含めて4試合に登板。いずれも最後を任された。ここまでの3試合はいずれも走者を出しながらも無失点で切り抜け、信頼を積み重ねてきた。

 一方、守護神を争ってきた藤嶋は4試合に登板。うち2試合は岡田の前が出番だった。1日の広島戦(ナゴヤドーム)は9回の1イニングを3失点。指揮官は「2人続けて同じことをしてしまえばなかなか信頼感は生まれない」と厳しく指摘した。

 

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