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【競馬・ボート・競輪】

悠々突き抜け有終のアンデスクイーン重賞3勝目 ルメール「特別な馬。この馬で重賞を勝てて本当にうれしい」 西園師も感無量「ゴール過ぎたときは涙が出ました」

2020年3月5日 19時41分

引退レースのエンプレス杯を制したアンデスクイーンと陣営。左から2番目が西園師、5番目がミシェル、6番目がルメール

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◇5日 第66回エンプレス杯(川崎)

 第66回エンプレス杯(Jpn2・5日・川崎競馬場・ダート2100メートル)は、1番人気のアンデスクイーンがラストランで重賞3勝目を挙げ、有終の美を飾った。勝ち時計は2分16秒9。1馬身1/2差の2着にナムラメルシー、さらに2馬身差の3着にパッシングスルーが入った。

 引退するのが惜しいくらいの強さをみせた。スタートをゆっくり出て後方待機。先行馬がそろいペースは上がり、位置取りとしてはばっちりだった。2周目の3角手前からルメールが促すと前団に進出開始。楽な手応えで前に行くと4角では3番手に押し上げる。直線に入り前の2頭を捕まえると悠々突き抜けた。

 2018年12月の立志Sを勝ち、晴れてオープン入りしたのが4歳暮れ。ルメールがJRA年間最多勝利の新記録215勝を達成したときの相棒がアンデスクイーンだった。「JRAの新記録を取りましたし特別な馬。この馬で重賞を勝てて本当にうれしい」と、名手は歓喜に酔いしれた。

 一方の西園師も感無量の様子。「花道を飾れて感激しています。ゴール過ぎたときは涙が出ました。まだ走らせたい気持ちはありますが、この子の子どもで頑張りたい」。この後はノーザンファームに戻る予定。タフなメンタル、丈夫な脚元、類いまれな成長力はきっと産駒にも引き継がれるはずだ。

 

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