「マスク消毒すれば再利用OK」経産省検討 効果は?[2020/03/03 20:19]
マスク不足に新たな一手です。経済産業省が、消毒液で再利用できると周知することを検討です。
使い続けるべきか捨てるべきか。マスク不足が続くなか、悩むのが替え時です。その答えとなるのでしょうか。2日、経済産業省の幹部からこんな話が浮上しました。
経済産業省の幹部:「『再利用が可能であることを周知する方向』で検討している」
使い捨てマスクについて消毒液をかけ、乾かしたうえで再利用ができると伝える方向で検討しているといいます。
「Jチャンネル」では先月27日、マスクの使い回しについて警鐘していました。これは手に入らない時、飛沫(ひまつ)を防ぐためという条件での話でした。一方でこの直後、WHO(世界保健機関)はこんな見解を明らかにしています。
WHO事務局次長:「マスクの着用をしなくても感染の危険性が高まるわけでない」
過剰に使われることで、必要な人にマスクが行き渡らなくなるというのです。ただ、日本人にとってマスクには特別な意味がありそうです。心理カウンセラーもマスクには心を癒やす役割があると分析。
プロフェッショナル心理カウンセラー・浮世満理子氏:「私はこんなに気を使っているでしょというような、自分はこれだけ健康に対して意識が高いというアピールにはなる。もっともらしいというのがすごく大切で、口と鼻を覆うということが非常に効果があるような錯覚を起こしている」
こうした背景があるのでしょうか。幹部によれば再利用は2、3回程度は可能だといいます。その一方で医療関係者や感染の疑いがある人は再利用はNGとしています。