みなさんこんにちわ。
今回は小田原市役所の不祥事が続発する理由についてお話します。小田原市でそんなに不祥事があるのか?という疑問を頂きそうですが、たくさんあります。
加藤憲一市政になってからの不祥事をまずは列挙してみます。
加藤憲一市長が起こした小田原市役所内の不祥事
2013年5月 男性職員が女性職員に対するわいせつ行為
2013年9月 公文書改竄問題
2013年11月 ⼩⽥原市⽴⼩学校の男性教諭による児童へのわいせつ行為
2014年4月 職員が児童・こども手当から1360万円詐取
2019年12月 競輪場⾦庫から930万円着服
など
他にもあるが、ぱっと出るだけでこれだけの不祥事が起こっています。
(その他にも不祥事あるよという方はコメントなどで教えてください。)
こうした不祥事の要因として報じられたのが、面接重視の採用方針だ。加藤憲一市政から始まった採用形式です。
小田原市の新人職員による不祥事が相次いで発覚している。マラソン大会での代走や消防学校でのセクハラといった行為は、市が「人物重視・面接重視」の狙いで導入した職員採用方式の実効性が早速問われることになった。教養試験をなくした影響があるとの指摘もあり、人材確保策の検証が求められそうだ。【2013/11/29 神奈川新聞 ⼩⽥原市新⼈職員不祥事相次ぐ、問われる「⾯接重視」】
小田原市役所ではやる気があり、小田原への愛さえあれば職員として採用する方針を出しています。そのため、地方公務員が通常受けるはずの筆記試験は無しで面接のみで採用されているのが現状です。他の市では筆記試験で落ちるような人材が小田原市では採用されてしまうのです。
そもそも、わいせつ行為を繰り返すような人物を面接で採用しているのですから、ザル採用と非難されても仕方ありません。
管理人の周りでは、小田原市の採用試験の不透明さについて不満を持つ声を多々聞きました。面接のみで決まるということは忖度し放題ということです。市長や市の幹部の個人的嗜好によって当落が決まっているのではないかという疑いは払拭することはできません。
面接は重視して良いですが、筆記試験は最低限度で行うべきものだと考えます。
市長自身の失政に対する処置も甘い
もちろん、市長自身の失政も起こっている。直近では2017年2月の会見で明らかとなった市民ホール建設の不手際です。旧芸術⽂化創造センター(現市⺠ホール)の実施設計図書に基いた通りに整備することができず、10億円の追加補正予算を組むことになったのだ。これは大きな損害です。(H26年度一般会計予算は630億円である。)
しかし、この大きな損害に対して市長自身がとったケジメは3カ⽉間、⽉額給料を10%減額するのみであった。非常に軽い、軽すぎると思いませんか???
市長自身がこのような甘さであるから、不祥事は絶えません。
生活保護ジャンパー事件が何故起こったのか?
小田原市の不祥事として忘れてはいけないのが2017年1月に発覚した生活保護ジャンパー事件です。これは「生活保護なめんな」や「生活保護悪撲滅チーム」などの内容が書かれたジャンパーを2007年より10年にわたり生活保護業務を担当する小田原市職員が着ながら職務についており、生活保護受給者などとも応対した事件です。
10年にわたってこのジャンパーを着ていたのに気づかなかった市長も市役所職員もおかしい。まったくガバナンスが効いていないことがこの件ではっきりしています。
市長は職員のことなど全然みていなかったのである。2013年の不祥事を受けて「小田原市職員コンプライアンス推進委員会」」を立ち上げているにも関わらずである。恐ろしいことです。ちなみに、推進委員会を小田原市ウェブサイトでみていただければそれも納得のすっからかんな中身です。
以上のことから、小田原市長に加藤憲一が続投した場合は引き続き不祥事が続くことが予見されます。