1月の全日本高校女子選手権で2大会ぶりの優勝を飾った藤枝順心サッカー部の3年生20人が3日、卒業式を迎えた。GK松井里央が「いろんな思いがこみ上げました」と言えば、主将としてチームを引っ張ったDF長江伊吹も「濃い3年間でした。寂しいです」。この日がちょうど18歳の誕生日だった長江は、校門へ続く花道に整列した下級生から「♪ハッピーバースデー」と歌で祝福され、感激に目を赤くした。
お互いの写真撮影が一段落すると、3年生は校門に一列に並び、「3年間ありがとうございました!」と大声で校舎にあいさつ。長江は新主将のMF柳瀬楓菜(2年)と抱き合い、「プレッシャーもあると思うけれど優勝を目指して頑張って」とエールを送った。