24年前に行方不明の女性2人か 車発見
24年前の1996年に行方不明となった氷見市の当時19歳の女性2人について、県警察本部は4日、関係するとみられる車両を射水市の海の中で発見したと発表しました。車の中からは人骨のようなものが見つかっていて、警察は2人との関連を調べています。
行方不明になっているのは、氷見市の田組育鏡さん(当時19)と屋敷恵美さん(当時19)です。県警によりますと2人は1996年の5月5日、それぞれの家族に「魚津市の坪野鉱泉に肝試しに行く」と伝え、その後行方がわからなくなっているものです。2日後に家族が警察に捜索願を出し、翌年3月には氷見警察署が公開手配をしていますが、現在も行方はわかっていません。
県警はことし1月になり、当時海に転落した車を見たという男性3人から具体的な話を聞き出し、それに基づいて3日、捜索をしていました。そして正午ごろ、射水市の富山新港岸壁付近の水深8メートルの海底で乗用車を見つけ引き上げたところ、2人が乗っていたとみられる車だとわかりました。
車は損傷が激しく、車内からは屋敷さん名義のガソリンスタンドのカードのほか、複数の人の骨のようなものがみつかっています。警察は見つかった骨が、行方不明となっている2人のものである可能性があるとみて調べています。