動物園「富山市ファミリーパーク」（同市古沢）のライチョウ１羽が４日、繁殖のため「那須どうぶつ王国」（栃木県）に搬出された。

　全国の動物園が毎年、ライチョウの個体数を増やそうと動物園間で移動している。搬出されたのは体長３５センチほどの１歳の雌。２歳の雄も搬出予定だったが、体調面に不安が見られたため見送られた。

　今回の搬出でファミリーパークの雌のライチョウは５羽となる。担当者は「今回は雄の移動が中止となり残念だが、雌が繁殖に成功しライチョウが増えてくれれば」と話した。

　石川県から雄２羽が４日、那須どうぶつ王国に搬入された。　（山岸弓華）